漫画・アニメで人気の「鬼滅の刃」の最強の人喰い鬼と言われる「上弦の壱・黒死牟(じょうげんのいち・こくしぼう)」のネタバレをしていきたいと思います。
黒死牟は現在発売中の単行本19巻で戦っている相手であり、かなりの強敵です。
そして、黒死牟はその強さとは裏腹に大きなコンプレックスを抱えています。
「強くなりたい、強くなりたい、強くなりたい」
その意識とコンプレックスによって黒死牟は生まれた・・・と言っても過言ではありません。
それでは、「上弦の壱・黒死牟」について紹介していきたいと思います。
目次
黒死牟(こくしぼう)のネタバレ一覧
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレなどを項目ごとに用意しました!
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黒死牟(こくしぼう)
鬼舞辻無惨が選別した最精鋭・十二鬼月、その中の頂点たる“上弦の壱”。
真に最強の鬼である。
顔面に三対六つの眼を持つ男。
中央の一対の左右それぞれに「壱」「上限」と浮かび上がっている。
刀を帯びた剣士風の出で立ちをしており、痣が左の額と右首筋から右顎にかけて浮かび上がっている鬼。
継国縁壱の双子の兄にして、時透無一郎の先祖。
月の呼吸の剣士。
刀は鬼の力の産物で、壊れても再生する。
筋肉の動きを視覚として修得している。
無限城では、無一郎、玄弥をたやすく倒し、実弥も追い詰めるが、増援として現れた鬼殺隊最強の柱たる悲鳴嶼と交戦。
弟を追って剣技を極めるために鬼殺隊入りしたが、痣を持つ者が短命となることに絶望し、無惨に付け入られ鬼となった。
ファンブックによると、鬼舞辻は黒死牟をビジネスパートナーと評価している。
縁壱に劣等感を抱いていた。
人間の時の名は継国巌勝。
戦国時代の武家の長男として生まれた。
継国巌勝(つぎくにみちかつ)
十二鬼月の上弦の壱「黒死牟」が人間だった時の名前。すなわち本名。
鬼殺隊の核となった始まりの呼吸の剣士の同志達の一人。
そして、炭治郎の夢の中に現れた耳飾りの剣士こと『継国縁壱(つぎくに よりいち)』の双子の兄で、継国家の長男だった。
また、系譜上は鬼殺隊の霞柱である時透無一郎と有一郎の遠い先祖に当たる人物(なぜ名字が違うかは不明。女系なのかもしれない)で、本人曰く「継国の家に置いてきた」という。
また、見た感じ子供二人で男だと思われ、霞柱は男系であったことがわかる。
また、上述した自身と無一郎の関係については自ら語っており、童磨と同様に人間だった頃の記憶を明確にハッキリと残している。
本人の口から戦国時代から無惨に仕えている事から語られており、十二鬼月どころか無惨が生み出した全鬼の中でもかなり古参の部類に入ると思われる。
その経歴や戦歴から鬼喰いの剣士とも戦ったことがあり、自身と弟がかつてそうだったからなのか、鬼狩りの兄弟(実弥と玄弥)についても思うところがあるようで、まるで思い出を手繰るようにしながら戦っている。
黒死牟(継国巌勝)の過去
元々、継国縁壱とは双子として生まれたが、当時の時代において双子はお家騒動の元になるとして不吉とされ、更に縁壱の方は生まれつき額に痣があり周囲からも不気味に思われ、そのため忌み子として生まれてすぐに父から殺されるように言われるほど、疎まれていた。
(当時は犬畜生ともいわれ不吉に思われたことも要因。著名に結城秀康などがいる。また、日本に限らず中国や西洋など世界各国でも同様の理由で気味悪がられていた)
しかし、これに母が烈火の如く怒って反発し、周囲の反対を押し切って縁壱を守り、
「10歳になったら寺に出家させて僧にする」
という条件で不問とされた。
一方の巌勝の方は弟の縁壱に対しては、両者が幼い頃縁壱が三畳の部屋に置かれていた事や、親離れ出来ないためか常日頃から母の左脇にしがみついていた事から憐れみの感情を抱き、手作りの笛をあげることまでした。
そんな中、縁壱はいきなり喋りだし、ずば抜けた剣の才能を発揮して巌勝の師範を打ち倒す。
巌勝は今までの弟とはあまりに違いすぎる才覚と言動に心中では不快感を隠しきれなかった。
縁壱が剣技の才能に優れていることが周囲に知られ、継国家の跡継ぎは弟に、寺にやられるのは巌勝になるのではと考えられたが母の死後、縁壱は忌み子の自分と兄の処遇を考え、独り出奔する。
その時母親の日記で縁壱が母にしがみついていただけではなく、病魔に蝕まれて身体が不自由な母を支えていた事を知り、憐憫は嫌悪に変わっていった(彼からすれば母親の容態を見抜けなかった自身は親不孝者と判断したのだろう)。
忽然と縁壱が姿を消したことで跡継ぎ問題は一応は解決し、彼の中にある縁壱への憎悪や嫉妬は一旦は治まった様に見え、十数年ほど緩やかな時間が流れる中で妻を娶り、子供を設けている。
そんな折、鬼狩りとして密に活躍していた縁壱によって、配下ともども鬼から救われる形で二人は再会することになった。
十数年の時を経て再会した縁壱は、巌勝を超えるほどの優れた剣技と人格を持つ人物となって巌勝の前に現れ、巌勝の胸には縁壱に対するかつての嫉妬と憎悪の炎が燃え上がり、その強さと剣技を手に入れようと、今までの生活と妻子を捨て縁壱と同じく鬼狩りの道へと足を踏み入れる。
縁壱の元で剣と全集中の呼吸を学び、縁壱と同じく痣を発現するまでに至るが、それでも縁壱の操る日の呼吸には遠く及ばず、そればかりか痣を発現させた者は二十五歳になる頃には死亡するという副作用までも見つかってしまう。
いつしか、巌勝の人生をかけた目的は縁壱を越えることになっていたが、それを叶えるどころか、その為の鍛錬の時間すら残されていないことを知る。
継国巌勝が鬼(黒死牟)になり縁壱と交える
「ならば鬼になればよいではないか」
そんな中、鬼狩りの剣士が使う全集中の呼吸に興味を持っていた鬼舞辻無惨によって、そう唆される。
無惨への崇拝に近い態度は、抑々鬼狩りに対し強い意欲を持っていなかったこと、痣の寿命や弟への感情から解放してくれたという感謝の気持ちから来ていると思われる。
無限の時の中で修練を積めば、いずれは縁壱を超えられる。
その思いから、鬼への道を歩み、十二鬼月となった巌勝であったが、それから60年後。
縁壱は鬼化した巌勝の目の前に現れる。
痣者でありながらも、八十を超えた老いた姿となって表れた縁壱を前にして、動揺を隠し切れない巌勝に対して、宿敵となった弟は涙を流しながら言う。
「お労しや、兄上」
自分よりも遥かに老いた姿の弟に泣きながらそう言われた巌勝は、今までに感じたことのない感情を覚えながらも互いに剣を構え、そこで再び縁壱という剣士の底知れない恐怖を感じることになる。
自分よりも老い、鬼よりも弱い人間のままであるはずの弟は、あっさりと自分を死の淵へと追い詰め、焦りと嫉妬に身を焼かれながら、あと一撃で死ぬ。
そう実感するところまで追いつめられる。
しかし・・・あと一撃のところで肝心の縁壱は寿命を迎えてしまい、立ったまま死亡する。
巌勝の目的は最後まで果たされることはなく、その姿に黒死牟は、縁壱にこれまでより強い憎しみを込め、縁壱の遺体を斬ったが、その死体から転がり落ちたのは、幼い頃に巌勝が縁壱にあげた笛であった。
縁壱の思いは死に際してもなお、変わっていないことを知り、本来あるべき双眸から涙を流した。
縁壱のようになるため、縁壱を超えるために、家も、妻子も、人間であることも捨て去り、なおも強さを求め続けた鬼は、結局は何一つ手に入れることはできなかった。
「私は一体何のために生まれてきたのだ・・・教えてくれ・・・縁壱」
そして、黒死牟として、柱たちに倒された巌勝は灰となって消えていきながらも、その懐には、かつての縁壱に渡した笛を持っていた。
巌勝は数百年もの間、弟への想いを手放すことは出来なかった。
最強にも、武士にも、縁壱の兄にも、巌勝はなりきれなかった。
※黒死牟の最期についての詳しい内容は、下記の鬼滅の刃のネタバレ記事よりご覧くださいませ。
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