朝ドラ「エール」もいよいよ後半戦がスタートし、物語は戦争は前半の賑やかな雰囲気とは異なってきました。
本来朝ドラ「エール」は第26週までの放送の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で放送が中止され、第24週までの放送となりました。
第17週では戦争ど真ん中で裕一(窪田正孝)に召集令状が届きます。
そして第18週では戦争が終わり、第19週では戦後の新しい時代の幕が開け、裕一は「長崎の鐘」を発売し、大ヒットします。
そこから第19週では全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」を久志(山崎育三郎)に歌って欲しいと裕一は依頼するが、久志は戦後の農地改革で実家の土地や財産を失い、父親が亡くなってしまい、酒と賭博に明け暮れて自暴自棄になっていた・・・。
そんな久志を裕一は甲子園球場に誘い、作詞をした多田良介が、足の怪我で甲子園の道を絶たれえるという絶望を経験したからこそ、この詞を生み出せたこと、そして裕一が久志に戦時歌謡を誘ったことなどを詫びる。
そして遂に、久志は「栄冠は君に輝く」を歌う決心をしました。
第21週では、音(二階堂ふみ)が帝都劇場で上演されるオペラ「ラ・ポエーム」のオーディションに挑戦し、一次審査を合格。
そして二次審査で音楽学校での同級生である夏目千鶴子と再会する。
無事に音は二次審査も合格し、最終審査に臨むが、そこで他の応募者との実力の違いをまじまじと感じた・・・。
しかし、最終審査の結果は“合格”だった。
音は「古山裕一の妻」という話題性を狙って合格になり、自分の実力で勝ち取ったわけではないことを知る。
その事実から、音は舞台の降板を申し入れるのと同時に、裕一が作曲した曲を大きな舞台で歌うという2人の約束を果たせなかったのことを裕一に詫びる。
それから半年後、裕一はとある教会に音を連れ出し、そこで裕一は慈善音楽会を開いた。
そこで久志と藤丸のデュエットなどが行われ、最後に裕一は
「最後に歌いますのは、私の妻・古山音です。僕が音楽家を続けてこられたのは、彼女のおかげです。かけがえのない、僕の恩人です」
と言い、裕一が音のために作曲をし、鉄男(中村蒼)が作詞をした曲を音は心を込めて歌い上げ、久しぶりに晴れ晴れとした笑顔を見せるのだった。
第22週では、鉄男の弟・典男と鉄男の再会の話です。
鉄男は子供の頃、一家四人で夜逃げをし、山奥の掘立小屋で暮らしたいたのだが、ある日弟の典男が突然家出をした。
必死に探すも、典男は見つからなかった。
すると鉄男の母の富紀子が
「鉄男もこんな家は捨てて、好きに生きればいい」
と言いだした。
その翌朝、家を出た鉄男は藤堂のつてを頼って新聞配達店で住み込みで働き始めたのだった。
鉄男は、裕一からの依頼で母校の福島信夫小学校の校歌の作詞をすることになった。
そのこともあり、裕一と鉄男は福島に帰り、戦死した藤堂の墓参りをし、喜多一に帰ると、そこで鉄男は弟の典男と再会する。
典男は町外れで理髪店をやっており、小学生の息子から校歌の譜面を見せられて、自分の兄が作詞をしたこと、自分の兄が作詞家をしていることを初めて知ったという。
裕一は、浩二(佐々木宝)を通じて農業会から頼まれた歌「高原列車は行く」の作曲をするために喜多一に残り、そこに音も合流する。
華は看護学校に進学し、忙しいため留守番をしている。
そして浩二は、農業指導をしている畠山リンゴ園の一人娘・まき子に恋をしていた。
しかしまき子は、東京の親戚の会社に働きに行きことが決まっていていた。
これは、戦死した恋人のことをいつまでも引きずっているまき子に区切りをつけさせたいという父親の配慮だった。
しかしまき子は、勝手に父親が決めたことを怒っていた。
そんなまき子に浩二は、「まきちゃんは自分の幸せだげ考えで。俺・・・応援すっから・・・」と煮え切らない態度をする。
そんな浩二を見た音は、浩二に「まき子は東京行きを止めて欲しいのでは?」とアドバイスをされ、浩二は自分の気持ちを素直にまき子に伝える。
浩二の素直な気持ちを待っていたまき子は、浩二の気持ちを受け入れ、二人は結婚するのだった。
そして、裕一が作曲した「高原列車は行く」は大ヒットし、その歌が流れる中、リンゴ園では二人が仲良く作業をするのだった・・・。
第22週までのざっくりとしたネタバレはこんな感じです。
第17週第18週で葛藤する裕一や周りの仲間・家族
裕一に、召集令状が届きました。#朝ドラエール#窪田正孝 pic.twitter.com/3lHDColY9i
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 2, 2020
裕一のもとに召集令状がくるのですが、裕一の召集は解除となった。
その理由は「曲作りで国に多大な貢献をしているから」というもの。
これに裕一は「僕だけ特別ってことですか?」と違和感を感じる。
そんな裕一は三隅に依頼された映画「決戦の大空へ」の曲「若鷲の歌」を書き上げる。
その曲のヒットから、裕一は戦場へ出向く兵士を応援するような曲を作る・・・と使命感を感じるようになるのだが、音も五郎も鉄男も、人を戦争へと、争いへと掻き立てるような曲は作ってほしくないと裕一に懇願するも、裕一は何かに憑りつかれたかのようにそれを拒否する。
しかし、裕一は自分を音楽の道へ進ませてくれた恩師、藤堂の死から、戦争への捉え方が変わる。
戦場へ行き、人は死ぬ。
そして日本はこの戦争に負ける・・・恩師の死や戦争に負ける現実、兵士の悲痛を胸に、そして音の音楽教室に来ていた弘哉の死を目の当たりにし、裕一は
「音楽が憎い」
と悔やんでしまいます。
そのように、第17週第18週は戦争でのことが描かれ、裕一にとって身近な人物の死が訪れます。
これまで明るい雰囲気だった朝ドラ「エール」なのですが、この戦時中の話は朝から重たい話になります。
第19週では久志(山崎育三郎)の苦悩が描かれる
「 #露営の歌 」の歌唱メイキングをお届けします🎼#朝ドラエール#山崎育三郎 pic.twitter.com/A38XTHiNDX
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) September 28, 2020
これまでプリンスとして輝いてきた久志ですが、戦争の影響で賭博や酒にハマる世捨て人のようになってしまいます。
ここにも戦争の影があるんですね。
そんな久志は、裕一の説得などから、また歌うようになるのですが、戦争は色々な苦悩を人々に与えました。
戦時中の話から朝ドラ「エール」の視聴率は伸び悩んでしまう!?
朝ドラ「エール」は放送休止までは平均20%前後の視聴率をキープしてきましたが、放送が休止され、再放送で対応した時に、視聴率はどんどん下がっていきました。
そこから再び本編が放送されているのですが、視聴率はイマイチ伸び悩んでいます。
そこに来て今度は戦争の話になると、よりいっそう視聴率は伸び悩んでしまいそうです。
もちろん、NHKは視聴率は関係ないとは言えど、受信料を徴収している以上は、それに見合った放送をしないといけない・・・というのもあると思います。
そこでNHKを代表するドラマの一つである朝ドラが視聴率不振だと、正直局側も、視聴者としてもあまり面白くないわけですよね。
これから朝ドラ「エール」は戦争の話を終え、戦後日本を応援するような作曲をする裕一の活躍にスポットが当てられます。
現在ネタバレしている第22週から、残り2週の23週、24週ではどのような「エール」が届けられるのか・・・。
戦争を経験した裕一はどのように我々に「エール」を届けてくれるのか・・・最終週の最終話が放送されるその時まで、朝ドラ「エール」を楽しみにしましょう!
※これまでの朝ドラ「エール」のネタバレは下記記事よりご確認ください。
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