【レンアイ漫画家】あらすじネタバレを1話~最終回結末まで紹介!原作との相違点は?

フジテレビの木曜ドラマ「レンアイ漫画家」の1話から最終回、最終話・結末のあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信などについて紹介したいと思います。

「レンアイ漫画家」はもともと漫画原作の実写ドラマ化作品なのですが、ドラマでは原作とは違うよな展開も期待できます。

原作漫画は急展開で物語が進んでいきましたが、ドラマでは丁寧に描かれるのか!?

それでは先ずは「レンアイ漫画家」の動画配信のことから紹介したいと思います。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」の無料動画や見逃し配信の視聴方法

先ず、見逃し配信と言えば「TVer」が一般的なのですが、「TVer」では最新のドラマが見逃し配信として一週間しか配信されません。

今回ご紹介するフジテレビ木曜ドラマ「レンアイ漫画家」も例外ではありません。

では、どうすれば見逃してしまった「レンアイ漫画家」を見ることが出来るのか、またもう一度1話や2話、見逃してしまった3話や4話が見たい場合に、「レンアイ漫画家」をどうすれば見ることができるのか・・・「レンアイ漫画家」の動画配信を見る方法は一つだけあります。

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フジテレビが運営している動画配信サービスという事もあり、フジテレビ系のドラマやアニメに強く、フジテレビの最新ドラマを独占配信しています(オリジナルストーリーも複数あり)。

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ドラマ「レンアイ漫画家」のネタバレ一覧

ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレなどを項目ごとに用意しました!

気になる箇所をクリックしてみてくださいませ!

・全話のあらすじネタバレはこちらから

・最終回結末についてはこちらから

・キャスト情報はこちらから

ドラマ「レンアイ漫画家」の基本情報

フジテレビの2021年4月スタートの木曜劇場は、鈴木亮平さんが主演を務める『レンアイ漫画家』を放送することが決定しました。

鈴木さんが地上波民放連続ドラマの主演を単独で務めるのは今作が初めてとなります。

さらに鈴木さんが漫画家役を演じるのも今作が初。王道ラブコメに挑む鈴木さんの新境地にぜひご注目ください。

今作は、漫画一筋で恋愛下手なレンアイ漫画家と“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子、そんな恋に不器用な二人の、笑えて、ほろっとくるハートフルラブコメディーです。

【原作】
山崎紗也夏 『レンアイ漫画家』
(講談社モーニングKC刊)

【脚本】
松田裕子

【主題歌】
佐藤千亜妃 『カタワレ』
(EMI Records)

【オープニングテーマ】
BiSH 『ZENSHiN ZENREi』
(avex trax)

【音楽】
末廣健一郎 演出石川淳一 / 小林義則 / 淵上正人

【編成企画】
佐藤未郷 / 江花松樹 プロデュース小林 宙

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」のあらすじ・ネタバレ

漫画一筋で恋愛下手なレンアイ漫画家と“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子、そんな恋に不器用な二人の、笑えて、ほろっとくるハートフルラブコメディーです。

主人公・刈部清一郎(かりべ・せいいちろう)は、人付き合いが苦手の変わり者で、外に出ることもほとんどなく、常人には理解できない思考回路を持つ天才漫画家。

アシスタントもつけず一人きりで、少女漫画の金字塔と呼ばれる大ヒット漫画の連載を続けています。

顔出しは一切せず、女性名のペンネームで正体を隠し、そのプライベートは謎に包まれていました。

そんなある日、弟の忘れ形見を引き取る羽目になり、孤高の生活が乱れていくことに・・・。

一方、夢無し、彼無し、仕事なしのアラサー女子・久遠あいこ(くおん・あいこ)は、初恋の人の葬儀で、その兄の清一郎と衝撃の出会いを果たします。

「俺のためにレンアイしろ!」と清一郎があいこ出したとんでもない仕事の依頼。

それは、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションをする、というものでした。

清一郎のむちゃぶりのもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりの悲喜劇を繰り返すあいこ。

清一郎と喧喧囂囂(けんけんごうごう)、丁々発止を繰り広げていくのですが・・・。

恋愛を始めることが難しい現代にお送りする、不器用だらけのコミック・ラブストーリーです。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」1話のあらすじ・ネタバレ

久遠あいこ(吉岡里帆)が働く『あかり葬祭』では、若くして亡くなった苅部純(白石隼也)の葬儀が営まれていた。

純は、あいこの高校時代の初恋相手。

あいこは先輩社員から純の忘れ形見の息子、レン(岩田琉聖)の面倒を見るよう指示される。

母親もいないため、レンは突然ひとりになってしまっていたのだ。

あいこがレンに挨拶をしていると、黒のパーカーでフードを被った大柄な男がやって来る。

あいこがレンに誰かと尋ねると、伯父だと答えた。

純の兄、刈部清一郎(鈴木亮平)だった。

葬儀にそぐわないその風体に、親戚たちは変人にレンが育てられるのか?と呆れている。

あいこが、そんな声を聞いているとレンがいなくなった。

高所にいるレンを見つけたあいこは、その姿に純を重ねる。

あいこは高校時代に純に何回も告白して交際してもらったことなどをレンに話し、思わず涙目に。

そんなあいこに、レンがハンカチを渡そうと放ると、いつの間にか現れた清一郎がキャッチした。

驚くあいこに、清一郎は「レンアイしろ!」と言い放って詰め寄る。

あいこは思わず清一郎を突き飛ばしてしまった。

頭を打ってうずくまる清一郎だが・・・。

清一郎にケガをさせたことが原因で葬儀社を解雇されてしまったあいこ。

職探しも難航する中、アパートに戻ると、不審な男がいた。

出版社の向後達也(片岡愛之助)と名乗る男は、あいこに仕事を依頼したいと持ちかけ、ある豪邸に連れて行く。

そこであいこを迎えたのはなんと葬儀場で突き飛ばした男・清一郎だった。

清一郎は正体を隠して大ヒット漫画「銀河天使」の連載を続ける人気少女漫画家だという。

その漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを依頼されたあいこは・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」1話のネタバレ・感想

夢なし、彼なし、お金なしのアラサーが恋愛漫画家の指示で様々な“恋愛ミッション”に挑むラブコメディ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)が4月8日から放送をスタートした。本作は、『モーニング』(講談社)で連載されていた山崎紗也夏の同名コミックが原作。主人公である風変わりな少女漫画家・刈部清一郎を鈴木亮平が、ダメ男ホイホイなヒロインの久遠あいこを吉岡里帆が演じ、第1話から怒涛の急展開を迎えた。

葬儀屋で働いていたあいこは、たまたま初恋の人の葬儀に居合わせることになる。そこで初恋相手の兄である清一郎から少女漫画のネタのために疑似恋愛をする仕事を依頼された。相手を騙して恋愛することに躊躇し、はじめこそ断っていたあいこだが、破格の金を積まれつい引き受けることに。だがその裏には

「誰かから期待されるのは久しぶりだから、がんばってみたくなった」

という純粋な気持ちも潜んでいた。あいこはさっそく丸の内OLのフリをして、ラグビー好きのサラリーマン・早瀬(竜星涼)と出会うことに成功。

徐々に距離を詰め、ついにデートにまでこぎつけたあいこだが、誠実な早瀬が本気であいこを好きなことに気付くと罪悪感でいっぱいになってしまう。結局あいこは、自分が丸の内OLでないことを早瀬にばらし、出会うために自分を取り繕っていたと告白。しかし早瀬はあいこに幻滅するどころか、

「僕のためにそこまでがんばってくれてたなんて」

と喜び、ふたりは晴れて交際することになった。

そんな胸キュンストーリーの裏では、この恋愛を成功させるべく清一郎や、清一郎の担当編集である向後(片岡愛之助)の後押しが。あいこをラグビー好きの丸の内OLに仕立て上げるために向後はラグビーの知識を叩き込む。さらに疑似恋愛であり真実を伝えられないことにもどかしさを感じるあいこに、清一郎は「嘘もつきとおせば真実になる」などと背中を押すのだった。

清一郎とあいこの関係も無視できない。身体を密着させてデッサンについて話し合ったり、今まで向後以外の誰にも触らせなかった原稿をあいこにだけ触らせるなど、ふたりもまた徐々に心の距離を縮めている。

さらに清一郎の家に居候する甥っ子のレン(岩田琉聖)は早くもあいこに懐いているようだし、あいこの行きつけのカフェバー「2 STORY CAFE」の店長代理である二階堂(眞栄田郷敦)が早瀬のSNSの匂わせ投稿を見つけたことで物語が急展開を迎えるなど、『レンアイ漫画家』は初回からフルスロットルで駆け抜ける。随所に散りばめられた胸キュンポイントに癒されながら、あいこが“ミッション”を通してどんな恋愛をしていくのかに注目だ。

鈴木亮平は本作が民放連続ドラマ単独初主演。風変わりな孤高の漫画家を演じ、新境地を切り開いた。突然、あいこに掴みかかって“疑似恋愛”を依頼してみたり、メモをとるときは言葉でなく絵で表現。果ては子供のレンにすら容赦ない言葉をかけるなど、人付き合いが苦手な変人である清一郎だが、あいことの交流を見ているとどこかキュンとくる不思議な色気も持ち合わせる。

少女漫画の王道であるドSや正統派王子とはまた違ったアプローチは異彩を放ち「孤高の変人」として多くの視聴者の胸に残るキャラクターとなっただろう。清一郎が今後、漫画でどのような恋を描き、自身もどのような一面を見せていくのかに期待したい。

初回にして恋が成就し、そのラストでは成就した相手と「別れろ」という衝撃の指令が下された『レンアイ漫画家』。ジェットコースターのようなあいこの恋模様を見守りながら、彼女に本当の春が訪れることを心待ちにしたい。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」2話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬剛(竜星涼)と別れるよう指示。

清一郎が描く漫画のための恋愛ミッションとはいえ、早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れがたい。

清一郎とあいこが押し問答をしていると、レン(岩田琉聖)が来て学校に行きたいと話す。

行きたいなら行けと言う清一郎に、レンは子供には転校の手続きが出来ないと訴えた。

清一郎に意見するレンに、あいこは二人の関係の変化を感じる。

すると、レンは清一郎とは対等になったとあいこに告げた。

清一郎は仕方なくレンから手続きに必要な書類を受け取るが、この手のことが不得手なため、あいこに押し付ける。

その夜、あいこは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で向後達也(片岡愛之助)と会い、レンの転校手続きを代行した慰労をされる。

そんなあいこのスマホに早瀬からメッセージが・・・。

向後はあいこと早瀬が良い関係になっていると思うが、実は逆。清一郎から「別れろ」と指示されたと話すと、向後は大賛成で設定通りに進めるよう頼む。

翌日、転校初日のレンを迎えに来たものの、やっぱり断ろうとしたあいこだが、清一郎に二日酔いだとばれ、言い負かされてしまう。

そして、早瀬と別れる件についても、ミッションは明日までだと聞く耳を持たない清一郎。

仕方なくあいこはレンを連れて学校に行く。

すると、そこに強烈な個性を放つ女性漫画家・金條可憐(木南晴夏)がやってきて・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」2話のネタバレ・感想

やっと交際に発展したかと思いきや、「別れる」というミッションを突きつけられてしまったあいこ(吉岡里帆)。

『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)第2話では、あいこと早瀬(竜星涼)の恋の結末と共に、刈部(鈴木亮平)と甥っ子のレン(岩田琉聖)の不器用な心の交流が描かれる。

刈部から非情にも下された「別れろ」の司令。

断固反対のあいこは「早瀬は一生の相方かもしれない」と、刈部の説得を試みるのだった。

だが、刈部は漫画のためとなれば血も涙もない男。

いや、刈部はあいこの恋愛報告なしには、最早一コマも描けない状態なのである。

あいこの願いなど聞き入れるわけもなく、期日以内に別れることを強要するばかり。

さらに時を同じくして、転校手続きをしてもらっていなかったレンが学校に通いたいと言い出す。

漫画を描く以外のことが、からっきしできない刈部の代わりにあいこが手続きを行うことに。

レンは刈部と一緒に住み「対等」な関係にはなったものの、なかなか心を開かない刈部の態度に心を痛めていた。

せっかく刈部のために用意した朝食やコーヒーに手をつけてくれないばかりか、向後(片岡愛之助)が「甥っ子とはいえ家にいるのは相当なストレス」と言っていたことまで耳にしてしまう。

レンは亡き父との思い出の場所に、学校をサボってひとりで行ってしまうのだった。

第2話では刈部とレン、あいこと早瀬の関係性が描かれるが、実はどちらのエピソードでもキーとなるのは刈部の“絵”の力なのである。

コミュニケーションが苦手で、バスにすら一人で乗れない刈部だが、彼が生み出す作品には人の心を動かす力があった。

レンとのコミュニケーションは円滑にとはいかないものの、刈部なりに歩み寄っているようにも感じられる。

一度はその不器用さゆえにレンを傷つけてしまったこともあるが、レンにとって大切な父との思い出をイラストとして描いたのも刈部。

レンはそのイラストを大切そうに眺め、何度も絵になった父の存在に想いを馳せる。

そして、あいこの中で別れる苦しみを乗り越える決意が湧いたのも、刈部の作品である『銀河天使』を読んだから。

あいこは読了後に漫画家としての刈部を「私の仕事の依頼人はとんでもない天才」と評しており、改めてその漫画のストーリーを作る手伝いをすることに誇りを持つように。

早瀬との別れでは、あまりの苦しさに大号泣しながら商店街を歩いていたあいこだが、気持ちが落ち着いてからは、刈部のために当時の様子を語るなど依頼通りに仕事をこなしていた。

人との交流を遮断していた刈部も、レンとの同居やあいことの交流を通して徐々に優しさを見せるようになる。

『レンアイ漫画家』は恋愛ドラマというだけでなく、それぞれの人間関係が徐々に構築されていく様子を暖かく描くヒューマンドラマとしての側面も持っているようだ。

第2話の最後では新たなミッションを突きつけられたあいこ。

今度はギャルに扮し、レンの担任の大倉先生(稲葉友)をターゲットにすることに。

さらにはあいことレンの登場で、素性を隠しながら女性漫画家として仕事をする刈部の身辺が脅かされそうな気配もある。

そんな中で、セカンドミッションがどう進むのか。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」3話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)は久遠あいこ(吉岡里帆)に課す新たなミッションを思いつく。

テーマは教師との“禁断の恋”。

清一郎はレン(岩田琉聖)の担任、大倉シンゴ(稲葉友)を対象にしろと言うのだ。

向後達也(片岡愛之助)も乗り気で、あいこの話を聞こうともしない。

そんな時、レンが刈部邸に友達を連れて来たため騒動に。

あいこはミッションを断って家を後にする。

あいこが帰ると、住人たちが、アパートに倒壊の危険性があるため早急に立ち退かなければならなくなったと話している。

お金も仕事も家も無しに・・・。

あいこがカフェで愚痴っていると、二階堂藤悟(眞栄田郷敦)が自宅の部屋が空いていると提案。

あいこはそれは出来ないと断るが、友人はみな頼れそうになく、頼れる家族もいない。

おまけに就職活動した会社からの不採用通知も届いた。

翌日、あいこは再び清一郎を訪ね、前回のミッションも漫画の役に立っていると報酬を求める。

だが、報酬は全て完遂したらという契約だったと言われてしまう。

すると、あいこは、次は契約を“出会い”“デート成功”などミッション別にして、ミッション毎の報酬を提案。

断るのかと思いきや、清一郎はあっさり承諾した。

早速、清一郎は三者面談ミッションを指示、教師との禁断の恋プロジェクトが始動する!?

あいこは、向後のアドバイスでギャル風な出で立ちで三者面談に挑むことに。

大倉の優しさや誠実さに惹かれるあいこ。

そんなおり大倉から食事に誘われ・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」3話のネタバレ・感想

2度目は引き受けないと豪語していたにも関わらず、結局、刈部(鈴木亮平)からのセカンドミッションに奔走するあいこ(吉岡里帆)。

「のっぴきならない事情」により、家なし、金なし、彼氏なしの三重苦を背負うことになってしまったのだ。

『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)第3話は、レン(岩田琉聖)の担任の大倉先生(稲葉友)とあいこの恋路を描きつつ、徐々に深まる刈部、あいこ、レンの3人の絆が描かれる。

次のターゲットとして大倉を狙うことになったあいこ。

前回のミッションで華麗にあいこを導いた向後(片岡愛之助)からのアドバイスを受けギャルになりきると、小学校の三者面談に向かう。

大倉と意気投合したあいこは、さっそく焼鳥屋に行くことに。

しかし酔っ払ったあいこは気が大きくなり、大倉の恋愛相談に乗り、アドバイスまでして帰ってくる。

当のあいこはすっかり気を良くして、自分のことを「イケメンホイホイ」などと称しながら勝算を得ていた。

しかし事態はそううまくはいかず、結局大倉は長く付き合っていた彼女と結婚することに。

ミッションが失敗に終わったあいこは、またもや金をもらえず行く先もなく途方に暮れる。

そんな時に、レンが腹痛で倒れてしまった。

あいこは自らおぶって病院に連れて行き、夜通し面倒を見る。

そんなあいことレンを見た刈部は、明け方にうちわをそっと取り、レンと隣で寝てしまったあいこをあおいでやるのであった。

さらにはあいこを自分の家に招き入れ、3人は一緒に住むことに。

吉岡里帆は2015年公開の映画『明烏』で、福田雄一監督の元でコメディエンヌとして開花させた才能を『レンアイ漫画家』で存分に発揮。

第3話では、丸の内OL転じて豹柄のスカートを履きこなすギャル役が見事にハマり、これまで以上にクスリと笑えるシーンが際立つ。

長い爪で小銭を漁り500円玉だけを集めるシーンや、刈部から頭ポンポンの再現をされて「セクハラ」と叫ぶシーンなど、鈴木のクールさとは対照的なチャーミングさでほっこりと心温まる笑いを引き起こした。

子供に対しても容赦なく怒鳴り声をあげる刈部や、遠慮がちなレンがなかなか本音を言えないなど緊張感の走るシーンもありつつ、吉岡独特の心温まるユーモアとの対比により浮かび上がる緩急は、ドラマにとっても重要なスパイスとなっている。

第3話からは、ついにあいこの居候生活もスタート。

これまでレンの心や生活を支えてきたあいこが同居する安心感や、人嫌いな刈部とものらりくらりと上手くやり過ごせる、その“ちゃっかり”ぶりにも注目したい。

ひとつ屋根の下で暮らすことで、ミッションとは違った新たな恋が芽生えるかもしれない。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」4話のあらすじ・ネタバレ

久遠あいこ(吉岡里帆)を居候させることを決めてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)だが、向後達也(片岡愛之助)の忠告に、不安を募らせる。

数々のルールは決めたもののすでにレン(岩田琉聖)も同居しているため、人付き合いの苦手な清一郎に耐えられるかと向後は心配していた。

案の定、生活リズムが乱され、狼狽する清一郎。

一方、あいこは刈部邸での生活費を一部分担するにあたり、どれも高級品ばかりだと気づいて戸惑っていた。

このままでは支払えない・・・。

背に腹はかえられぬ。

清一郎に課せられたミッション“友情から恋愛に変わる過程”を実行するしかないのか・・・?

二階堂藤悟(眞栄田郷敦)に恋愛ミッションを出来レースのバイトで受けてくれないかと頼むあいこ。

だが、前に話したときは乗り気だったのに、なぜか断られてしまう。

刈部邸に戻ったあいこは正直に事情を話し、ミッションの変更を頼む。

すると、清一郎は“格差レンアイ”を思いついた。

社会的地位のある男前の独身貴族とレンアイしろと言うのだ。

カフェで新たなミッションについて向後と話し合った帰り道、何者かにつけられている気配を感じるあいこ。

刈部邸に着くと金條可憐(木南晴夏)が麻央(星乃あんな)と訪ねて来ていた!

刈部に挨拶したいという可憐。

漫画家の刈部まりあの邸宅だろうと執拗に疑う可憐をあいこは何とか交わそうとするが・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」4話のネタバレ・感想

刈部(鈴木亮平)、レン(岩田琉聖)と3人で暮らすことになったあいこ(吉岡里帆)は、いよいよ3度目のミッションに挑戦することに。だが相手の男は思いもよらない一面を持っていた。『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)第4話では、ミッションに挑戦するあいこに訪れた危機を刈部が救う。さらに刈部とあいこの間にも「キュン」の瞬間が訪れた。

あいこの居候生活のせいで、刈部の暮らしは一変してしまった。いつでも好きな時間に、自分だけの楽しみを謳歌できた“おひとりさま生活”は、頻繁にあいこと顔を合わせてしまうことで思うようにいかなくなる。そこで刈部は、あいこを外に追い払う意味も含め、金持ちの独身貴族と恋愛をするミッションを言いつけた。

今回も向後(片岡愛之助)のレクチャーを受け“あざとかわいい”女子に変身したあいこは、さっそくマッチングアプリで出会った八代貴之(坂東工)とゴージャスなデートに出かけることに。しかしデートそのものは楽しかったが、八代との間に「キュン」が生まれることはなかった。

それどころか八代は、レンの誕生日で水族館に出かけたあいこ、刈部、レンの姿を偶然目撃すると、あいこに「貞操を守れ」と詰め寄り、殴りかかろうとする、とんだモラハラ男だったのだ。そこで突然割って入った刈部があいこを守り、「彼女には何の価値もないと言っていたが、そんなことはない。俺の役に立っている」とフォローを入れた。

これまであいこへの感情を一切見せることのなかった刈部だが、第4話からは二人の距離が急速に縮まっていく。相変わらず口論はするものの、刈部があいこのために譲歩する頻度も増え、レンの誕生日のおでかけにも自らついていくことを決める。

さらにあいこと顔を合わせないようにと設けたルールも撤廃し、あいこの作る節約料理を食べたいと申し出るまでに。3話に渡って一切“デレ”る姿を見せてこなかっただけに、この刈部のギャップは、あいこだけでなく多くの視聴者にも「キュン」を届けたことだろう。

第4話では、リアリティーショー『バチェラー・ジャパン』(Amazonプライム・ビデオ)の司会でお馴染みの坂東工が登場。年収2000万、帰国子女、IT企業に務める超ハイスペックで社会的地位の高い独身貴族で注目を集めた。

さらに、肉体改造による役作りを得意とする鈴木亮平の見事な肉体美と、可愛らしい「あざとポーズ」も拝める。第3話では吉岡里帆のコメディエンヌぶりが作品の魅力をより引き出したが、ここにきて鈴木も、これまで徹底して作り込んできた人間嫌いなキャラクターに徐々に人としての温かみを加えることで、刈部が変化していく様子を好演した。

刈部が少しずつ心を開き、あいこやレンに見せるぶっきらぼうな優しさは、鈴木本来の雰囲気にとてもよくマッチしており、彼の丁寧に心情を掘り下げる芝居によって視聴者の心に深く届くことだろう。今後は、ミッションに挑むあいこの姿だけでなく、徐々に変化する刈部との恋路にも注目したい。

その一方で、刈部の存在を探ろうとする売れっ子漫画家・金條可憐(木南晴夏)の存在も。やっと3人での平和な暮らしが訪れたかと思いきや、何やらまだ一波乱ありそうな予感だ。刈部たちの無事を祈るばかりである。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」5話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)の家に居候する久遠あいこ(吉岡里帆)が朝食の準備をしていると、インターフォンが鳴る。

レン(岩田琉聖)が応対しようとするが、あまりにしつこい連打に、あいこが制した。

あいこは、最近一人で歩いている時に誰かにつけられているような気配を感じていたのだ。

あいこが意を決してモニターを覗くと、そこには向後達也(片岡愛之助)が立っている。

安堵するあいこだったが、ストーカーを不安がっていた様子を、清一郎にバカにされてしまう。

あいこが玄関を開けると、そこには向後と共に威圧感のある女性がいた・・・。

あいこの姉、緒方るりこ(観月ありさ)だった。

るりこはあいこに会うためにアパートに行ったら取り壊されていたため、そこで出くわした男から情報を聞き出し、ここまで連れてきてもらったという。

リビングに通されたるりこは、いきなりあいこに清一郎と結婚する意思があるのか確認し始めた。

「同じ屋根の下で同棲、イコール結婚」という厳格な考えを持つるりこ。

幼いころから母親代わりとなって面倒を見てきてくれたるりこに心配をかけまいと、あいこが返答に窮していると、向後が清一郎ともども廊下から呼び出した。

清一郎のことをあいこの恋人だと思い込んでいるるりこに対し、向後が二人に提案したのは、清一郎とあいこの疑似恋愛。

それも、すべては『銀河天使』のネタのため、だという。

向後のまさかの提案に呆れる清一郎だったが・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」5話のネタバレ・感想

あいこ(吉岡里帆)、刈部(鈴木亮平)、レン(岩田琉聖)の共同生活も様になってきた頃に、あいこの姉・るりこ(観月ありさ)が早瀬剛(竜星涼)と共に現れる。強烈な姉の登場で、あいこと刈部はとうとう疑似恋愛をすることになってしまった。『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)第5話では、恋人同士のフリをするあいこと刈部の身の上に様々な問題が巻き起こる。

るりこは虫の知らせを感じ、突然あいこを訪ね田舎からやってきたのだ。厳格なるりこに、交際してもない男と一緒に住んでいることがバレたら大変なことになってしまう。そこで向後(片岡愛之助)が咄嗟にあいこと刈部にカップルのフリをして、るりこを安心させようと提案。執筆中の漫画、『銀河天使』の新しいネタにするためと迫られた刈部は、渋々承諾するのだった。

加えて第5話では、一番目のミッションであいこと疑似恋愛をした早瀬も登場。あいこに突然フラれた早瀬は、あいこへの気持ちを諦めきれずこっそりストーカーをしていたようだ。第4話で映った不審な男性の影は早瀬だったのだ。内緒であいこを付け回していたとはいえ悪意はない様子の早瀬が、これからどのように恋愛に関わっていくのかにも期待が高まる。

濃いキャラクターが一挙に集中した第5話だが、やはり最も存在感を放ったのが、るりこを演じた観月ありさだろう。ヘッドドレスをつけたゴージャスな出立ちに、厳格な価値観、既に成人しているあいこを過保護なまでに心配する様子は、視聴者に強烈なインパクトを残す。

さらには強引に泊まっていくなどと言い出し、刈部家にずけずけと踏み込んでくる始末。だが、るりこの存在があいこと刈部の関係を前進させたのは言うまでもない。ふたりが心の距離を縮め自然とハグをするまでになれたのは、やはりるりこほどの強烈なキャラクターに引っ掻き回されたからだろう。

そんな恋のキューピッドを演じた観月ありさは、昨年放送の『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)でも強烈な母親役を演じ話題になった。若い頃から『ナースのお仕事』シリーズ(フジテレビ系)などで、しゃかりきな役を演じることが多かったが、近年の観月は華やかさと気迫を兼ね合わせたキャラクターがピタリとハマる。強引だが嫌味なく、どこか艶やかで観る者を強く惹きつける魅力を兼ね備えているからこそ、強烈な個性のキャラクターを演じてもヒールだけでは終わらない強みがあるのだ。

今回も、観月はさりげない優しさを見せる芝居で視聴者に温かい気持ちを届ける。甘えることが苦手だった妹を心配してきた姉は、帰り際に刈部の耳元で「あいこを甘えさせてくれてありがとう。そんな男の人は初めてだわ」とこっそりと礼をいうのであった。

『レンアイ漫画家』第5話は、そんな観月と、吉岡里帆、鈴木亮平の芝居のハーモニーが心地よく響いた回だろう。個性際立つキャラクター同士のぶつかり合いが、ラブコメらしいテンポの良さを生み、よりポップに楽しむことができた。

いよいよあいこのミッションの相手に刈部も参入し、ふたりの関係は徐々に深まりつつある。あいこをハグした刈部も、まんざらでもない様子。レンが気にかけている女子高生の絵の真相にも注目したい。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」6話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)を慰めるためにハグしたのだが、その瞬間を思い出しては困惑していた。

二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店では、あいこもついハグの瞬間を思い浮かべていた。

そのハグを目撃してしまった二階堂と伊藤由奈(小西桜子)もなんだか複雑な思いに・・・。

一方、レン(岩田琉聖)は父の遺品にあった女子高生の絵を清一郎に見せる。

レンは清一郎が描いた女子高生があいこではないかと思ったのだ。

しかし、清一郎は否定する。

あいこが店を出ようとすると、由奈が体調を崩す。

あいこは心配する二階堂の様子で二人の関係に気づいた。

そして、自分が店番をするので由奈を病院に連れて行くよう二階堂を促す。

店に戻った二階堂は、由奈が2,3日の入院が必要と診断されたので、その間、店の手伝いをして欲しいとあいこに頼む。

あいこから話を聞いたレンは夕食を一緒に食べられないと寂しがるが、清一郎は・・・。

『銀天』の最新ネームにハグ・シーンが描かれているのを見て、そのリアルさに、実際にあいことハグしたのではないかと疑っていた向後達也(片岡愛之助)。

二階堂の店を尋ねると、そこに早瀬剛(竜星涼)や金條可憐(木南晴夏)もやってきた。

早瀬と可憐がいつの間にか繋がっていると知り、焦る向後。

そんなおり、出前の注文が入り、あいこが出ることに。

珈琲一杯という奇妙な注文。

なんとそれは清一郎からで・・・。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」6話のネタバレ・感想

疑似恋愛をした後の刈部(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)の関係はこれまでとどこかが違い、徐々にお互いを意識し始めたように見受けられた。だが、可憐(木南晴夏)が刈部の正体を探ろうとあの手この手で忍び寄ることで、刈部たちの関係は大きくすれ違ってしまう。

『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)の第6話では、これまで平穏に暮らしてきた刈部の漫画家生活に危機が訪れる。そしてあいこは思わぬ相手とキスをすることに。

お互いに「キュン」を感じているものの、まだそれを受け入れられていない刈部とあいこ。しかし刈部の漫画にはこれまでなら思い付かないようなセリフが飛び出し、着実に恋は始まっている様子だ。

一方のあいこは、行きつけのカフェに急遽バイトで入ることに。二階堂(眞栄田郷敦)は真っ直ぐなあいこが刈部のせいで「疑似恋愛」をする仕事をしていることを心配している。どうやら二階堂は由奈(小西桜子)といい雰囲気にもかかわらず、あいこのことも気になっている模様。

レン(岩田琉聖)が家に可憐を入れたことで刈部に出ていけと言われたときも、あいこと二階堂はカフェでレンの面倒を見る。

事情を知ったあいこは家に帰り、刈部に対して、怒った理由は家に可憐を入れたことではなく、刈部と弟、そしてレンの母親との間に問題があったからではないかと問い詰める。しかし刈部は、「他人のくせにそこまで踏み込むな」とあいこを突っぱねてしまった。

その頃、レンを家まで送った二階堂は、レンのリュックを忘れたと再びあいこの元を訪ねる。そして刈部と衝突したことで落ち込んでいたあいこにそっとキスをした。

あいこと刈部の関係が大きく進展したかと思えば、刈部が背負う弟との問題のせいでまた振り出しに戻ってしまう。

ここにきて刈部の過去が明らかになり、レンの母親の絵を描いたこと、そして弟とレンの母親とのスリーショットの写真があることが明かされた。さらには、それが刈部を苦しめているようにも見える。

人とはっきり距離をとる刈部が徐々にあいこに心を許していたにもかかわらず、「これは家族の問題だ、他人が踏み越えていい領域を超えている」という強い言葉であいこを拒絶したシーンには、あいこ同様ショックを受けた視聴者も多かっただろう。

ドキドキするシーンが続いたあとだっただけに、重く苦しい時間が流れた。

だがそんな第6話でムードメーカーとして作品を盛り上げたのが、早瀬剛役を演じる竜星涼だ。長身、小顔のイケメンで、エリートサラリーマンである早瀬だが、今やあいこを爽やかにストーキングするストーカーと化している。

ポジティブで明るく爽やかなストーカーという個性的な役で、第1話とは大きく印象を変えるコメディタッチの芝居を披露した。変顔や大振りの演技で三枚目に徹する竜星は、本作のラブコメとしての要素を大きく牽引しただろう。

漫画家「刈部まりあ」が男性だったことが可憐にバレ、挙句にレンの母親からの電話がくるなど刈部の悠々自適な生活はどんどん崩壊していく。

だがその代わりにレンとあいことのかけがえのない暮らしを手にし、ついには「キュン」まで感じるようになったのだ。

『レンアイ漫画家』の第6話は、刈部の人間としての成長にも注目したい展開となった。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」7話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)は悔やんでいた。仕事部屋に金條可憐(木南晴夏)と入ったレン(岩田琉聖)に思わず「出て行け!」と怒鳴ってしまったこと。

さらに、久遠あいこ(吉岡里帆)に「これは家族の問題だ」と、突き放したことも。

レンが、写真に写る女子高生を母親ではないかと疑っており、清一郎は動揺してまったのだ。

そして、何より気がかりだったのは、突然かかってきた電話だった。美波と名乗るその女が、訪ねてくると告げていた。

朝、清一郎はあいこに謝る。また、レンに学校帰りにあいこのバイト先で夕食を食べて来るよう伝える。家を出て行かなくて良いと知り、喜ぶレン。

バイトに向かったあいこは、昨日の二階堂藤悟(眞栄田郷敦)からの突然のキスに戸惑いを隠せずにいた。

何事もなかったように大人対応しようと決意するあいこだったが、二階堂の様子は明らかにギクシャクで…。

一方、向後達也(片岡愛之助)は編集長から『銀河天使』の日本漫画大賞ノミネートを命令された。賞レースを毛嫌いしている清一郎。向後は困窮する。

夕方、刈部宅のインターフォンが鳴る。身構える清一郎だが、可憐だった。刈部まりあの正体を知ったという可憐は、一方的に『銀天』への熱い思いを語り、「私がまりあ先生をお守りします!」」と言い出す。

そこへ新たな来訪者が。居留守を使おうと焦る清一郎にトラブルを察した可憐は、自分が応対すると玄関へ。そこには花束を抱えた美波がいた…。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」7話のネタバレ・感想

美波(内田理央)が現れ、息子のレン(岩田琉聖)と会いたいと言い出した。刈部(鈴木亮平)、あいこ(吉岡里帆)、レンの3人暮らしは、美波が登場したことで思わぬ方向へ。『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)の第7話では、刈部の過去が明らかになり、あいこも刈部への想いを伝える。

突然の美波からの電話は、刈部の元を訪れるというものだった。レンを引き取られたくない刈部は、どうにかレンと美波が鉢合わせしないようにする。ところが、美波が来る時間にチャイムを鳴らしたのは可憐(木南晴夏)だったのだ。

偶然、美波よりも先に刈部の家を訪れた可憐は、こっそり持ち帰っていたネームを返却し、自分が漫画家・刈部まりあの正体を知っていることを暴露。そして自身が刈部をマリア様のように崇拝するほどのファンであることも明かした。これをきっかけに、可憐は刈部との疑似恋愛をかって出て、美波がレンをひきとらないようにと仕向ける。

すると、そこにあいこが帰宅し、4人が鉢合わせに。あいこは美波の存在にも、可憐が刈部と疑似恋愛していることにも、モヤモヤとした気持ちを抱えるのであった。

その夜、刈部とあいこは酒を飲みながら話をする。そこであいこは思い切って「刈部さんはしたくないんですか」「恋愛です」と恋する気持ちがないのかを問う。キッパリと「ああ、したくないねえ」と答える刈部を、あいこはおもむろにバックハグし、「愛です」と想いを伝える。そして翌朝、改めて「本当の恋愛がしたいです。刈部さんと」と正式に告白するのだった。

第7話では、予告時に「モンスターかまってちゃん」と称されたほどの強烈なキャラクターが登場する。美波は、刈部を「せいちゃん」と呼び、仕切りに気のある素振りを見せるなど刈部らの生活を引っ掻き回す。美波の魔性ぶりは学生の頃から変わらず、刈部の話を聞く限りでは、刈部兄弟の間でどちらにも“いい顔”をして青春を満喫していたよう。だが、刈部は美波の存在が足枷となり、自分が恋愛をすることをやめてしまったように見えた。

そんな『レンアイ漫画家』に突然、現れて場を大きくかき乱し、強烈な存在感を放ったのが内田理央だ。タイトな服装に、ふっくらとした唇が魅惑的な美波を演じる内田は、刈部に言い寄り、孤独を埋めようとする「かまってちゃん」ぶりをふんだんに発揮。その目的が、本当に寂しさだけなのかはっきりしないが、そのわかりやすいほどのあいことの対立構造に度肝を抜かれた視聴者も多かっただろう。第7話の終わりにはレンとも接触しており、ますます今後の動きから目が離せないキャラクターとなった。

物語も後半戦へと突入し、強烈キャラの大渋滞となっている『レンアイ漫画家』。爽やかなストーカー・早瀬(竜星涼)や、刈部を崇拝し敬愛する可憐、魔性のモンスターかまってちゃん美波と、いささか普通とは言えない個性を持ったキャラクターが大活躍。どのキャラクターもが作品にいい刺激を与えており、あいこや刈部の新たな表情を引き出していることは間違いない。

あいこが想いを伝えたことで、これまで恋愛を封印してきた刈部の心はどう動くのか。そして向後(片岡愛之助)が心配しているように、 “普通”になってしまうことで刈部が恋愛漫画を描けるのかという問題も。物語は大きなターニングポイントを迎えた。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」8話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)は、久遠あいこ(吉岡里帆)の告白に激しく動揺していた。

なぜ彼女が自分に恋愛感情を抱いたのか理解できず、悶々としてしまう。

あいこも、普段通りに振る舞おうとするが、とうてい平静ではいられなかった。

一方、向後達也(片岡愛之助)は『銀河天使』を日本漫画大賞にノミネートした事を、いつ清一郎に伝えようか悩んでいた。

向後の様子を見ていた二階堂藤悟(眞栄田郷敦)は、清一郎が『銀河天使』の作者だと気付く。

また、二階堂は別れたばかりの元カノ伊藤由奈(小西桜子)とは、気まずい雰囲気のままだったが、由奈は店を辞めず働き続けるという。

刈部家へ向かった向後はレン(岩田琉聖)を見つけた。

その隣には清一郎の古くからの友人という秋山美波(内田理央)の姿が…。

レンと一緒に再び家にやってきた美波に目を見開く清一郎。

レンが自分の部屋に行ったところで、美波がレンに母親だと伝えてないことを確認する。

事情を知らない向後は、緊迫した空気の二人に戸惑うも、あいこにリビングから連れ出される。

美波は離婚してから一度もレンに会いたがらなかったではないか、と問い詰める清一郎。

美波は、それは父親の純が望まなかったからだと言い訳し、今ならレンと暮らせる気がする、清一郎と三人なら、と言い出す。あいこから事情を聞いた向後は、清一郎の危機を察知、美波を追い返す作戦に出るというが…。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」8話のネタバレ・感想

美波(内田理央)はレン(岩田琉聖)に母親であることを伝えてしまう。さらに刈部(鈴木亮平)とあいこ(吉岡里帆)はそれぞれの恋愛に決着をつけることに。

『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)の第8話では、あいこが伝えた想いに刈部が答える。しっかりと真正面から向き合っていく登場人物たちの姿に胸を打たれる回となった。

レンとの接触に成功した美波は、再び刈部の家を訪れる。レンと刈部と3人で暮らしたいと話す美波に、刈部は動揺を隠せなかった。

そしてあいこの告白もまた、刈部をソワソワさせてしまう要因に。美波かあいこのどちらかを選ばなければいけない状況に加え、レンを母親の元に戻すべきかを考えることになった刈部はすっかり頭を悩ませていた。

一方、二階堂(眞栄田郷敦)から公園に呼び出されたあいこは、告白されてしまう。しかしきっぱり断り、今の自分は刈部に気持ちがあることを説明。

当の刈部はいよいよ心を決め、美波との縁を断ち切りあいこの元へと向かう。そして「解禁しようと思う」「相手は君だ」と、あいことの恋愛に前向きになることを告げ、不意にキスをする。

あれだけ人間嫌いだった刈部が、キスで気持ちを伝えるまでになった。あいこやレンとの交流ですっかり心を開いた刈部は、自然と表情も生き生きとしてくる。

これまでは不器用さが全面に出ており、心も閉ざし、笑顔やリラックスした姿はあまり見せてこなかった。しかし第7話では刈部の表情がくるくると変化し、あいことレンと美波のそれぞれの立場を考えながら思い悩む姿に思わず胸がキュンとしてしまう。

レンに対しても本当の母親と暮らした方がいいのではないかと思いやり、あいこが出ていくことにも動揺を見せ心配していた刈部。あいこに気持ちを伝えるときも、言葉に詰まりながらも一生懸命、丁寧に向き合おうとしていた。

そしてラストは思わずドキッとしてしまうような勢いのあるキスをする。刈部の心が、あいこと共に前に進もうとしている強い気持ちを感じられるシーンとなった。

刈部を演じた鈴木亮平が、本格的な恋愛ドラマに出演するのは今回が初めて。不器用ながらもどこか可愛げのある刈部という役を真摯に演じた。

大きな身体を丸め、どこか所在なさげに外を歩くシーンはキャラクターの独創性を強く感じさせる。さらに不機嫌そうな表情や、低い声でぶっきらぼうに話す姿は恋愛ドラマなのかと疑うほどだが、所々に散りばめられたキュートな魅力ですっかり「キュン」を獲得する役へ。

鈴木の表現する刈部の細かい表情やちょっとした仕草からは繊細さや不器用な人柄が垣間見え、それらは女性が「かわいらしい」と感じるような健気さへと昇華されていった。まさにここまで丁寧に積み上げてきた刈部というキャラクターの奥深さと、それを表現する鈴木の実力の賜物だろう。

『レンアイ漫画家』では、それぞれの人物が皆前を向いてしっかり歩みを進めている。刈部は恋愛を解禁するまでになり、あいこはダメ男ホイホイから脱却。

二階堂は由奈(小西桜子)との関係を精算し、はっきりとあいこに想いを伝える。誰かに悪意を向けるキャラクターが少ないドラマだったからこそ、作品を気持ちよく応援できるのだろう。キスの後に訪れるふたりの関係から目が離せない。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」9話のあらすじ・ネタバレ

刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)のキスを目撃してしまった早瀬剛(竜星涼)は衝撃を隠せないでいた。

二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の店で、向後達也(片岡愛之助)と金條可憐(木南晴夏)に報告する早瀬。

あの二人がキス、それも清一郎から、ということに驚く一同。レン(岩田琉聖)も聞いていた。

刈部家の食卓では清一郎とあいこが互いを意識しすぎて、ぎこちない。

そんな二人に「お付き合いしてるんですか」と単刀直入に聞くレン。

慌てて誤魔化す二人。清一郎はレンに説明しようと思うが、そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか、堂々巡りの思考に陥ってしまう。

結局、清一郎がなんとかできたことは、あいこに今描いている原稿を書き上げたら「食事に行かないか」と尋ねることだった。

一方、編集部に戻った向後は、SNSで『銀天』をエゴサしていると『銀天』が炎上騒ぎになっていた!

「悲報、刈部まりあはおっさん」など、清一郎の画像つきで拡散されている。

動揺する向後。炎上騒動を知った可憐と早瀬は刈部家へ行き、あいこに事情を話す。

その頃、向後は山田編集長(林和義)と炎上への対策を検討していた。

そこへ『銀天』が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。

清一郎に黙って応募してしまった上、この炎上騒動、賞は辞退するしかないという向後だったが、編集長から「炎上を逆手にとれ」と言われてしまい…。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」9話のネタバレ・感想

あいこ(吉岡里帆)と刈部(鈴木亮平)の恋はようやく前進するかに見えた。だがネット上では刈部まりあの正体がバレ、大炎上という事態になってしまう。

第9話では、刈部の漫画への熱い思いとともに、大きく成長した姿が描かれる。

SNS上に正体を晒され、これまで女性のようなペンネームで漫画を描いていたことに非難が集中してしまった刈部。人生の全てを捧げてきた漫画の読者から裏切られたかのように感じた刈部は、部屋にひきこもるようになる。

そんな状況から救い出したのは、担当編集の向後(片岡愛之助)だった。出会ってから二人で駆け抜けた日々を語り、刈部が何に苦しんでいるのかを見事に指摘する。そしてまた二人で歩き出せるようにと、熱いメッセージを送った。

その言葉に突き動かされた刈部は、日本漫画大賞の授賞式に出席し、自らの口で思いを語ることを決意。実はこの騒動は、二階堂(眞栄田郷敦)とあいこの関係にやきもちを焼いて逆恨みした由奈(小西桜子)が仕掛けたものだった。

自分を責め、刈部の前から姿を消そうとしていたあいこだが、日本漫画大賞のスピーチの場で、刈部はあいこにも感謝を述べる。二人の気持ちは再びしっかりと通じ合った。

刈部が熱い思いを持って漫画と向き合っていることは、これまでもシーンの端々に描かれてきたが、第9話ではさらに踏み込み、刈部が人気漫画家になるまでの向後との軌跡が描かれる。

向後が感じていた、「刈部が人として当たり前の幸せを手にすることで“変化”してしまうのではないか」という焦りが改めて炙り出され、これまで二人きりで走り抜けてきたからこその寂しさや喪失感が滲む。向後が抱えていた刈部への想いは、あいこの愛に負けないほどの“大恋愛”であった。

さらに、向後の言葉に涙する刈部の痛々しい姿や、そんな刈部と向き合おうとする向後の熱い想いは、鈴木と片岡の真摯で息の合った芝居により命を吹き込まれた。心が動いていく様子がひしひしと伝わり、いつの間にか我々まで涙が溢れるような回となった第9話は、恋愛以外の部分でも大きく歩みを進める刈部の頼もしさも垣間見えただろう。

さらに涙を誘うのが、あれだけ人付き合いを避けてきた刈部が、いつの間にか大勢の仲間に囲まれている姿だ。これまで孤独に見えた刈部の周りには、今やたくさんの人々が。あいこやレンだけでなく、授賞式で先陣を切って拍手する可憐(木南晴夏)のリスペクトを持った愛や、陰から支える早瀬(竜星涼)の姿からは、刈部の人生がより豊かになっている様子がうかがえる。

予告ではその代償なのか漫画を描けなくなってしまい苦しむ様子も見られたが、今の刈部ならきっと乗り越えてくれると信じて見守りたい。

最大の危機かと思われたが無事に前進することのできた刈部とあいこは、二人で付き合うことの“意味”をつくっていくことに。エンドロール後の映像で、刈部が『銀河天使』の1話を見てハッとするシーンでは、これまで描いてきた作品の中に実はあいこの存在があったことが明かされる。

“作品の中のあいこ”とずっと向き合ってきた刈部が、本物のあいこと育む愛がどのように花開いていくのかが楽しみである。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」10話のあらすじ・ネタバレ

ついに、付き合うことになった刈部清一郎(鈴木亮平)と久遠あいこ(吉岡里帆)。

レンアイは自分とは無関係と思っていた清一郎は、仕事部屋にあいこを入れてしまう心の変化に戸惑う。だが、幸せを感じていた。

朝食で、レン(岩田琉聖)から再就職の面接先を聞かれたあいこは編集プロダクションだと答える。

清一郎と向後達也(片岡愛之助)を見ていて興味を持ったのだ。

さらにレンが清一郎の仕事の手伝いは終わったのかと聞くと、その契約は終了したという。

そんな中、金條可憐(木南晴夏)と早瀬剛(竜星涼)が訪ねて来る。

可憐は日本漫画大賞受賞のお祝いと、二人のレンアイが始まった記念だと花束を渡す。

また、早瀬は、あいこのストーカーを卒業したようだった。

可憐たちが帰ると、清一郎はあいこに面接後の予定を尋ねた。

午前中にネームを上げるので、保留となっていた食事に行こう、と。

すると、あいこは遊園地デートを逆提案。あたふたする清一郎と嬉しそうなあいこ。

そんな二人の様子をレンも微笑ましく見ていた。

向後は読者アンケートで『銀河天使』が追い詰められていることが気になっていた。

最近の『銀天』のクオリティにも不安が…。

一方、あいことデートする清一郎。至福の二人。

だが、清一郎はネームを仕上げられずにいた。

「まっとうな幸せは才能をダメにする」という呪いと直面する清一郎。

そして、初めて原稿を落としてしまう…。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」10話のネタバレ・感想

気持ちが通じ合ってからは早かった。あいこ(吉岡里帆)と刈部(鈴木亮平)は急速に距離を縮め、これまで全く自分が恋愛することに興味を持たなかった刈部がデートをし、あいこの誕生日にプレゼントを用意するまでになる。しかし、二人の愛は悲しくも別々の道を歩むことに。

第10話では、付き合いたてのラブラブな二人の様子から一転、漫画のために別れを選ぶ切ない恋模様が描かれた。

あれだけ仕事にストイックで他者を寄せ付けなかった刈部は、仕事部屋にあいこを入れて寝かせるまでになる。気持ちも環境も大きく変化した刈部だが、変わったのはいいことばかりではなかった。あまりに幸せな恋愛に身を置いたため、漫画が描けなくなってしまう。

これまで漫画に人生を捧げるために“普通の幸せ”を遠ざけて生き、恋愛漫画を描くことで感情を昇華してきた刈部。しかしあいこと円満な関係を築く中で、現実と虚構のバランスを崩し、思うように漫画のストーリーを生み出せなくなってしまったのだ。

苦しみながらも乗り越えようと、寝ず食わずで原稿に向かう刈部だが、とうとう締め切りの日に倒れてしまう。そんな姿を見たあいこは、自責の念で刈部から離れることを決意する。

二人を応援していた可憐(木南晴夏)も、刈部が描けなくなるくらいならとあいこに身を引くように伝えるのであった。

冒頭の仲睦まじい姿で刈部の新たな一面がどんどん引き出され、いかにチャーミングで愛情深い男であったのかがはっきりと示される。さらにあいこに対しても、誕生日までにネームを仕上げるからと頼もしい発言まで飛び出した。

転じて後半は、自分自身と戦うストイックな姿や、徐々に弱っていく痛々しさも見せる。刈部の人間らしい葛藤や、喜び、苦しみ、悲しみは、その大きな体からひしひしと伝わり、あいこを失い崩れるように泣く姿は思わず視聴者まで胸が張り裂けるようなシーンとなった。

二人の切ない別れは受け入れ難いほどの苦しみを残す。

そしてそんな刈部の姿に呼応するかのように素直で天真爛漫でまっすぐであることがあいこの魅力だ。デートではしゃいだり、酔っ払いながら全力投球で告白する姿、目を輝かせて刈部と接するひとつひとつの仕草から、あいこが刈部に伝えた「愛です」という言葉を彷彿とさせるほどの熱意が伝わってくる。

これ以上もないベストカップルに見えたあいこと刈部だからこそ、刈部が漫画を描くことと恋愛をなんとか両立させて、あいこと幸せな日々を過ごしてほしいと願ってしまう。

あいこと刈部が築いてきた“二人の関係性がいかに素晴らしく特別なものであったのかを突きつけられた。

悲しい別れのまま終わってしまった第10話だが、予告では刈部がスーツ姿で「モッツァレラチーズ!」と元気よく叫ぶ姿が明かされており、最終話では想像だにしない刈部の姿を見ることができるのかと期待が膨らむ。

あいこと刈部は無事、この大恋愛をハッピーエンドにできるのだろうか。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」最終回のあらすじ・ネタバレ

「まともな幸せは作家をダメにするのか…?」

久遠あいこ(吉岡里帆)と初めてのレンアイを始めたものの、全く漫画を描き進めることができなくなってしまい、苦悶に苛まれ、倒れてしまった刈部清一郎(鈴木亮平)。

責任を感じたあいこはついに刈部家を後にする…。

あいこを失った失意と喪失感の中、ペンを握った漫画家・刈部まりあこと清一郎は、振り絞るように原稿を描き上げた。

ギリギリ印刷所の入稿が間に合い、2回続けて原稿を落とすことは免れる。

入魂の神回となった令和編ラストを仕上げることができ、憑き物が落ちたようになった清一郎は、向後達也(片岡愛之助)に、再開未定の『銀天』休載を正式に申し出たのだった。

それから1年が経過…。未だにあいこの居所は行方知れずだった。

レン(岩田琉聖)との二人暮らしもすっかり板についた清一郎だが、その姿は全くの別人に…。

キラッキラのリア充パリピ化した清一郎のあまりの豹変ぶりに驚きを隠せない向後や金條可憐(木南晴夏)だったが、なぜ、どうやって変身したのか、その真相は謎に包まれていた…。

木曜ドラマ「レンアイ漫画家」最終回のネタバレ・感想

漫画が描けなくなってしまった清一郎(鈴木亮平)は、すっかり人が変わってしまった。朝はランニングに、昼はデイトレ、体を作り込み食にも気を使い、お菓子作りに異業種交流会とあまりにも清一郎らしからぬ姿を見せる。

そんな清一郎を再び漫画の世界に呼び戻したのは、やはりあいこ(吉岡里帆)だった。

最終話では、漫画が描けなくなった理由、そして立ち直るまでの理由が描かれ、さらに再会を果たした二人の恋も大きく進展する。

連夜、異業種交流会と称する合コンに参加し、これまでに挑戦してこなかったことに没頭する清一郎の姿に、いったい何が起きたのかと視聴者は驚きを禁じ得ない。あいこと別れた日に描いた『銀河天使』は最高の出来だったが、それを機に漫画の連載を休載してしまったのだ。

1年後、そんな変わり果てた清一郎は、可憐(木南晴夏)の編集者となったあいこと再会する。そして、止まっていたかと思われた二人の時間が再び動き始めた。

漫画家としての清一郎を思うが故に身を引いたあいこは、漫画を描こうとしない彼に対して「逃走中の犯人みたい」「漫画を描かない刈部さんなんて中身が空っぽの着ぐるみってことですよ」と手厳しく指摘する。

清一郎は、そんなあいこにむしゃくしゃし、二人は別々の道を歩くことになってしまう。だが後日、向後(片岡愛之助)から連絡をもらったあいこは、理由も知らされず指定の場所で待つことに。なんとそこに船に乗って現れたのは清一郎だったのだ。

裏でこっそりと向後に頼んでいたらしい清一郎は、島に引きこもって描き上げた漫画をあいこに見せる。実は漫画を描けなくなった理由は虚構と現実のバランスを崩したからだった。

そこで克服のために1年かけて苦行とも言える様々なことにチャレンジし、とうとうバランスを取ることに成功したのだった。

だがこの成功は、清一郎に世間での居場所を作ってしまう。それは「この世界と対等になる唯一の手段」であるための“描くこと”が不必要となってしまったということだ。

だが、漫画を描くための新たなモチベーションとなったのがあいこを愛する心であり、あいことの再会によって、「また漫画を描きたい」という意欲を取り戻す。

完全復活を遂げた清一郎は、あいこに告白。漫画を愛する清一郎に戻ったことを喜ぶあいこもまた、その告白を受け入れるのだった。

清一郎、あいこ、そして全ての人々が愛に溢れた『レンアイ漫画家』は、全員の幸せを祝福できるラストとなる。さらに最終回ともなれば本来ならヒロインとヒーローが挙式をするところ、なんとウェディングドレスとタキシードで現れたのは可憐と早瀬(竜星涼)というサプライズまで。

いくつものカップルが誕生し、感動と喜びが同時に押し寄せる中で幕を閉じた。

さらに海辺で想いを伝え合う2人の愛の深さにも言及せずにはいられない。これまで培ってきた信頼関係は、二人の間に横たわる時間と距離を瞬く間に吹き飛ばす。

清一郎のはにかんだ笑顔や穏やかな表情からは、相手を心から愛しているという安心感や多幸感を感じられる。同じようにあいこからは、清一郎への愛しさが溢れ出ており、二人が作り上げた美しい景色が見事に水面の輝きと反響し合った最高のシーンとなった。

1話から振り返ると、驚くほどにあいこも清一郎も人としての成長を遂げている。そんな『レンアイ漫画家』は恋愛を越えて、人が真正面から対等に向き合い、共に向上していくという姿を真摯に描く。

恋愛が大きな愛に変わっていくまでの様子が丁寧に描かれた作品だっただろう。愛に溢れた登場人物からはたくさんの笑顔と、感動の涙をもらった。

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木曜ドラマ「レンアイ漫画家」以外にFODプレミアムで見れる動画

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・SUITS/スーツ
・コンフィデンスマンJP
・DIVER-特殊潜入班-
・医龍
・ひとつ屋根の下
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・PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~
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・CHANGE
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ドラマ「レンアイ漫画家」のキャスト

刈部清一郎(かりべ・せいいちろう) 演:鈴木亮平

人付き合いが苦手の変わり者で、外に出ることもほとんどなく、常人には理解できない思考回路を持つ天才漫画家。

アシスタントもつけず一人きりで、少女漫画の金字塔と呼ばれる大ヒット漫画の連載を続けています。

顔出しは一切せず、女性名のペンネームで正体を隠し、そのプライベートは謎に包まれていました。

そんなある日、弟の忘れ形見を引き取る羽目になり、孤高の生活が乱れていくことに・・・。

久遠あいこ(くおん・あいこ) 演:吉岡里帆

夢無し、彼無し、仕事なしのアラサー女子。

初恋の人の葬儀で、その兄の清一郎と衝撃の出会いを果たします。

「俺のためにレンアイしろ!」と清一郎があいこに出したとんでもない仕事の依頼。

それは、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションをする、というものでした。

清一郎のむちゃぶりのもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりの悲喜劇を繰り返す。

清一郎と喧喧囂囂(けんけんごうごう)、丁々発止を繰り広げていくのですが・・・。

向後達也(こうご・たつや) 演:片岡愛之助

清一郎の担当編集者。清一郎の才能をいち早く見いだし、清一郎を“刈部まりあ”という売れっ子漫画家に育てあげ、長年支え続けています。

『少女モーニング』の編集部の中でも、唯一、清一郎とコンタクトが取れる存在。

元ラガーマンで、元々はスポーツ誌に配属していましたが、訳あって少女漫画誌の担当に。

刈部清一郎にとって唯一無二の担当で、刈部まりあの第一信者でもあります。

昨今の恋愛事情には少々疎く、自身の経験則と勘に基づくアドバイスは時にちんぷんかんぷんで、空回りすることも。

清一郎のスランプを察し、漫画のモデルになるような恋愛を誰かにさせようと提案するのですが・・・。

金條可憐(きんじょう・かれん) 演:木南晴夏

『少女モーニング』で連載中の売れっ子少女漫画家。

刈部まりあ(清一郎)の後輩漫画家ですが、可憐自身は刈部まりあを読者アンケート1位の座を巡る最強のライバルとして強烈に意識し、ベールに包まれたその正体に並々ならぬ関心を抱いています。

何かにつけて、刈部まりあへ激しい感情をたぎらせる激情家の可憐ですが、常に最先端の流行や情報を収集して取り入れる努力家の一面も。作画は全てデジタル。

独自のファッションセンスも光ります。めい・麻央のクラスにレンが転校してきたことをきっかけに、刈部まりあへと近づいていくのですが・・・。

ドラマ後半では、清一郎の大ピンチに暗躍し、清一郎とあいこの関係のカギを握るキーパーソンとなっていきます。

早瀬剛(はやせ・つよし) 演:竜星涼

真面目で爽やかな元ラガーマンの好青年で一流企業に勤務しているエリートサラリーマンです。

あいこが初めて疑似恋愛ミッションをする相手となります。

早瀬があいことの朝活デートでみせる胸キュンシーンは必見。

また、予想外の展開をみせる早瀬とあいこの関係も注目点です。

刈部レン(かりべ・れん) 演:岩田琉聖

最愛の父を亡くし、叔父の刈部清一郎が引き取ることになった小学生。

生まれてすぐに母を失ってから、シングルファーザーだった父・純と二人で暮らしていました。

人の気持ちをよく察し、おとなしく、大人びた性格のレンは、清一郎やあいこと生活を共にするようになり、少しずつその性格にも変化がおきます。

一方、レンの存在はコミュニケーションが苦手な清一郎を徐々に変えていくことに・・・。

また、レンのおかげであいこは清一郎の本質を知るようになっていきます。

二階堂藤悟(にかいどう・とうご) 演:眞栄田郷敦

久遠あいこの行きつけのカフェ&バーで店長代理として働く店員。

心優しく聞き上手で、仕事や恋に悩むあいこの愚痴聞き役です。

一見、軽くてチャラいモテ男ですが、どこか憎めない存在。

常にポジティブマインドで、感受性も強く、いろいろな未来への可能性を探っています。

そんな二階堂の何気ない行動が伏線となり、物語が意外な展開に動くことも・・・。

伊藤由奈(いとう・ゆな) 演:小西桜子

二階堂の店の店員で、二階堂に好意を寄せています。

物事を客観視している、いまどき女子。

二階堂と同様にあいこの愚痴聞き役で、あいこの恋愛ミッションに協力的ですが、二階堂とあいこの関係性に嫉妬することもしばしば。

刈部純(かりべ・じゅん) 演:白石隼也

清一郎の弟で、あいこの初恋の人。

レンを男手ひとつで育ててきたシングルファーザーです。

純は清一郎の一番の理解者ですが、性格は正反対。

外交的で自然と周りを明るくする雰囲気を持っていて、グループの中心にいるような存在です。

また、超が付くほどの女好きですが、どこか憎むことのできない愛されキャラ。

清一郎の若い頃 演:松大航也

その頃の清一郎も人付き合いが苦手の変わり者でした。

当時から天才漫画家の片りんをうかがわせる独特の雰囲気を放つ青年です。

純の若い頃 演:奥平大兼

学生時代の純もクラスの人気者で、超が付くほどの女好き。

この若い頃の純の女性関係が、物語の展開を大きく揺るがすきっかけとなることに!?

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