朝ドラ「エール」の第11週のあらすじと、ネタバレ、感想を紹介していきたいと思います。
「エール」の第10週では、裕一(窪田正孝)は木枯(野田洋次郎)から作詞家の高梨一太郎を紹介してもらい、『船頭可愛や』に曲をつけて欲しいと依頼された。
『船頭可愛や』はトントン拍子でレコード発売まで至るが、これもまた売れず、廿日市(古田新太)から契約金の返金を要求されそうになる。
そして音(二階堂ふみ)は、こんな家庭事情を『椿姫』の練習中に双浦環(柴咲コウ)に相談する。
すると、環は『船頭可愛や』を聴かせてほしいと良い、聴いてみると、その曲のできをいたく気に入り、自分に歌わせてほしいと言い出し、レコード会社や、小山田耕三(志村けん)に赤レーベルと青レーベルの垣根を越えての試みをするために掛け合う。
半ば強行する形で環は『船頭可愛や』のレコーディングを行い、レコードを発売すると、大ヒットとなった。
更に音の妊娠が発覚し、『椿姫』の継続が危ぶまれる。
音は継続を希望するが、
「プロというのは子どもが死にそうになっても舞台に立つ人間。あなた、当然その覚悟はあるのよね?」
と言われショックを受け、裕一から
「音の夢は僕に預けて欲しい」
と、二人で夢を支え合おうと言われ、『椿姫』の降板を決め、半年後、無事に娘が誕生するのだった。
それでは、「エール」の第11週のネタバレを紹介していきたいと思います。
朝ドラ「エール」第11週ネタバレ「故郷の歌」
娘の華が生まれて4か月。
裕一(窪田正孝)は娘に夢中。
そんな中、福島の小学校の校歌を作曲してほしいという藤堂先生(森山直太朗)からの依頼を受けると、今度は校歌完成披露会に参加してほしいという手紙がきた。
同時に、母のまさ(菊池桃子)からも帰省を促す手紙が届く。
なかば故郷を捨ていた裕一は複雑な心境だったが、帰省することにする。
福島の旅館で開かれた校歌完成披露会に出席した裕一は、音(二階堂ふみ)と華を伴い喜多一に戻った。
店内はガランとしている。
喜多一は前年に店を閉め、浩二(佐々木宝)は役場の農業推進係として働いている。
川俣銀行も人手に渡り、茂兵衛(風間杜夫)は隠居して陶芸にいそしんでいると聞かされる。
夜には川俣銀行の同僚、ハーモニカクラブの友人、喜多一の元従業員など、大勢の仲間を集めて大宴会となった。
父・三郎(唐沢寿明)は上機嫌だったが、音は三郎が胃を押さえて痛そうにしている姿を目撃していた。
帰ってきた浩二は、兄に対する怒りが収まっておらず、裕一と目を合わせない。
そして三郎が胃がんで手の施しようがない状況にあることを告げる。
何も知らなかった裕一は呆然とするしかなかった・・・。
次の日、三郎を診療した医者は覚悟しておくように・・・と言う。
裕一が
「家族が一丸となって何とかしなければ・・・」
と慌てだすが、浩二に
「何もわかっていない」
と言われ、胸倉をつかまれてしまう。
家族でお金を工面し、福島一の名医に見てもらうなど、裕一以外の人間で頑張っていたのだった。
そこへ三郎が現れ、裕一に大事な話があると言って連れ出す。
その後、三郎の容態が急変。
三郎は浩二と2人になり
「この家の当主はお前だ」と伝える。
浩二の中でずっと胸につかえていた苦しい気持ちは、三郎の本当の思いを知ることでとかされていきました。#朝ドラエール#唐沢寿明#佐久本宝 pic.twitter.com/VSTQfTxTs8
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 11, 2020
三郎は裕一に、全ての家督を次男の浩二に継がせる了解をとっていたのだった。
三郎は浩二の頭をなで、その夜息を引き取った。
父の葬儀が済んだあと、裕一は改めて浩二に詫びた。
「い、今まで嫌な思いさせてきて、本当にごめん!浩二の言うとおり、何にもわがってながったど思う。」
「今も自信ないげど・・・。この家のごどは、浩二に全部任せます。母さんのごど、よろしく頼みます」
「言われなくてもわがってる。・・・兄さんも、頑張れよ」
数日後、裕一と音は、東京へ戻る前に茂兵衛(風間杜夫)を訪ねていった。
茂兵衛は、その日もとくとを回していた。
「本当はずっと、これがやりだがったのよ。絹子も死んで銀行もなぐなって、時間だげが残った。」
「没頭でぎるっつうのは幸せだな。ちっとも飽ぎねぇ。好きなごどで飯が食えるやづなんざ、一握りだ。」
「せいぜい気張って、かみさんど子どもに苦労かげんなよ」
「・・・はいっ!」
初めて見る茂兵衛の穏やかなまなざしに、裕一は胸を打たれた。
茂兵衛が焼いたいびつな夫婦茶碗を土産にもらって、裕一たちは福島を後にした。
※続きの第12週のネタバレはこちら
【エール】第12週のネタバレ!アナザーストーリーあの世、神田、パリ
朝ドラ「エール」第11週「故郷の歌」の感想・今後のネタバレ
第11週では裕一にとって別れの放送回になりました。
肉親との別れは、誰もが経験する事です。
これまでわだかまりがあった家族とも、父・三郎の死を切っ掛けに、少し無くなったのかもしれません。
浩二は裕一のことを面白く思っていませんでしたが、これで浩二の心も少し変わったように思えます。
そして次の第12週はスピンオフ回です。
注目と言えば、双浦環が駆け出しの時に恋人と過ごした時間や、バンブーの保と恵の出会いから結ばれるまでのストーリーですね。
保と恵の2人が結ばれる切っ掛けになったのには、実はお馴染みのある人物が関わっています。
それでは、次週の第12週もたのしみましょう!
【第10週のネタバレはこちら】
【全週のネタバレはこちら】
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