月9ドラマ「鍵のかかった部屋」の再放送である特別編で、最終回後に放送されたスペシャルドラマが放送される事が明らかになりました。
今回のスペシャルドラマでは、過去に放送された内容にプラスして、松井珠理奈さんと「SUITS/スーツ2」で蟹江貢役を演じる小手伸也さんの新撮シーンが追加される事が明かされています。
新型コロナウイルスの影響で撮影などが出来ずに、「SUITS/スーツ2」が放送出来ていないのに、再放送の「鍵のかかった部屋」に新撮シーンを盛り込むという矛盾が気持ち良いですね。
それでは、今回放送されるのは本編最終回後に放送されたスペシャルドラマなので、最終回のネタバレを含めて、スペシャルドラマについて紹介していきたいと思います。
目次
ドラマ「鍵のかかった部屋」のネタバレ一覧
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレなどを項目ごとに用意しました!
気になる箇所をクリックしてみてくださいませ!
先ず榎本径は最終回前の過去が明かされた10話のネタバレ
榎本径の過去を調べた人物は、刑事の鴻野(宇梶剛士)だった。
第10話では、榎本径は、青砥純子(戸田恵梨香)、芹沢豪(佐藤浩市)とともに芹沢が顧問弁護を務める介護サービス会社「ベイリーフ」にやってくる。
同社の社長室や役員室が入る会社最上階のセキュリティー強化を依頼されたのだ。
社内を調査した榎本は、社長の穎原昭造(佐々木勝彦)らに必要なシステムを説明、後日、工事が行われることとなった。
ところが数日後、榎本が工事にやってくると、穎原が社長室で死んでいた。
連絡を受け駆け付けた純子と芹沢に、穎原の甥で副社長の穎原雅樹(鈴木一真)は、穎原の死因が頭部打撲による脳出血であること、社長室が密室だったことを明かした。
刑事の萬田(丸山智己)は、社長室に唯一入出可能だったという理由で専務の久永(中丸新将)を警察署に連行。
しかし、久永が犯行を否認したため、芹沢は榎本に事件の調査を依頼した。
榎本が検証を続ける間、純子と芹沢も事件について考察を重ねた。
そんなふたりを、ボロボロのスニーカーを履いた男が付け狙っていた。
やがて、何かに気づいた榎本が、雅樹らにその事実について説明を始めたとき、刑事の鴻野(宇梶剛士)が入ってきた。
そこで鴻野は榎本径の過去を話し、榎本ならこの犯行が可能だと言う。
鴻野は「榎本さんならできますよ。貴方はこおkのセキュリティーを調べ尽くしていたでしょ。」
「言ったでしょ「こんなの余裕だ」って。貴方なら、誰にも知られずに社長室へ侵入することが出来たはずだ」
と言う。
そして鴻野は、話はゆっくり署で伺いますと言い、榎本径を連行するのだった・・・。
ドラマ「鍵のかかった部屋」11話最終回のあらしず・ネタバレ
「最後の密室事件~榎本が、いなくなる日」
榎本径(大野智)が不在の中、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)は事件の検証を行う。
そして、榎本は犯人ではない、と純子が断言したとき、榎本が釈放されたと連絡が入る。
専務の久永(中丸新将)が犯行を自認したからだ。
拘置所で純子と接見した久永は、睡眠中の無意識のうちに社長を殺害したのかもしれない、と弱気になっていた。
その後、榎本は、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)らに、社長が狙撃事件を自作自演したのは、社長室に隠した何かを守るため、窓を防弾ガラスに交換させたかったからだろう、と話す。
榎本は、自分のことを通報した犯人が自分と社長との因縁を知ったのは、社長室での純子との会話を盗聴していたからだと推測。
そんなことが可能な人物は誰か、考えを巡らせた榎本は、第一発見者の窓拭きのスタッフ・佐藤学(玉木宏)に会いたいと雅樹に申し出た。
やがて、榎本と純子の前に佐藤がやってくる。
純子は佐藤に、社長が倒れていた場所を尋ねた。
佐藤がキャビネットの方を指すと、榎本は窓の外からだとそこは見えないはずだと指摘。
佐藤は「ゴンドラが上がったときに見えた」と証言した。
そんなとき、芹沢からの電話で純子が退室。
榎本と2人きりになった佐藤は、社長室にいる違和感を口にした。
自分は、ガラス越しに眺めることしかできない存在だ、と話す佐藤。
そして、あなたも自分と同じ側の人間だろう、と榎本の様子をうかがい・・・。
ドラマ「鍵のかかった部屋」11話最終回のネタバレ
榎本径は警察に連行されたのだが、先に連行されていた専務の久永が犯行を自供したため、榎本はすぐに釈放された。
釈放された榎本は
「社長は15年前、自宅の警備を強化したが、その直後、愛人に泥棒に入られた。だから、自宅に置いていた何かを会社に移したのではないか・・・」
と推理した。
更に榎本は
「僕が社長から依頼を受けた事を知っているのは、社長と青砥さんだけです。おそらく、犯人は盗聴器を仕込んでおり、僕に罪をなすりつけるために警察に通報したのでしょう。」
「久永専務は拘留されているので、通報できません」
と話した。
新社長となった穎原雅樹(鈴木一真)は榎本に
「心神喪失で被害を最小限に留めようと思いましたが、久永が犯人ではないのなら、何としても真犯人を見つけなければなりません。」
と頼んだ。
そして最終回11話の結末
鍵のかかった部屋は最終話の玉木宏さんとのイケボ対決が最高にゾクゾクする。
犯人役の玉木さん「あなたもこちら側の人間ですよね」。無機質で何考えてるかさっぱり読めない、得体の知れなさが妙にハマってる大野榎本。#鍵のかかった部屋 pic.twitter.com/yw3ddyD4vj— suzy (@suzy__mh) September 5, 2016
結論から言うと、第11話で明かされた真犯人は清掃会社スタッフの佐藤学(玉木宏)でした。
佐藤の目的は、ダイヤを盗む事ではなく、自分の親父を裏切り、父親と母親を死に追いやった復讐だった。
復讐の計画を立てている時に偶然、ダイヤのことを知り、殺すついでにダイヤを盗み、新しい人生を始めようとしたそうです。
「向こう側へ行けるんだ」
と言う佐藤は
「君の事は調べさせてもらった。君ならわかるだろう。俺の気持ちが」
と榎本に尋ねると、榎本は
「僕は、向こう側へ行けないとしても、自由で居たいんです」
と答えた。
一方、榎本からの連絡を待っていた芹沢は、いくら待っても連絡がこないため、業を煮やして青砥に電話させる。
しかし、榎本の携帯電話は解約されていた・・・。
芹沢らは、東京総合セキュリティ地下にある備品管理室を訪れるが、榎本の鍵コレクションが無くなっていた。
そこで芹沢の携帯電話に刑事の鴻野から電話がかかってくる。
鴻野が言うには
「佐藤が自首してきました。自宅からダイヤも見つかりました。ただ、一つだけ気になることがあるんです」
と告げた。
三日後、青砥が芹沢に
「榎本さんはどうしてるんでしょうね」
と話していると、公衆電話から携帯に着信がくる。
青砥は電話に出ると、榎本が
「すみません。遅くなって。ちょっと事情がありまして、空港に居ます。臨時収入がありまして」
と告げる。
芹沢は青砥の携帯電話を奪い取ると
「盗まれたダイヤのうち1億円分のダイヤは偽物だった。」
「お前、まさか・・・」
と追及すると、榎本は
「社長が業者に騙されたんじゃないですか?」
と答えた。
青砥は携帯電話を奪い返し、
「どこへ行くんですか?いつ帰ってくるんですか?」
と尋ねたが、榎本は
「さぁ、フライトの時間なので」
と言い、電話を切った。
受話器を置いた榎本は、耳にイヤホンをはめると、パスポートを手にし、ニヤリと微笑むのだった・・・。
ドラマ「鍵のかかった部屋」スペシャルのあらすじ・ネタバレ
フジテレビの「鍵のかかった部屋 特別編」に出演させて頂きます😊
今回の放送に向けて新しいシーンを撮影しました✨
6年前の役をもう一度演じると思わなかったので、びっくりしました❗️
前髪もぱっつんになりました😊
25日の月曜夜9時から放送されますので、
懐かしさを感じながら、ぜひ見てください✨ pic.twitter.com/Tonb2hFzax— 松井珠理奈(ハリウッドJURINA) (@JURINA38G) May 22, 2020
榎本(大野智)が姿を消してから半年、芹沢(佐藤浩市)と純子(戸田恵梨香)は、通常の弁護士業務をこなしていた。
そんな折、芹沢が相談依頼を受けていた証券会社会長の藤林(黒部進)が撲殺される。
しかも、藤林の姪の郁子(黒木瞳)と共に遺体を発見したのは芹沢だった。
刑事の鴻野(宇梶剛士)から藤林との関係を聞かれた芹沢は、藤林の亡くなった妻の10億円相当の絵画コレクションを美術館に寄贈する話を仲介していた、と明かす。
芹沢は郁子に、藤林を殺害した犯人は捕まっていないが、寄贈の話を進めたいと伝える。
すると、郁子は寄贈を中止してほしいと言う。
事件の前日に、藤林が寄贈を中止したいと話していたというのだ。
その後、芹沢は郁子を寄贈先の美術館館長の平松(佐野史郎)と面会させる。
寄贈中止、との言葉を聞いた瞬間、平松の表情が鋭くなった。
その頃、偶然再会し、館内にいた榎本と純子は、企画展のために作品を制作中だという有名アーティストの稲葉透(藤木直人)に会う。
稲葉が制作した遊園地のミラーハウスを模した迷路と、そこにはめ込まれた巨大なオブジェ。その前に立った榎本は・・・。
ゲスト
稲葉 透 演:藤木直人
現代美術アーティスト
岡村 郁子 演:黒木瞳
藤林の姪・エステサロン経営者
平松 哲治 演:佐野史郎
新世紀アートミュージアム館長
小檜山 進 演:岡田義徳
マンション管理人
藤林 昌三 演:黒部進
郁子の伯父・AW証券会長
佐々木 演:伊藤正之
住成商事専務
朝妻 貢 演:ト字たかお
マンション住人
美術館スタッフ 演:宍戸美和公
ドラマ「鍵のかかった部屋」スペシャルの過去放送の感想※ネタバレ含む
待った甲斐がありました!
斬新奇抜なトリック、クールでスマートな謎解き、メインキャスト3人の軽快でコミカルな掛け合い、そして美しい映像、凝ったセット(美術館での展示セットや榎本経営の防犯ショップのセットなど本当に素晴らしい!)にスタイリッシュな音楽。
毎回釘づけにされた連ドラ時のクオリティーはそのままに、スペシャルの今作はゲストも豪華で見応えがあり、期待以上の佳作です。復活を待ち続けてよかった!
大野くん演じる主人公・榎本径は、今作では連ドラ時の警備会社の社員設定から防犯ショップ経営者(これがまたとてつもなく怪しい)になったことも含め、個人的には原作寄りにちょっとハード&よりダークになった印象ですが、相変わらず難しいことをスラスラと早口でまくしたてるし、華奢で寡黙で無表情ながら圧倒的な存在感。独特の立ち居振る舞いやセリフ回しなど完璧に榎本径になりきっての熱演が光ります。
とくに藤木直人さんとの対峙シーンでの挑むような強いまなざし、人間の業のすべてを見透かし受け入れるかのような深い瞳には鳥肌が立ちました。
かと思うと、素性を怪しむ芹沢さん、青砥さんの誘導尋問?をしれっとかわしたり。
「貯金です」「一生懸命貯めました」「貯金です」…のくだりは最高でした(笑)。
結局、彼は何者で何を考えているのか・・・掴みどころのなさに今作でまたも掴まれてしまいました。
連ドラ時から早く次が見たいと思わされる「鍵部屋」、ドラマの枠にとどめておくのはもったいないスケール、クオリティーなので、個人的には次はぜひスクリーンで見たいと思いました。
3人揃うと、やっぱり良いね
最終話で忽然と姿を消した榎本さん。
誰がどう見ても限りなく黒に近い榎本さんが、一体どんなシチュエーションで芹沢さんと青砥さんの前に現れるのか。そこが一番気になる所でした。
それが普通に「こんにちは」・・・って。
何とも拍子抜けという感じでしたが、そういう所が得体の知れない榎本さんらしい登場の仕方なのかな、と妙に納得したりして。
とりあえず、相変わらず飄々とした風情の、早口で難解な台詞を捲し立てる榎本さんに、久しぶりに再会する事が出来て、とても嬉しかったです。
3人の会話のテンポも期待以上に良かった。
連続ドラマでなくてもいいから、貴志先生の原作が完成した時とか、度々SPもしくは映画を制作してくれないかなぁ、なんて思ってしまいます。
大野くんには迷惑な話かな(笑)
密室トリックも凡人には到底思い付かないような物ばかりで、感心しながらあっという間に2時間半が経ってしまいました。
3つの密室
面白かったです。密室が3つ出てきますが、全く違ったテイストで飽きずに見ることができました。
レギュラー3人の会話のテンポの良さは健在。チーム榎本の安定感!
その上、藤木直人、黒木瞳、佐野史郎という豪華な出演者。
特に,黒木さんが、物語に彩りを添えていてよかったです。
そして、1回限りではもったいないのでは?と思うようなセット。リピートにたえる作品だと思います。
大野君もとっても素敵でしたが、嵐ファンでなくても十分楽しめると思います。
榎本径の本性も気になったドラマスペシャル
ドラマ放送が終了してから結構な月日が経っているのに、ほんの数分観ただけで「鍵のかかった部屋」の世界に再び引き込まれました。
密室再び、チーム榎本再びですが、マンネリ感はなく、期待を裏切らない仕上がりでした。
チーム榎本の3人のやり取りはやはり面白く、今回は芹沢弁護士に何度も笑わせていただきました(笑)
黒木瞳さんや佐野史郎さん、藤木直人さん等のゲストも華を添えていて(ただ豪華なゲストを集めたのではなく役にピッタリで良かった)、とても面白くてTV画面から目が離せないほど夢中になって観ました。
榎本径はドラマでは泥棒なのかグレーでしたがドラマ終了後に世界一周旅行をして防犯ショップまで立ち上げていて、どこにそんなお金があったのか疑問ですし(本人は「一生懸命貯めました」の一点張り)、他にも怪しい描写があって原作に近い感じ(ブラック)になりましたね。
ここは賛否あるかと思いますが、私はそれもまた面白いなと。続編も作れそうですし。
三つの密室“三密”を解く榎本径を楽しもう!
鍵のかかった部屋。
松山監督のインタビュー。
大野さんはやはり素晴らしいですね。こちらがオーダーを出すと、"ここでこうしたいのだな"という狙いを瞬時にくみ取ってピンポイントで演じてくれる。大野さんから、こうしたいとか、これはできないと言われたことは一度もない。#鍵のかかった部屋 pic.twitter.com/cBkzkJSYYK— さ と み ん (@satomin3104) May 24, 2020
「鍵のかかった部屋」特別編スペシャルでは、三つの密室が描かれます。
この三密を榎本径が無事に解けるか・・・これが今回のスペシャルの見所ですね。
榎本径は、ドラマ版では明言されませんが、原作では泥棒です。
ドラマ版の本編最終回では、1億円分のダイヤを偽物とすり替え、海外へ高飛びしました。
このスペシャルドラマでは、高飛びから帰ってきたところから描かれます。
今回新撮シーンも追加されてどのようになるのか、ドラマ「鍵のかかった部屋」特別編スペシャル。
2週に渡って放送されるこの伝説のスペシャルを楽しみましょう!
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