【リコカツ】あらすじネタバレを1話~最終回結末まで紹介!最後に2人は!?

TBSの金曜ドラマ「リコカツ」の1話から最終回、最終話・結末のあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信などについて紹介したいと思います。

このドラマはこれまでよくあった恋愛ものというよりも、出会ってすぐに結婚をし、そこから離婚に向けて動き出すリコカツ物語です。

成田離婚というドラマも昔はありましたが、このドラマ「リコカツ」の結末では!?

という事で、先ずはドラマ「リコカツ」の動画配信や見逃し配信について紹介していきたいと思います。

金曜ドラマ「リコカツ」の無料動画や見逃し配信の視聴方法

先ず、見逃し配信と言えば「TVer」が一般的なのですが、「TVer」では最新のドラマが見逃し配信として一週間しか配信されません。

今回ご紹介するTBSの金曜ドラマ「リコカツ」も例外ではありません。

では、どうすれば見逃してしまった「リコカツ」を見ることが出来るのか、またもう一度1話や2話、見逃してしまった4話や5話が見たい場合に、「リコカツ」をどうすれば見ることができるのか・・・「リコカツ」の動画配信を見る方法は一つだけあります。

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TBSのドラマに強く、TBSの最新ドラマを独占配信しています(オリジナルストーリーも複数あり)。

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金曜ドラマ「リコカツ」のネタバレ一覧

ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレなどを項目ごとに用意しました!

気になる箇所をクリックしてみてくださいませ!

・全話のあらすじネタバレはこちらから

・最終回結末についてはこちらから

・キャスト情報はこちらから

金曜ドラマ「リコカツ」の基本情報

4月スタート!金曜ドラマ『リコカツ』

運命的な出会いをし、“交際ゼロ日婚”した二人が早くも離婚!?

結婚したのは間違いだった・・・?

出版社に勤務する編集者・北川景子と自衛官一家の長男・永山瑛太が送る離婚から始まるラブストーリー!

TBSでは4月期の金曜ドラマ枠で、北川景子が主演を務めるオリジナルストーリー『リコカツ』を放送する。

北川が同枠に出演するのは10年ぶりとなる。

結婚生活の中で一度は「離婚」を考えたことがある人は多いだろう。

実際、日本でも年間20万件を超える離婚が成立している(※厚生労働省「人口動態統計」)。

離婚自体が珍しくなくなった今の時代、離婚は「不幸」なものではなく、幸せになるためのポジティブな一歩と捉えられるようになってきた。

そんな現代ならではの価値観、そして時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を「リコカツ」というキーワードを通じて描き出す「離婚するかもエンターテインメント」をお届けする。

【脚本】
泉澤陽子

【演出】
坪井敏雄
鈴木早苗
韓 哲
小牧 桜

【プロデュース】
植田博樹
吉藤芽衣

【音楽】
井筒昭雄

【製作著作】
TBS

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金曜ドラマ「リコカツ」のあらすじ・ネタバレ

ファッション雑誌の優秀な編集者・水口咲(北川景子)と、航空自衛隊に編成されている航空救難団のエース隊員・緒原紘一(永山瑛太)。

自由奔放と生真面目。

まるで正反対な二人は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚。

華やかな結婚式を終え、幸せな新婚生活が始まると思われたのだが・・・。

同じ家で暮らし始めた二人は、互いの生活習慣の違いや結婚生活に求める価値観の違いで意見が食い違い、大喧嘩に。

売り言葉に買い言葉で、新婚早々離婚を決意する。

ところが、職場や家族・友人から盛大に結婚を祝福され、将来を期待される新婚夫婦は、周囲になかなか離婚の決意を切り出せず・・・。

水面下で離婚に向けた活動、「リコカツ」を始めることに。

「離婚は事実において結婚の破壊ではない。むしろ、結婚を維持する第一条件である」
(バーナード・ショー)

金曜ドラマ「リコカツ」1話のあらすじ・ネタバレ

水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)は、運命の糸に導かれるように結婚した。

出会いは3カ月前。雪山で遭難した咲を、航空自衛隊航空救難団の紘一が救助したのがきっかけだ。

ファッション雑誌の編集者をしている自由奔放な咲と、厳格な自衛官一家に育った生真面目な紘一。

性格は正反対だが、2人で幸せな人生を築くと誓った。

ところが、結婚式の翌日。咲は早朝4時に起床ラッパの音で起こされたうえ、紘一から緒原家の家訓を唱和させられる。

会社で後輩の三本木なつみ(大野いと)にこぼす咲。

なつみからは笑われた挙句、元カレの青山貴也(高橋光臣)の方が良かったのではないかと言われてしまう。

休日、紘一の提案で外食することになった。

咲は喜ぶが、紘一はファッションから店選びまで何もかもセンスが違った。

そのうえ自分の考えを押し付けてくるため、咲の不満が爆発。紘一も「思っていた結婚生活と違う」と大喧嘩になり、互いに離婚を言い放つ。

2人は離婚を考えていることを緒原家の食事会で紘一の両親に話そうとした。

ところが、母・薫(宮崎美子)と父・正(酒向芳)から先に「自分たちは離婚する」と言われてしまい・・・。

さらには咲の父・武史(佐野史郎)と母・美土里(三石琴乃)の間にも不穏な空気が・・・。

金曜ドラマ「リコカツ」1話のネタバレ・感想

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマとして描かれる『リコカツ』(TBS系)。同じく“スピード離婚”をテーマにした『成田離婚』(フジテレビ系)から24年、永山瑛太主演の『最高の離婚』(フジテレビ系)から8年経過した令和の今、“人生100年時代到来”も踏まえ、この「離婚するかもエンターテインメント」はどんな夫婦の事情や決断を見せてくれるのか。

本作では“熟年離婚”含めそこかしこで様々な夫婦のリコカツが見られるようだ。まずは、メインの2人から。ファッション雑誌編集部の水口咲(北川景子)と自衛官の緒原紘一(永山瑛太)。33歳の咲は、5年間付き合った元彼に「結婚のイメージが湧かなくて」と宣告された挙句、雪山で遭難したところを、紘一に救われ“運命の出会い”を果たす。

あの救出シーンは『愛の不時着』でのユン・セリ(ソン・イェジン)とリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の出会いを彷彿させるものがあった。華やかな業界に身を置く彼女と堅物な彼という構図も少し似ている。

2人は出会って3カ月、結婚するまでに5、6回会っただけの“交際0日婚”カップル。不器用だけど真っ直ぐで純粋、そして何より救出劇から改めて再会を果たしたその日に「結婚して下さい」と、5年一緒に過ごした元カレが一切くれやしなかった言葉を叫んでくれる。

貴重なアラサーの5年間を費やした相手にリリースされ「これからまた新しい人と出会って恋をして結婚するなんて何年かかるんだろう……」と途方に暮れていた彼女からすれば、“この流れに乗っかってしまおう”と思うのは当然のことのように思われる。

ただ、咲ほどに仕事にも恵まれ自立している女性でも、「一緒に歩んでいこう」ではなく、「この人に賭けてみよう」と決めたというのは少し意外にも思える。それほどに元カレの件の発言によるショックが大きかったのだろうとも言えるだろう。

紘一の4時起き、緒原家の家訓の唱和ほど極端でなくとも、“他人だった2人”が一緒に暮らすにはもちろん色んな障壁が立ちはだかる。“額縁に入った家訓”は、当人同士の問題だけに留まらない“家のこと”や、当人のいち個性というよりも脈々と受け継がれてきた家庭の教えのようなものを象徴しているかに見えた。

ただ、実際には咲の希望に合わせて住まいを東京にした結果4時起きになっているのであって、家訓の掲示や唱和を拒否した咲だが、自分の家族について“個人主義でバラバラだ”と言われると「言っても良いことと悪いことがある」と怒りをぶつけていた。紘一にとっては、家訓を邪険にされることが緒原家を侮辱されることと同じであるように。

紘一の特徴的なキャラクターによって、彼の突拍子のなさばかりが際立って見えるが、よくよく見てみると“お互い様”な部分も少なくないのではないだろうか。紘一も、家訓の話を持ち出されるまでは、きちんと咲の不満をメモし、自分なりに咀嚼しようとしていた(なかなかそんな人いないのではないだろうか)。

また紘一の職業柄、ことさら強調して描かれていたが、夕食を作って待っていたのに連絡がない、挙句「先に食べておいてくれて良かったのに」と言われる、仕事について聞いてもまともに話してくれないなどは、同棲中のカップルでも経験したことがある人も少なくないだろう。

永山と言えば、ドラマ『アンフェア』(フジテレビ系)での意外すぎる黒幕役や、映画『友罪』での鈴木秀人(本名は青柳健太郎)役などどこか影のある役どころの印象が強く、どちらかといえば繊細で中性的な雰囲気を纏った役柄のイメージがあった。それが本作では、バッキバキに鍛え上げられた肉体、“堅物”ぶりを見事体現した表情、話し方、発声、全てにおいて徹底した役づくりで、男性性を全面に押し出したこれまでにない永山瑛太を見せている。

ラストに、紘一以上に頑固な父親が遂に妻に三行半を突きつけられ呆然とする姿も描かれており、咲の母親もレディースクリニックの診断結果に何かしら苦悶の表情を浮かべた後に「リコカツ」に関する本を購入していた。咲の姉も何か夫婦関係について秘密を隠していそうだ。

「離婚」というある意味、共通の目的を持った共同作業から始まるラブストーリーも存在するのだろうか。紘一と咲の関係性がどう変化していくのか、早くも次話が気になる。

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金曜ドラマ「リコカツ」2話のあらすじ・ネタバレ

交際ゼロ日婚を果たしたが、お互いのあまりの不一致に離婚を決意した咲(北川景子)。

しかし、歩道橋で足を滑らせた自分を身を挺して守ってくれた紘一(永山瑛太)の頼もしさと、「まだ君の夫だから」という優しい言葉に心が揺れる。

そんな時、事件が起こる。

紘一の母・薫(宮崎美子)が離婚届を残して家を出て行った。

2人で緒原家に駆けつけると、父・正(酒向芳)は心配するでもなく、紘一の妻である咲に当たり前のように夕飯の支度を要求。

そんな義父の態度にも、それを何とも思わない様子の紘一にも、咲は腹を立てる。

翌日、咲は編集長の大崎(松永天馬)から、ラルフローレンの新連載の企画を聞く。

連載を依頼する吉良夫妻を招いてパーティーを開くので、咲にも夫婦で出席してほしいという。

成功させれば外されていた企画の担当に復帰するチャンス。

パーティーは苦手だと渋る紘一を「離婚後に自活するには、仕事は大事。

これもリコカツ!」と説得する。

その数日後、紘一は隊長の重森(菅原卓磨)から、今年のバーベキュー大会には夫婦で参加するよう念押しされる。

しかし、パーティーと同じ日であることに後で気づいて、咲と大喧嘩に。

すれ違いばかりで落ち込む咲は、久しぶりに行ったレストランで元カレの貴也(高橋光臣)と偶然再会し・・・。

一方、咲の実家でも事件が起こっていた。

母・美土里(三石琴乃)が夫・武史(佐野史郎)の浮気を確信。

証拠を押さえようと密かに行動を起こす。

金曜ドラマ「リコカツ」2話のネタバレ・感想

「私たち離婚するのにどうして?」

「まだ君の夫だ」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマとして描かれる『リコカツ』(TBS系)第2話で早くもお決まりになった水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)の掛け合いだ。

なるほど「離婚するかもエンターテインメント」での決め台詞はこうなるのか。

咲が企画担当に返り咲くチャンスになり得るパーティーと、紘一が所属する自衛隊のバーベキュー大会の日程が重なり、どちらもパートナー同伴を求められるが、ダブルブッキングが発覚しそれぞれ別々に向かう。

しかし、自分の両親の離婚危機に際し、「夫婦でいつも妻だけが我慢するなんておかしい」と父親に言い放った言葉に自分自身も思い当たる節があったようだ。

紘一はバーベキューを抜けて、スーツに身を包みパーティー会場に駆けつける。

さらに「彼女は誰よりも努力して編集者になったんです。彼女の仕事にかける想いを自分は尊敬しています。彼女ならあなたの納得いく仕事をしてくれるに違いありません」と、咲が口説き落としたい仕事相手である吉良夫妻に面と向かって断言する。

なんだかんだ咲が欲しい言葉を言ってくれるのは紘一なのだ。

さらに、咲も「夫が駆けつけてくれたように私も夫のためにできることをしたいんです」と言って、今度は2人でパーティー会場を抜け出しバーベキュー会場に戻る。

都心の洗練されたブランドショップ×ドレスアップした姿から、大自然の中アウトドア着に着替えるさまは本当に2人の正反対のライフスタイルや住む世界を表していた。

しかし、それだけ大きな振れ幅を2人で経験し合えて、自分1人では知り得なかった世界を互いのおかげでシェアできるのは“2人で一緒にいるからこその意味”になり得るだろう。

吉良夫婦からの「自分の足で立つ、適度な距離を保ち続ける、それは新しい夫婦の形として素敵だが、だったら結婚してる意味って何?」という問いへのアンサーを、まさに一連の咲と紘一の“互いの大切なものを尊重し合う”姿勢が体現していた。

咲が現実と理想のギャップを嘆きながら「結婚って一番の味方でいてくれる人がずっと一緒なんて最強だと思ってたのに」とポツリとこぼすシーンがあったが、すでに“灯台下暗し”になりつつあるのではないだろうか。

そして咲もそれに気づき始めているものの、今さら引き返せない思いもあって強がってしまっている部分もあるのだろう。

紘一にバーベキューに戻ってくれた理由を聞かれた際に「あなたに借りを作りたくなかったから」と答えた後、自身の中で湧いてきた“それだけではない想い”を打ち消しているかのようだった。

冒頭のやり取りでも「私たち離婚するのに?」と事あるごとに問いかけるのも、彼からの「考え直してくれないか」「俺は離婚したくない」という答えを少し期待しているようなタイミングもありそうだ。

キャンプ場で迷い込んでしまった咲を見つけ出し、抱きしめるシーンなんかは、2人の初対面シーンである“雪山で遭難した咲の紘一による救出劇”を再びなぞるかのような展開だった。

北川といえば、最近ではバリキャリ役がすっかり板についており、映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』での刑事役、『ファーストラヴ』での公認心理師役に続き、本作でもファッション雑誌編集者を好演している。

何より『家売るオンナ』(日本テレビ系)で演じた不動産スーパー営業マン役では、彼女のコメディエンヌとしての才がいかんなく発揮され、強烈なインパクトと、癖になるようなキャラクターへの愛着を観る者に見事植えつけてくれた。

本作での役どころも、永山瑛太の見事なまでのキャラクターの作り込み、仕上げっぷりが凄まじいが、その隣にいながらあのペースに飲み込まれずやり合えるのは北川だからこそだろう。

緒原家の“甘い味付けの卵焼き”にまつわるちょっぴり切ない、だけれどもきっと多くの家庭に眠っているだろう秘密が明かされたが、次週は咲の両親のリコカツも動きを見せそうだ。

さらに、紘一とすでにジムで顔見知りになっている咲の元カレ・貴也(高橋光臣)も加わり恋の三角関係も見られるようで、楽しみだ。

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金曜ドラマ「リコカツ」3話のあらすじ・ネタバレ

キャンプの夜、林の中で道に迷った咲(北川景子)を紘一(永山瑛太)が見つけ出し、背負って帰ってくれた。

どんな時も自分を護ってくれる紘一に咲は素直に感謝し、紘一も喜ぶ咲を見てうれしく思う。

そんな時、咲の母・美土里(三石琴乃)が2人の新居にやって来て「ここに住む」と言い出す。

原因は夫・武史(佐野史郎)の浮気で、美土里は離婚する気らしい。

一方、離婚届を残して出て行った紘一の母・薫(宮崎美子)が、箱根の温泉旅館で働いていることがわかる。

夫の正(酒向芳)はメンツを気にして迎えに行くことを拒否したため、紘一と咲が休暇を取って会いに行くことに。

離婚を決めていた2人だったが、初めての旅行はどこか楽しみで、周囲からも「新婚旅行」とひやかされ、まんざらでもない。

この箱根旅行で離婚の決意はどうなる?

そんなある日、同じスポーツジムに通っている紘一と貴也(高橋光臣)はなんとなく気が合い、サウナで互いの身の上話を始める。

さらに、箱根行きの前夜、紘一の職場で新婚旅行壮行会が行われ、その帰り際、紘一は部下の純(田辺桃子)から「相談がある」と言われ・・・。

同じ頃、咲は編集長(松永天馬)に、ファッション誌の部署から小説や文学作品を扱う文芸部への異動を告げられる。

金曜ドラマ「リコカツ」3話のネタバレ・感想

「私たちは今、雨宿りしてるんじゃない? 雨が止んだら別々に歩き出す。今は少しの間だけ同じ場所で雨宿りをしている、私と紘一さんはそういう関係なんじゃないかな」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第3話では、緒原紘一(永山瑛太)と水口咲(北川景子)の“偽装新婚旅行”が描かれる。離婚届を置いて出て行った紘一の母・薫(宮崎美子)の居場所を突き止めた2人は箱根の旅館に向かう。

薫が離婚を決意した理由は特に“働くこと”と“家庭に入ること”の両立が難しかった母親世代以上には身に覚えがある女性が少なくないのではないだろうか。

“緒原さんの奥さん”でも“紘一くんのお母さん”でもなく“薫さん”と自分の名前で呼ばれることが嬉しい……どうやったって男性にはなかなかピンと来ない感情だろう(2011年に放送されていた“ママ友バトル”が題材の『名前をなくした女神』<フジテレビ系>でも、その類の悩みが描かれていた)。

咲が言った通り、“妻であり母である人生も幸せだったけど、他にも自分の人生があったかもしれない”と矛盾する気持ちを内包することは誰しもに経験があることだろう。離婚のために来た旅行なのに内心とてもワクワクしている2人のように。

紘一の異様なまでの早起き事情も、紘一が咲と結婚した理由も“肝心なこと”こそ本人の口から直接知るのではなく、他愛もない周囲との会話から聞かされ、自分が想っていたよりも随分相手に大事にされていることを間接的に知る皮肉のように。

実家から通った方が基地にも近いが咲の希望を叶えて都心に住んでいるのと、何より自分の不在時に咲の身に何かあった時に彼女の実家に近い方が安心という“彼女ファースト”な考えが紘一にあったことを初めて知らされる。

さらに、咲と結婚したのも、まるでSMAPの名曲「らいおんハート」の歌詞を地で行っており、「咲と出会うためにこの仕事をしていたと思った」なんて、そんなこと言われて心が動かない女性はいないだろう。

この展開には、いつものお決まりの台詞の逆パターンが見られ、「なんで離婚するのに、励ましてくれるんだ?」という紘一に、咲が「まだあなたの妻だから」と答えていた。

いつ止むともわからぬ雨が降り止むのを待つ「雨宿り」という通常憂鬱で退屈で拉致の明かない時間を共有できていることこそ“特別な関係性”であることの裏返しとも言えるだろう。

どちらか片方がトラブルや災難に見舞われた時に、一緒に傘をさしながら、あるいはどこかの軒下で肩寄せ合って晴れ間を一緒に待ち望む人がいてくれるだけでどれだけ心強いことだろう。

何も“雨”は厄介なことだけでなく“恵みの雨”もあるし“雨降って地固まる”とも言う。今回の雨宿り明けの2人には正にそんな様子が窺えた。

せっかく心が通じ合ったと思えた矢先に、帰って来た新居に待ち受けていたのがなんと咲の元彼であり、紘一のジム仲間でもある貴也(高橋光臣)だった。高橋といえば『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)で演じたラグビーチーム「アストロズ」のキャプテン・岸和田徹役の印象が強く、熱い思いを漲らせた徹の奮闘ぶりに視聴者の涙を誘っていた。

本作でも肉体派の弁護士役を演じているものの、内面的には合理主義、何かと立ち振る舞いがスマートな役どころで、これまでの高橋のイメージとは違う顔が見られそうだ。今後の紘一と咲の関係にどう影響を与えていくのかに期待したい。

さらに、次話ではファッション誌担当から文芸担当に部署異動を命じられた咲が担当することになる恋愛小説家・水無月連(白洲迅)も加わり、今後ますます加速していくこの“離婚するかもエンターテインメント”から目が離せそうにない。

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金曜ドラマ「リコカツ」4話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)は紘一(永山瑛太)が自分と結婚した理由に心を打たれ、紘一も自分を理解してくれている咲のことを愛おしく思う。

紘一の実家の騒動を機に初めて気持ちが通じ合えた2人。

夫婦仲良く帰宅すると、家にはなぜか咲の元カレである貴也(高橋光臣)がいた!

咲の母・美土里(三石琴乃)が、弁護士である貴也に自分の離婚を相談したのがきっかけだったが、貴也はそこが元カノ・咲の新居であり、その夫がスポーツジムで仲良くなった紘一だと知り、凍り付く。

そして、この一件を機に再び咲と紘一の間に距離ができてしまう。

翌日、咲は異動になった文芸部に初めて出勤し、小説家・水無月連(白洲迅)の担当を命じられる。

連は若者に絶大な人気がある“恋愛のカリスマ”だ。

しかし、その言動は身勝手極まりないもので、異動して早々に仕事にも暗雲が立ち込めていた。

一方、紘一は紘一なりの思いで、咲との離婚を真剣に考え始めていた。

そんな時、美土里が自分の誕生日パーティーを咲たちの新居で開くことを勝手に決め、知り合いに招待状を送っていた。

そのパーティーで再び咲と紘一と貴也が顔を合わせ、そこにさらに紘一に思いを寄せる同僚の隊員・純(田辺桃子)もやって来て・・・。

金曜ドラマ「リコカツ」4話のネタバレ・感想

「やっぱり寂しいね。戻る家がなくなるって。本当にひとりぼっちになっちゃう」

「もういい、離婚はやめよう。君が傷つく姿をもう見たくない。君を一人にはしない」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第4話ラストで、緒原紘一(永山瑛太)が両親の離婚危機に傷つき涙する水口咲(北川景子)を抱きしめながら前言撤回する。前話から、もはやそんじょそこらのラブストーリーよりもストレートな愛情表現が見られてきた本作、強がりな2人ゆえあと一歩のところですれ違い、どうしても言えなかった一言がようやく聞けた。

父親も自衛官という厳格な家庭で育ち、現在も規律正しい集団生活の中に身を置いている紘一は、“集団の和”や“チームワーク”を何より重んじることが身体に自然に染みついている節がある。そんな紘一が“自分の気持ち”に突き動かされ一歩踏み出した瞬間でもあっただろう。

元々、紘一にとって咲は「例外」なのだ。あれだけ国家機密だと仕事の話を一切他人にしない紘一が、咲との出会いについてだけは職務中のことなのに詳細を母親・薫(宮崎美子)に話していたようだし、そもそもあれだけ職業倫理観とプロ意識の高い紘一のことだから、仕事中に出会い救助した相手をこれまで恋愛対象としては見ることなど一度たりともなかっただろう。

それが、「彼女に出会うために、彼女を守るためにこの仕事に就いたと思える」なんてことを紘一にさらりと言わせてしまえるのだ。かなり出来上がった自己完結型の紘一の生活や人間性にまで咲は入り込めて、あれだけルーティーン化された紘一の日々に変化をもたらし、規律外、枠外に押し出してくれる、そんな存在なのだろう。

そしてきっとそれは咲にとっても同じで、そんな2人が一つ屋根の下、一緒に暮らすことで最初は不協和音ばかり目についてしまっていたのが、互いへの理解が深まり本音に触れられた今、良い“化学反応”が見られるようになった。“予定調和”にいかない部分やお互いの“違い”こそ面白がり、楽しめるようになっている2人の姿が本当に自然で、互いに無理をしておらず素敵だ。

最初はダサいと一蹴していた紘一からのライト付きのボールペンを咲は今やとても大切にしているし、“誰にどこから狙われているかわからない”からと紘一がホームセンターで慌てて調達したスカイブルーのカーテンにも咲は本気で拒絶反応を見せていたのが、今やそれを突っ込み愛でることができる余裕が出てきている。さらに、あれだけ身の安全のためにカーテン取り付けにこだわっていた紘一も、たまたま2人で窓から見られた朝焼けの美しさに「カーテンがないのもいいもんだな」ととても素直な感想をこぼす。

“私はこれが好き。でもそっちもおもしろいね!”そんな風に、互いの差異を認め合いシェアし合うこと。何も夫婦関係だけに限ったことではなく、あらゆる人間関係をストレスフリーに、かつ円滑に楽しめる秘訣だと思う。

もしかしたら、新婚早々に離婚を検討した2人だからこそ、取り繕うことなく互いの素を出し合えたのと同時に、下手に相手に“期待しなくなった”のも彼らが現在の良好な関係性を築けた要因として大きいのではないだろうか。

夫婦も“他人”に違いないのに、ひとたび“身内”だと思ってしまうと、どうしたって人は相手に期待してしまうし、自分の希望通りに動くことを望んでしまい、良かれと思ってあれこれ口出ししたくなってしまうものだ。

紘一と咲はいろいろな点で正反対なところが目立つが、咲の母・美土里(三石琴乃)が離婚を決意した理由に挙げていた「超えてはいけないライン」を互いが超えることはないのだろう。“ここだけは絶対に目をつぶれない、譲れない”というポイントさえ合っていれば、それで十分なはずで、それこそが結構難しかったりするのだ。

第4話ではなんと言っても咲の父・武史役のキャスト交代があり、第3話までを演じた佐野史郎の体調不良を受けて、平田満が代役を務めることになった。大手広告代理店を退職後もいまだ会社員時代の名刺を持ち歩く“バブルを味わった広告代理店マン”の何とも言えない胡散臭さや軽薄さ、傲慢さとその中に共存する小物感を佐野は見事に体現してくれていた。

そこから朴訥な役どころ、あるいはかなり個性的な役柄を演じることが多い平田へのバトンタッチはどんなふうになるのか見当もつかなかったが、さすがはベテラン同士のお仕事だ。平田は初回登場回にして妻に離婚宣告を受けることになるわけだが、佐野が作った能天気で自分都合に物事を解釈しがちな夫・父親像を踏襲したまま、とうとう妻より三行半を突きつけられうろたえる情けなさや哀愁、滑稽さを見せてくれた。

登場初回にして、その背中で夫婦2人の“35年間の結婚生活”を感じさせられるのだから、本当にお見事としか言いようがない。

本当の意味での“新婚生活”リスタートとなった紘一と咲の行手を阻む要因として、次話から咲が編集担当になった恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の存在感が増してきそうだ。次なる壁を2人は乗り越えられるのか、必見だ。

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金曜ドラマ「リコカツ」5話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、離婚はせずにもう一度最初からやり直そうと心を新たにする。

その夜、紘一の母・薫(宮崎美子)が自宅に戻って来たと正(酒向芳)から連絡が入る。二人が駆け付けると、薫は旅館で働いた給与明細を正に見せ、正式に離婚を迫る。

翌朝、咲は薫から、紘一の好きな料理の作り方を教えてもらうことに。

一方、紘一は咲の母・美土里(三石琴乃)から離婚宣告されて落ち込んでいた武史(平田満)を心配し、咲の実家へと向かう。するとそこには武史の浮気相手と思われる里奈(中田クルミ)の姿が。さらに美土里から離婚届を託された貴也(高橋光臣)もやって来て、紘一、武史、貴也、里奈の4人はすき焼きを囲むことに…。

そんな中、紘一に異動の話が持ち上がる。自宅と基地が離れていることを気にする上層部がいるというのだ。仕事のこと、咲とのことを考えた紘一は、基地に近い実家に引っ越そうと決意し、咲に提案。ところが、咲は小説家の水無月連(白洲迅)から「新境地を開くような小説を書きたい」とチャンスを与えられたばかりで、二人の意見は真っ向から対立。

咲と絋一はついに離婚へと進みだしてしまうのか…。

金曜ドラマ「リコカツ」5話のネタバレ・感想

「だったらなんで結婚してんの? 結婚してる意味ってなに?」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第5話は、離婚撤回の前話からあまりに急転直下な展開で一難去ってはまた一難……だ。

緒原紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)それぞれの身に仕事で大きな転機となる出来事が起きる。

全く正反対の業界に身を置きながら、2人ともプロ意識高く自身の仕事に誇りを持った職業人同士、こと仕事のこととなると互いにどうしても譲れないポイントのようだ。

これまで主に描かれきたのは好みや趣向といった価値観の違いだったが、今話描かれたのはもっと現実的で物理的なハードル、かつ当人2人だけの問題ではなく、それぞれに仕事相手を巻き込んでの問題で、単なる“譲り合い”だけではなかなか折り合いをつけるのが難しい。

住む場所や暮らし方(同居なのか否か)など、正に明日からの互いの「生活」に関わる決断となり、この調整には苦心するだろう。

夫婦といったって他人なのだから、もちろん全てを分かち合えるわけではないが、“どうしたって譲れないポイント、目をつぶれないポイント”が一致しないのはなかなかに致命的だ。

咲が文芸部に異動になり恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の担当編集になったことで、紘一と生活リズムがほぼ真逆になってしまったのも非常にまずい。

「生活リズムの違い」は、余程相性の良い2人であってもすれ違いの原因に大いになり得る。

“言わなくてもわかるだろう、家族なんだから、夫婦なんだから”というのは幻想でしかなく、過信でしかない。

出会った当初からずっと相手も自分も変わらないと信じて疑わないのも驕りだ。

紘一の母親がずっと自分の好みではない卵焼きを夫のために作り続けていたように。

どの幸せな思い出にも不在な夫を見て見ぬふりしながら夫婦を続けてきた妻の心の内など知る由もないように。

咲の母親にしたってそうだ。その時を虎視淡々と待ちながら一人暮らしと独立ができるだけの貯金をしていた妻の様子に夫は一切気付いていなかったようだ。

彼女が病気を患っていることさえ夫はいまだに知らない。

ただでさえそうなのに、対話できる時間がないというのはまた問題解決を遠ざけてしまう。

そのうち、そのすれ違いの日々が当たり前になり、互いにひとつ諦め、ふたつ言葉を飲み込み、ようやく口にできた際には「結論」だけとなってしまう。

相手からすれば「なんで急にそんなこと言うの? どうして夫婦なのに何の相談もなしに?」となるだろうし、本人にしてみても「いや、耳を貸そうとしなかったのはそっちじゃないか」と、互いにフラストレーションを溜め込み、話し合いは平行線を辿るばかりとなる。

それが続けば、怒りや失望さえなくなり、もはや「無関心」の域に達してしまう。

結果、彼らの母親のように必然的に「相談」ではなく、一方的な「報告・通達」になってしまうのだろう(あるあるすぎて書き連ねていて辛くなってくる……)。

咲の言うように今時「週末婚」「別居婚」夫婦も珍しくはないし、必ずしも一緒にひとつ屋根の下暮らすことだけが夫婦の形ではないかと思うが、“夫婦は一緒に住むもの、別々に暮らす時点で夫婦ではない”という紘一のような考えの人がいるのもなんとなくわかる。

この対極の考え方、立ち位置をすり合わせるにはどうすればいいのだろうか。今回ばかりは途方に暮れてしまうラストだった。

恋愛小説家・水無月を演じる白洲迅は、もう間もなく最終回を迎える『私の夫は冷凍庫に眠っている』(テレビ東京系)でも非常に謎めいた物語の鍵を握る人物を演じているが、本作でもいつも気怠そうでどこか冷めていて刹那的で、挑発的、満たされなさを抱えた売れっ子作家役を好演している。

他人に立ち入らせない心理的な絶対領域、距離感のある排他的な部分と気高さを併せ持つ一匹狼感を言葉少なに虚な視線や物憂げな様子で表わしている。

彼の中に芽生えているのであろう咲への興味、そして執着はなぜなのだろうか。

おそらく咲は面倒な自分からも逃げないで向き合ってくれると本能的に嗅ぎ取っているのではないだろうか。

確か水無月は初対面で咲に「愛とか信じちゃってる系?」というようなことを言っていたが、彼がそんな風に思うに至ったのはなぜなのだろうか。彼もまた気になる存在だ。

次週、紘一が水無月とも対面を果たすようだ。

ついにリコカツも本格化する後半戦突入、紘一と咲の歩み寄りはもう見られないのだろうか。

1人でいるときよりも制約や制限が生じるのは間違いないが、それでも結婚を続ける意味、夫婦でい続ける理由を彼らは見つけられるのか。

2人の足掻きをしっかりと見守りたい。

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金曜ドラマ「リコカツ」6話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は互いを愛しく思いながらもすれ違い、ついに離婚届に判を押す。

咲が心を込めてリノベーションした新居も、新婚夫婦に引き渡すことで話が決まり、二人での生活も残りわずか。

咲と紘一は、夫婦としてではなく他人として同居生活を始めることに。

そんな中、水口家に家族全員が集まった。

美土里(三石琴乃)が武史(平田満)に離婚届を渡したことを知った咲が、夫婦で話し合う時間を設けたのだ。

しかし、咲の願いも虚しく、武史は離婚届を最後のプレゼントだと差し出す…。

一方、緒原家でも薫と正に別れの時が迫っていた…。

咲と紘一がふたりで過ごす最後の夜。

咲は「最後の晩餐」だと料理を用意して紘一を待つが、勤務中にトラブルが発生した紘一とは連絡が取れない。

すると咲が担当している人気小説家・水無月連(白洲迅)が現れ、勝手に部屋に上がり込んだきた。

しばらくすると紘一が帰宅し、水無月と一触即発!?離婚前夜は波乱の予感…。

金曜ドラマ「リコカツ」6話のネタバレ・感想

「もう君の夫ではない」

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第6話では、なんと緒原紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)が離婚届を提出した(と、少なくとも紘一は言っている。真偽のほどは不確かではあるが……)。それぞれの両親も含め、これでついに3夫婦ともに離婚したことになる。

離婚を決意した途端、紘一は“他人と住んでいると思うことにした”と言い、朝4時に1人で起きて1人で唱和し、各自が食事の準備をすればいいと割り切るようになる。しかも、どうせ自分の分を作るなら2人分を作るのも一緒だと咲の朝食も作り、2人して食事する姿は互いに無理をしておらずとても自然体で微笑ましい。

「料理は妻がするものだという先入観があった。今思うと自分がやれば良かった」
「他人と思えば気が楽」

「結婚」した途端、「夫婦」になった瞬間に、どうしてこうも“夫婦とはこうあるべき”という姿や役割意識に捉われてしまうのだろうか。本来、夫婦の数だけあるはずの「幸せ」の形を社会通念に照らし合わせて考えてしまい、自らに窮屈な思いを課してしまう。

「役割分担」は素晴らしいことだが、それも性別によって、立場によって自動的に割り振られるものではなく、2人のライフスタイルや得手不得手に沿って配分したっていいはずだ。

本作の脚本家の泉澤陽子氏もインタビューで語っている「結婚や離婚は、社会生活を送りやすくするために人間が考えた制度なのに、その制度によって生きづらくなっている人っていると思うんです」という言葉は、まさにこの作品を通して、登場人物全員が伝えてくれている一貫したメッセージだろう。

咲の母親は「離婚って悪いことだと思ってないの。前に進むってことでしょ。想いがあるから離婚するってこともあるし」と意味深なことを言い、紘一の母親は「これでようやく一人の人間として歩いていける気がする。ありがとうございました」と離婚後に語る。

当たり前の話だが「離婚」と一口に言ったって、三者三様である。またインタビュー内で本作の植田博樹プロデューサーが、「離婚を決意してから、何が気に入らないかということを咲と紘一が互いに挙げるシーンがあるんですけれど、考えてみたらこれだけだったのか……っていう。

もしかしたら、離婚をすることで本当の夫婦の愛が戻るのかもしれない……そういうストーリーが生まれてきそうな気がしてきています」と話している。該当のシーンは“気に入らないところ”がむしろ今や表裏一体“自分しか知らない相手の意外な一面”で“愛おしさや愛着を感じるポイント”にもなっていることに互いが気づいた瞬間でもあっただろう。

どんなに恋愛小説家・水無月連(白洲迅)に「なんでこんな古いマンション買ったの? 新築にすれば良かったのに」とけなされても、すぐに紘一が「咲さんがリノベーションしてくれてさらに素敵になった。自分たちはここが気に入ってるんです」と明言したように。

実は初めてこの家に入ったとき、紘一も本当は感動していて今は「ここがなくなってしまうのはとても寂しい」と感じているように。料理がそんなに得意ではない咲の毎回焼き加減が違う焼き魚が、紘一にとっていつの間にか“うちの味”になっていたように。

「自分は想いを言語化するのに時間がかかる」ということに紘一が気づけたのも、初めてここまで真正面から深く向き合える相手に出会えたからで、その必要性を痛感したからだろう。きっと“もっと想いを正確に伝えたい”“言葉にして咲に伝えたい”という想いが自ずと湧いてきたからだろう。

咲も咲で、口下手で不器用だけれど誰よりも咲のことを最優先に考えてくれている紘一の真っ直ぐさな想いに突き動かされ、離婚届を出しに向かう彼を追いかける。自分もローンを払い続けるから咲にこの家に住み続けてほしいと提案し、さらに咲の元彼である青山(高橋光臣)に彼女の支えになってほしいとこっそりお願いもしていた、一見するとわかりづらいが実際にはとても近くにあまりに当たり前のようにあった紘一のめいっぱいの“見返りを求めない愛情”をもう一度手繰り寄せるように。

野暮かもしれないが、実は紘一は離婚届をまだ出していないなんてことはないだろうか。お互いがお互いにとって“かけがえのない存在”であることを否応なしに突きつけられたはずの2人のお別れはあまりに切ない。彼の「まだ君の夫だ」が聞けないのはどうしたって物足りなく、なんだか拍子抜けした気持ちになってしまうのだ。

別れを選んだ2人が、次週どこでどう交わるのか、離してしまった手をどう繋ぎ直すのか、「離婚から始まるラブストーリー」本格始動の『リコカツ』第2章も目が離せそうにない。

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金曜ドラマ「リコカツ」7話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いを思いながらも離婚を選択。別々に生きていくことを決める。

翌朝、咲は武史(平田満)、美土里(三石琴乃)らを自宅に呼んで、紘一と離婚したことを報告。

そこに正(酒向芳)と薫(宮崎美子)が、紘一と共にやって来て、咲たちに三人で頭を下げる。

正は、咲と紘一の離婚を止めようとするが、その場にいる三夫婦が離婚したことが明らかに…。

さらには、楓(平岩紙)まで離婚する予定だと告白し、両家は愕然とする。

咲から離婚したことを聞いた連(白洲迅)は、「愛なんてこの世に存在しない」と切り捨てながらも紘一には興味がある様子。別れたあとも咲を何かと惑わせる。

一方、紘一の元には純(田辺桃子)がある決意を胸に、手料理を持って訪ねてくる。

そんな中、咲と貴也(高橋光臣)は美土里から呼び出され、衝撃の事実を聞かされる。

詐欺に遭い、2000万円を奪われたというのだ。

仕事に両親の離婚、さらには美土里からの告白に咲の心は飽和状態。

するとそこに、紘一から携帯電話にメッセージが届き…。

金曜ドラマ「リコカツ」7話のネタバレ・感想

「離婚はきわめて自然なもので、多くの家では毎晩、それが夫婦の間に寝ている」(セバスチャン・シャンフォール)

離婚に向けた活動(離婚活動)がテーマの『リコカツ』(TBS系)第7話では、紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)の離婚を知った両家が一堂に会する。そこで姉の楓(平岩紙)まで離婚する予定だと打ち明け、まさに「全員離婚家族」ここに誕生である。

楓が離婚を考えている理由は、義母が孫の世話もしたいと勝手に同居の話を進めており、それに対してマザコンな夫は義母の言いなりで愛想を尽かせたようだ。

義両親との問題は、対自分との間のことであればその場限りでやり過ごせても、その影響が自分の子どもにまで及ぶとなれば話は一気に変わってくるのだろう。

紘一の両親の場合は、専業主婦でずっと家庭第一優先で家族に尽くしてきた母親・薫(宮崎美子)が“自分の足で立って歩きたい”とずっと抱えてきた思いを夫・正(酒向芳)にぶつける。夫側は妻がそんなことを思っていたなんてつゆ知らず、離婚の申し出はまさに青天の霹靂、寝耳に水だったようだ。

息子の離婚について「咲さんを傷ものにしてしまい申し訳ございません」なんて本気で謝罪し、女性に“内助の功”を求めるタイプの夫は、皮肉なことに妻の世界を全て“家庭一色”にしておいて、その家族の思い出の中には一切「不在」だった。

男性の方が経済力があり年上の場合に起こりやすいが、結婚当初は若くて経験値のそこまでなかった妻のために用意した快適で安全な“鳥かご”が、いつしか妻にとっては窮屈で退屈な“牢屋”になっていくケースは少なくないだろう。

咲の両親のケースは、“暗黙の了解”で成り立っていた夫婦のルールを夫・武史(平田満)が一方的に破ったパターンだ。いくら現代的で自由な家庭と言えど、それぞれの夫婦内に敷かれている“この一線は超えてはいけない”というボーダーを超え、“親しき中にも礼儀あり”の“礼節”をうっかり欠いてしまっては取り返しのつかないことになる。

他の女性の影があることをその度気づいていたものの、それを「浮気」だとは決して認めなかった武史が、港区女子・里奈(中田クルミ)とのデート(?)現場に突撃し問い詰める妻・美土里(三石琴乃)に対して悪びれず、茶化したように浮気だと開き直る姿に美土里の堪忍袋の緒が遂に切れた。おそらく、正にしろ武史にしろ、

「何を今さら!? そんなことは今に始まったことじゃないだろう?」

と妻の言い分を聞いて思うのだろうが、女性の腹の底に抱え込む力を、子ひとり宿せるその腹底深くにずっと育み続けられる力を舐めてもらっては困る。

それに比べて、紘一と咲は離婚する理由も前話で5つしか挙がらず、両親に理由を聞かれても明言できない。離婚後互いに送り合えなかった「元気?」という近況確認連絡の代わりに、紘一から些細な、とるに足りない「離婚する理由その6」が送られてくる。

これを皮切りに「その7」「その8」と重ね合う姿は、もはや恋人同士のじゃれ合いのようで微笑ましくもある。LINEで文字を打つスピードが遅く歯痒くなった紘一が痺れを切らして思わず電話する流れも“2人らしい”。

恋人と別れた後にその存在の「喪失」を感じるのは、実はなんてことない今日の出来事をダラダラと脈絡なく電話で報告できるような相手やその時間自体が自分の生活からなくなってしまったことを実感するときだったりする。大人になればなるほど、たわいもない話ができる相手こそ貴重になってくるものだ。

クリーニングから戻ってきた紘一のワイシャツをわざわざ彼の実家まで届ける咲も、離婚した理由を使い慣れないLINEで律儀にも送ってきた紘一もそうだ。何かしらの“口実”が欲しいのだ。

“用事があるから”“約束したから”という大義名分がないと、自分の気持ちに素直に行動できない。互いに別の異性の存在にヤキモキし、相手が他の人といるところに遭遇するといてもたってもいられなくなり、大人げもなく突き放してしまう。

これって、もうれっきとした「恋の始まり」じゃなかろうか。それに前話では、離婚届を出しに向かった紘一を咲が追いかけ、今回は食堂から足早に立ち去ろうとする咲を紘一が追いかける。2人は面白いくらいに、順番に追いかけ、追いかけられる。やっぱり相性抜群なのだ。

2人の母親は、結婚中に“聞き分けが良かった(振りをしていた)”から離婚を切り出せず離れられなかった。これが、紘一と咲の場合には、“聞き分けが良い(振りを互いに必死にしている)”から、離婚撤回を言い出せず(一度は離婚撤回になったのに)「離婚」を回避できなかった。

人が「嘘」をつく瞬間こそ、その裏には絶対に知られたくはない本心が隠されている訳で、紘一も咲も互いのことを想い合っており、しっかり惹かれ合っているからこそ、もう引き返せはしない「リコカツ」には不都合な真実として、その想いをひた隠しにし合っているように見える。

紘一と咲それぞれに想いを寄せる恋敵の出現に、2人が否応なしにも早々にまた次の恋愛や再婚に向き合わざるを得なくなるようだ。

これに触発されて、次は2人が“雪山での遭難時の救出劇”のような何もかもを吹き飛ばしてしまう“非日常の極みの運命的な出会い”かつ“2人だけの世界”の中で出会うのではなく、皆がいる世界の中で互いの輪郭をなぞり直し、日常生活の延長線上で再び恋し合ってほしいと願うばかりだ。

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金曜ドラマ「リコカツ」8話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の離婚をきっかけに、周囲がにわかにざわつき始めた。

貴也(高橋光臣)は、結婚を前提に付き合うおうと咲に告白し、連(白洲迅)は紘一の実家を訪ね、紘一を挑発する。

ある日、咲が働く編集部に連がやって来た。

連の新しい作風は、咲が編集担当になってから文芸部でも評価が高く、咲も仕事にやりがいを感じている。

咲を外に誘い出した連は、自分の孤独な身の上を打ち明けながら、「咲のために小説を書きたい」と素直な気持ちを伝える。

一方、連から「水口咲は俺がもらう」と宣言された紘一は、咲にふさわしい人は誰なのかと考えていた。

咲の幸せを願うあまり、紘一は貴也を知るために尾行を開始。

紘一が自分なりの結論を連に伝えるため連の仕事場を訪れると、そこに咲がやって来て…。

金曜ドラマ「リコカツ」8話のネタバレ・感想

「じゃあ、水口咲にふさわしい人って誰?」

第8話では、紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)が同じように相手に嘘をつき“別の人と付き合っている”フリをするも、最終的に自分の本心は欺けず、2人して“誰とも付き合わない”という決心をする。どこまでも似た者同士の2人である。

宣戦布告した恋愛小説家・連(白洲迅)に対して紘一は「彼女を傷つけてしまったからこそ、彼女が本当に幸せになれる相手と一緒になるまで見守る責任がある」と言い、自分に想いを寄せる“筑前煮女”こと一ノ瀬純(田辺桃子)にも「自分は誰ともお付き合いすることはできない」とストレートに伝える。

さらには咲自身にも「君が別の人と幸せになるまでは自分の幸せを考えることはできない」と断言する。

こんなにも“相手の幸せが自分の幸せ”“あなたが幸せであれば私はこの身を引きます”というまるで昭和歌謡かのような世界観があるのかと少々面食らう勢いだ。

勘所が良くお察しのいい連は冒頭の問いかけを紘一に投げかけるが、彼の中でもう答えは出ているだろう。

親に捨てられ“愛なんかない”と疑うことさえなかった連からすれば、いい歳した大人たちが自分のことや自分の気持ちを差し置いて相手のことばかり思いやって見事空回りしている姿が、最初は滑稽に見えて仕方なかっただろうが、いつしか自分の中での“希望”に変わっていったに違いない。

連は「俺、あんたのために書きたい。“誰かのために”とか想ったの初めてなんだ」とこぼしていたが、その裏にあるのは咲への興味や好意だけでないだろう。

その先に咲のことを不器用に、だけれどもとびっきり大切に想う紘一の姿を見ているのだろう。

それなのに変なところで素直になれず、傍目から見れば誰より想い合っている2人なのに、当人同士はそれに気づいていない。だけれども“渦中の2人”というのは往々にしてそんなものなのだ。

元彼の貴也(高橋光臣)との食事でも、紘一との“不一致”エピソードが次から次に止まらない咲は「紘一さんといると毎日何が起こるかわからなくてハプニングばっかりでいつも喧嘩になっちゃう」とこぼすも、心底嫌がっているようには思えない。

何ならノロケにさえ聞こえる。貴也からも“それだけ喧嘩するってことは真剣に向き合っていた証拠”だと指摘され、“本当に好きだったんだね”と言われるも本人はピンと来ていない様子。

あるいは、実際には自分の気持ちに気付いていながらも、紘一も咲も「離婚」の事実だけに囚われて、“私たちは合わなかった”と早々に結論づけようと焦っているようにさえ思える。そう結論付けないことには具合が悪いのだ。

紘一は「いつも自分は突っ走りすぎて君を傷つけてしまう」と言うが、それだって毎回咲の幸せを想ってのことだったのに、結果ばかりに気を取られすぎている。

「君は穏やかにいられる人と一緒にいるのが一番だ。ひだまりのように温かく穏やかで微笑んでいられるような、君にはそういう居場所を見つけてほしい」と伝えるが、これまでも十分に咲は紘一の前で感情を吐露していたし、それを紘一も受け止めてきたではないか。

それに紘一自身が自分ではっきり言っていた「一緒にいると喧嘩になってしまう。一緒にいると楽しい」と。“喧嘩”の事実にばかりフォーカスせずに、その後に思わず自身の口からこぼれた感想こそ本音ではないのか。

紘一の母親・薫(宮崎美子)が「1人でいる孤独より2人でいる孤独の方がずっと寂しい」と話していたが、彼ら2人の間に寂しさが立ち入る隙などなかった。離れている今の方が、仮初の穏やかさはあったとしてもどう見たって2人は寂しそうだ。

「ハプニング」は異なる人間2人が“互いに関心のある状態”でいるから、あるいは“共通の目的を持っている”からこそ成立するのであって、てんでバラバラの人間同士の間にはそもそも“トラブル”さえ生じない。

次週、紘一の父親はおそらく妻が働く箱根の旅館に向かうようだし、咲の父親も妻を騙した男をなんとか探し出そうとしているようだ。“全員離婚家族”たちが、それぞれの大切なものを“取り戻し”に向かうようだ。

“取り戻す”と聞くと、もう戻らぬ過去の“あの頃”に想いを馳せがちだが、きっとその答えはこれから起こす行動の先にしかない。だからきっと“遅すぎる”なんてことはないはずだと信じて見守りたい。

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金曜ドラマ「リコカツ」9話のあらすじ・ネタバレ

咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いの幸せを願うあまり本音を隠して再び別れた。

そして咲は、紘一との思い出が詰まった共有名義のマンションを売ることを決意。

貴也(高橋光臣)にマンション売却の一切を委ね、依頼を受けた貴也は水戸の緒原家に紘一を訪ねる。

ある日、武史(平田満)に呼び出された紘一は、武史が美土里(三石琴乃)をだまして大金を奪った立川(中山麻聖)をやり込めようと作戦を練っていることを知る。

立川に対面した二人は、美土里が必死に隠していたある事実を知ることに…。

咲が担当するカリスマ恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の小説が完成間近に。

結末は咲と紘一次第だと言う連は、強がる咲の本心を見抜く。

それぞれが大切な人に伝えたい、本当の想いとは…。

金曜ドラマ「リコカツ」9話のネタバレ・感想

「こんなバカな2人はいないと思った。全然違う環境で育って全然違う価値観でバカみたいにぶつかり合って裸の心を見せ合ってて、俺はあんたたち2人に、本当の愛が本当に存在するんだって教えられた、見せつけられた、まざまざと。あの太陽みたいに。疑いようのない事実として。突きつけられたんだ」

第9話で物語を動かしたのはやはり恋愛小説家・連(白洲迅)だった。

互いに新しい相手などいないどころか、実際には元彼の貴也(高橋光臣)とも一ノ瀬純(田辺桃子)とも良好な友人関係を築けており、それぞれの“真ん中”にお互いが存在する紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)に対して、我々視聴者の歯痒い気持ちを代弁してくれたかのような連からの冒頭の台詞。

喝でありエールであり、愛する咲の幸せを願っての愛情表現だ。紘一が咲にプレゼントした名前入りのペンを渡し、連は笑顔で彼女を見送った。“緒原咲”という名前入りのペンを(連の口パクが映ったが、“緒原咲”への餞だったように見えた)。

さらには妻から三行半を突きつけられた2人の父親の変化を間近に見たことも影響しているだろう。最初はうそぶいたりいじけてみたり現実逃避気味だった情けない父親たちが遂に動き出した。

咲の父・武史(平田満)は妻の美土里(三石琴乃)を騙した男の元に向かい、彼女が乳がんだと知ると「美土里が生きてさえいてくれれば他に何も望まない」と泣きながら懇願した。あの堅物の紘一の父・正(酒向芳)なんて妻・薫(宮崎美子)の勤務先の箱根の旅館に行き、仲居のバイトを申し込む。

自衛官一筋の正に接客業など勤まるはずもなくすぐにクビを言い渡されるも、支配人に土下座して頼み込むのだ。

自分がいかにこれまで家庭を顧みてこなかったかを猛省し「自分は今この場所で生まれ変わらなければならないんです。今からでも自分はやり直したいんです。“やり直せる”ことを大事な人に伝えたい」と切に訴える。

親世代が言う「やり直すのに遅すぎることってないのかもしれない」「今からでもやり直したい」に2人がどれだけ背中を押されただろう。薫も自分の気持ちを後回しにする紘一に「だったら未来を作りなさい、2人の未来を」と送り出す。

“一緒に住んでた家も売れたし”“向こうには新しい相手がいるし”“何も残ってないし”と互いに頑なに「形あるもの」や「証明」がないと、一度離婚していることもありなかなか自分の素直な気持ちに気づけないのもまた皮肉だ。

せっかくある意味「結婚」という制度の外に出たのに、そんな状況下でも自身の気持ちよりも“カタチ”にばかり囚われてしまう2人だが、周囲の変化や皆の後押しがあって、ようやく言えた。なかなか言えなかった一言が。周囲の人間も視聴者もとっくに気付いていた一言が。

紘一がプロポーズした場所で、同じシチュエーションで今度は咲が思いの丈をぶつける。離婚届を出しに行く紘一を追いかけても間に合わなかった咲の“今度こそ”という強い意志が感じられた。

互いにやり直すために自分が変わることを誓い合った紘一と咲。次週、いよいよ最終話だ。元々離婚の引き金になった互いの職業観の違いや特殊な職業同士の2人ゆえに乗り越えなければならない物理的なハードルは依然立ちはだかっている。

だが、以前とは違ってお互いの弱点も癖も熟知した“今の2人”はどう向き合い、話し合い補い合っていくのか。今度こそ、どちらか一方だけが無理をしたり、極端にどちらかに振り切れるのではない、だけれども互いの“妥協”とは違う“折衷案”を2人が見つけられますように。

他の誰でもない“2人”にとっての“心地よさ”“正解”、つまり“2人だけのカタチ”を掴めますように。

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金曜ドラマ「リコカツ」最終回のあらすじ・ネタバレ

互いの気持ちを確かめ合った咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、改めて交際をスタートさせた。

大切なマンションを売ったことを後悔する2人のため、貴也(高橋光臣)は買い戻しの交渉を試みる。

すると、直接事情を聞きたいと買い主自らマンションにやって来て…。

そんな中、咲は3年間のパリ研修の話を受けるかどうか悩んでいた。

ようやく手にしたチャンスだが、紘一との新たな生活のことを考えると、なかなか答えを出せない。

もし研修を受けるとしたら、連(白洲迅)の新しい小説が完成したあと。時間は迫っていた…。

一方、パリ研修の話を連から偶然聞かされていた紘一は、咲のためにと悩んだ末に、ある決意を秘めていて…。

互いの幸せを優先しようとする咲と紘一は、どんな選択をするのか?

咲と紘一がふたりで考えた、ふたりが目指す“理想”とは…!?

金曜ドラマ「リコカツ」最終回のネタバレ・感想

「これからは大切なことは1人で決めずに、きちんと話し合いたい。どうすれば2人でいられるか何度でも話し合いたい」 

いに最終話を迎えた。結果、紘一(永山瑛太)と咲(北川景子)は“2人らしい未来”を描き、掴み取った。

咲のパリ研修について恋愛小説家・連(白洲迅)から小耳に挟んだ紘一は、彼女の夢を応援するために勝手に退職届を出していた。書き損じを見つけた咲は慌ててそれを止めに行き、紘一に対して言い放った冒頭の一言に、彼らが見つけた“答え”が詰まっていた。

どうすれば良いのか皆目見当がつかない、八方塞がりに思える時、結婚初期の2人であれば“自分を通すか、曲げるか”、“片方の想いを優先するか、それとも別れるか”というような究極の二択しか頭になかったのが、様々なことを経た今、彼らはその間に広がるグレーゾーン、無数の可能性にきちんと目を向けられている。

しかも、“どうせ言っても無駄だ”とはなから諦めてしまうのではなく、ちゃんと2人で話し合おうという姿勢がいつの間にか備わっている。

それも大前提が「どうすれば二人でいられるか」という前向きな共通目的があっての話し合いになるため、現実的にそれが難しくても、摩耗しないし途中でどちらかが匙を投げることもなく、とても建設的で、安心感のある話し合いの場となる。

紘一の母・薫(宮崎美子)が何度も口すっぱく言っていたではないか。「言葉にしないとわからない、伝わらない」と。

これまでの2人のすれ違いの原因は、散々互いのことを一番に想って出した結論なのに、その思い悩んでいる過程を話さずに急に結論のみ切り出してしまうから、要らぬ誤解を生んでしまうことにあったのではないだろうか。

あれだけ“別居婚”を嫌がっていた紘一がそれを受け入れたのは、互いの譲歩が見られたからだろう。

第5話で同じような壁にぶつかったときには、そもそも紘一は自分が仕事を辞めるなんて選択肢は持ち合わせておらず、咲に「家庭に入ってほしい」と話していたし、そうなれば咲も売り言葉に買い言葉で「あなたが家庭に入ってもらう訳にはいかないの?」と反射的に返しているような節もあった。

それが、今回はまずそんな紘一が自分の大切な仕事を手放して咲の夢を応援しようとした。そんなふうに自分を想ってくれる気持ちを感じられれば、自分もそれに応えたいと思うのが人というものだろう。

だからこそ咲も「私は何があっても紘一さんの側を離れない。私はパリには行かない。自分の力でファッションの仕事に戻ってみせる!」と一旦パリ行きを断念する。

この譲り合いの結果、紘一はこれまで頑なに避けてきた“別居婚”に近い“ワールドワイドな3年間の遠距離恋愛”を自ら提案できたのだろう。

「パリで研修もしたいし、紘一さんの側にもいたい。そのためにベストを尽くしたい」と正面から伝えた咲は清々しい表情を見せた。それに紘一も「これが二人の幸せの形だ」と重ねる。

そして急に壁に飾られた他所の家の家訓ではなく、“2人のルール”を作る。2人の、2人による、2人のためのルールだ。

交際0日婚の彼らには、結婚前にこんな時間もなかったのだろう。婚姻届を出すことよりも、こうやって2人の価値観をすり合わせ、2人なりの心地よさを探っていく時間こそが、2人を夫婦に、家族にしていくのかもしれない。

咲と紘一それぞれの両親が口々に言っていた通り、「人生100年時代」にこそ“夫婦”や“家族”という記号としての関係性にだけ胡座をかくのではなく、その時々で2人にとっての幸せの形を確認し合い、それこそ2人で何度でも話し合うことが必要になってくるのではないだろうか。

何も「過去」にこだわりすぎる必要はない。でもだからこそ、互いに歩み寄り、時に変化し合う努力も忘れてはいけないのだろう。

「そのままの君が好き」と言い続けられるようにするには、また言ってもらい続けるためには、実は互いが同じような歩幅で柔軟に成長し、変化することが大切になる。

婚姻届を出したから、同じ屋根の下一緒に過ごしたからと言って“夫婦”にも“家族”にも自動的になれる訳ではなく、“夫婦だから分かり合える”なんてことも毛頭なく、2人で一緒に時間を積み重ねていくしかないのだと咲と紘一が教えてくれた。

3年越しの再会が描かれたが、咲にとっての帰れる場所が紘一で良かった。咲に「お帰り」と言えるのが紘一で本当に良かった。

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金曜ドラマ「リコカツ」の最終回結末は?

このドラマは離婚から始まる物語とのことですが、離婚を決意してからの物語だと思うので、実際に離婚するのか、モトサヤになるのかは最終回結末で描かれるのではないかと思います!

どのような結末になるのか、楽しみにしましょう!

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金曜ドラマ「リコカツ」のキャスト

水口咲(みずぐち・さき) 演:北川景子

ファッション雑誌の優秀な編集者。

大手広告代理店勤務だった父と美魔女モデルと呼ばれる母を持ち、現代的で自由な家庭で育った自分に正直な女性だ。

※コメントはこちらから

緒原紘一(おばら・こういち) 演:永山瑛太

航空自衛隊に編成されている航空救難団のエース隊員。

厳格な自衛官一家で育った、絵に描いたようなカタブツ人間である。

水口咲と運命的な出会いをする。

※コメントはこちらから

水口武史(みずぐち・たけし) 演:佐野史郎

咲の父。

大手広告代理店勤務だった武史は、社交的で記憶力がよく、一度聞いたことは忘れない。

ちょっと前に定年退職したが、今も現役時代の名刺を使う見栄っ張りな一面もある。

※コメントはこちらから

美土里(みどり) 演:三石琴乃

咲の母。

美に関するエッセイ本がベストセラーとなり、世間から美魔女モデルと呼ばれ、インフルエンサーとして人気を博している。

※コメントはこちらから

鹿浜楓(しかはま・かえで) 演:平岩紙

咲の姉。

小学2年生の生意気な娘を持つ母で、とある秘密を抱えている役どころだ。

※コメントはこちらから

緒原正(おばら・ただし) 演:酒向芳

厳格な自衛官一家で育った、絵に描いたようなカタブツ人間である紘一の父。

正は元自衛官で頑固者。無口で、男は背中で語る、というのがモットーの昔気質の男。

昭和的な古い価値観をいまだに持ち続け体現しており、息子の紘一にも厳しくあたり、強い男になるように言い聞かせてきた。

※コメントはこちらから

薫(かおる) 演:宮崎美子

紘一の母。

薫は昔ながらの良妻賢母で料理上手。

優しく明るい笑顔のしっかり者で、正とは一度もケンカをしたことがないが、ずっと秘密にしていることがあり・・・。

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青山貴也(あおやま・たかや) 演:高橋光臣

咲の元カレ。

おしゃれで女性に対してスマートに振る舞う、紘一とは正反対なタイプ。

弁護士という仕事柄いくつもの離婚案件を扱い、そこで夫婦間の醜い争いを目の当たりにしてきたことで、“結婚はコストがかかるし、リスクが高い”と結婚に対してネガティブなイメージを持つ独身主義者だ。

咲とは5年間良好な恋人関係が続いていたが、結婚願望を口にした咲に「結婚のイメージが湧かない」と伝えたことで破局・・・。

しかしSNSで咲の結婚を知り、切ない気持ちを抱くようになっていく。

紘一とは咲の結婚相手とは知らずに出会い、仲を深めていくことになるが・・・。

咲と紘一の“リコカツ”に貴也がどんな影響を与えるのか・・・。

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水無月連(みなづき・れん) 演:白洲迅

若者に大人気の恋愛小説家。

ネットで小説を発表して有名になり、映像化されるほどのヒット作を連発し“恋愛のカリスマ”と称されている連だが、実は「愛なんてこの世にない」と言い放つほどドライな恋愛観を持つ。

さらに、毒舌かつわがまま放題で、担当編集者を顎で使うなど編集部は手を焼いている。

咲が働く泉潮社で本を出しており、咲とも大きく関わっていくことになる人物。

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三本木なつみ(さんぼんぎ・なつみ) 演:大野いと

咲が働くファッション雑誌編集部の後輩で、年下ながら咲の良き相談相手となっている。

咲から紘一との結婚生活の話を聞くたび、結婚相手は紘一ではなく貴也が良かったんじゃないかと思っており、咲の幸せを願う健気な女性。

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一ノ瀬純(いちのせ・じゅん) 演:田辺桃子

救難ヘリコプター(UH-60J)の副パイロット。

紘一に憧れ、思いを寄せていた純だが、紘一が交際ゼロ日でスピード結婚したことを知りショックを受ける。

お祝いムードで盛り上がる班員たちの中でひとり、咲と紘一の新婚生活話に複雑な気持ちを抱き、紘一には自分の方が合うと密かに対抗心を燃やしている。

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城木里奈(しろき・りな) 演:中田クルミ

咲の父・武史(佐野史郎)と怪しい関係を持つ。

ゴルフ教室で武史と出会い一緒に遊びに行くようになり、咲の母で武史の妻である美土里(三石琴乃)から浮気相手として疑われることになる謎の女性。

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「リコカツ」以外にParaviで見れる動画

それではここからは、Paraviで見れる動画の一部をご紹介したいと思います。

Paraviで見れるドラマは下記になります。

・半沢直樹
・半沢直樹2
・MIU404
・この恋あたためますか※スピンオフドラマあり
・危険なビーナス※スピンオフドラマあり
・僕はどこから
・アンナチュラル
・あのコの夢を見たんです
・共演NG
・だから私はメイクする
・中学聖日記
・白夜行
・夜行観覧車
・リバース
・キワドい2人-K2-※スピンオフドラマあり
・カルテット
・家政婦のミタ
・Nのために
・逃げるは恥だが役に立つ
・きのう何食べた?
・初めて恋をした日に読む話
・レンタルなんもしない人
・凪のお暇
・陸王
・カンナさーん!
・下町ロケット
・ノーサイドゲーム
・おカネの切れ目が恋の始まり※スピンオフドラマあり
・ブラッディ・マンデイ
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・私の家政夫ナギサさん
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金曜ドラマ「リコカツ」キャスト・スタッフのコメント一覧

【リコカツ】あらすじネタバレを1話~最終回結末まで紹介!最後に2人は!?

北川景子・永山瑛太のコメント

本作への出演が決まった時のお気持ちは?
北川:久しぶりにTBSさんのドラマに出演させていただくので、とても楽しみでした。

永山:最初は「リコカツ」というのが何なのか分かりませんでしたが、北川景子さんと夫婦を演じるということで楽しみにしていました。

本読みをしてみていかがでしたか?
北川:本読みはまだ衣装もメイクもしていない状況でやるので少し不安もあったのですが、瑛太さんが完全に役を作ってこられていたので、一緒にやっているうちに自分も「あ、こういう風にやっていけばいいのかな」という手応えを感じることができました。早く撮影に入りたいなと思いました。

永山:本読みは緊張するのですが、北川さんのおかげで安心できて、いろんなことを試すことが出来る時間だと思えました。いろんな球を投げてみようとやってみたら北川さんが全てをキャッチしてくださって、本当に安心して楽しめる本読みでした。

お互いの印象は?
北川:若い頃にCMでご一緒したり、イベントで豆まきをしたこともあるんですけど、こうしてお芝居で ガッツリご一緒するのは初めてで。出演作もたくさん拝見していて、いつかお芝居でご一緒させていただきたいなと思っていたので、瑛太さんとできるというのがすごく楽しみでした。真面目な方だなという印象です。

永山:私生活も女優さんとしても安定感のある方という印象があって。主演が北川さんというのは、チャレンジしたいことを受け止めてもらえるんじゃないかという甘えがあり・・・。

北川:甘えてください、受け止めます!(笑)

永山:よろしくお願いします!

撮影で楽しみにしていることは?
北川:「リコカツ」という言葉を私は初めて聞いたのですが、離婚から始まるラブストーリーがどんな物語になるのか、脚本が出来るのを楽しみにしていました。今は私達の恋の行方がどうなるのかとても楽しみです。

永山:離婚するかどうかですよね。

北川:私たちもまだ分からないんです。するのかもしれないし、しないかもしれない。

永山:何話か台本を読ませていただいて、毎話ラストシーンで「え!?」「どんな展開になっていくんだろう」となるので、この先どうなるのかすごく楽しみです。リアリティがありつつ、のめり込めるようなドラマチックなストーリー展開もあるので、夫婦のやり取りなども含めて皆さまにも楽しんでいただければと思います。

視聴者へメッセージをお願いします。
北川:結婚したものの、お互いの価値観が違い過ぎるということが分かって、すぐに離婚したくなるという異色の夫婦の物語です。離婚するかどうかが一番の見どころになると思います。笑えて時々泣けるような、コメディ要素もあるラブストーリーなので、パートナーがいる方もいない方も楽しみにしていただきたいです。

永山:まずはポップな気持ちで見てほしいです。コロナ禍で大変なこともありますが、『リコカツ』を観て少しでも元気になったり、ほんの少しでも幸せを感じていただけるような作品にしたいと思います。ぜひご覧ください。

佐野史郎のコメント

金曜ドラマという枠は、自分にとってドラマの原点というか、特別な思いがあります。
『ずっとあなたが好きだった』『誰にも言えない』『ダブル・キッチン』など90年代を緑山スタジオで共に過ごしたプロデューサーの植田さんたちと、またご一緒させていただけることになり、歳を重ねて実家に帰ってきた思いです。時の流れが実人生とも重なります。
広告代理店を定年したのに、まだそこにしがみついて自立できていない弱い男を演じるのですが、組織に依存して働いてきた男が、それがなくなった時にどう生きていくのか? 他者に依存していたら大変な目に遭うぞ、ちゃんと自分で考えなさい、というメッセージを感じました。
さらに、離婚問題を通して、家族とは何だろう? 夫婦、恋人、親子、自分にとって何が大切なのか? と考えることになるのですが…。年齢に関係なく、会話やコミュニケーションを大切にすることを忘れてはいけないとドラマを通じて感じています。人生において、抗えないことが起きてしまったとき、それをどう受け止めるか。時代を超えても変わらぬメッセージが込められている、大切なホームドラマとなりそうです。

酒向芳のコメント

昔、ドラマで見ていたような父親をこの時代に体現できることに魅力を感じています。このお父さんが鶴田浩二さんだったら素敵だろうな? とか、今日は藤岡琢也さんかな? とか。時代、時代で見てきた日本のお父さん、いろんなお父さんが、たくさん僕の中にはいるので。そういう方の力を借りてやらせていただけるのは楽しいですね。僕は僕なりのお父さんしかできませんけど、父が戦争に行った軍人だったので、厳格さという意味では昭和の男の面影は自分の中に残っているのかもしれません。
「自分の何が悪かったんだ」という台詞が出てくるのですが、すごく親身に感じました。うちの親は大丈夫かな? 兄弟の夫婦はうまくいっているのかな? 同世代の人にも伝わるものがあればすごくうれしいですし、若い世代にとってはこの先、体験することですからね。順風満帆に結婚して、そのまま一度もケンカをしないで終わるという事はなかなかないと思いますから。このドラマは、夫婦になった時の何かこう…資料みたいな(笑)。人に優しくなることを考えられるのではないかと思います。

宮崎美子のコメント

「リコカツ」は初めて聞いた言葉でしたが「婚活」があるのだから、あってもおかしくないなと。お互いのより良き再スタートのために準備するのは良いことですよね。
離婚を考える夫婦の言い出した方も言われた方も、どちらかが一方的に悪いわけではないと思います。そういう状況になるのは、お互いに原因があるはず。夫婦の問題点を改善しようとしたのか? そうしてきたら、こうならなかったのではないか? なんて、考えてたら大変なので、何も考えずに一歩踏み出すのも良いのかも。

瑛太さんと酒向さんとは初めての共演で、どんな方なのか楽しみです。酒向さんは一見強面ですが、実は笑顔が可愛い方。そんな笑顔をこのドラマの中で見られることがあるのか、無いのか。それぞれの年代の夫婦のリアリティをお見せして共感を得られたら良いなと思います。

平岩紙のコメント

初めにお話をいただいた時は北川景子さんのお姉さん役!? と驚きましたが、久々に共演させていただくことがうれしいです。
そして、素敵で面白い両親! この一家は、フランクでありドライであり、自我も強い。各々がこの先どのような選択をしていくのかは、まだ分かりませんが、未来のために明るい選択をして、どんな形になろうとも結局ずっと仲良しな、風通しの良い家族なんだと思います。
楓の一人娘とは親友のような関係。娘とバディで楽しく演じていけたらと思います。
素晴らしい皆様に囲まれ、撮影させていただける事に感謝しております。

三石琴乃のコメント

植田プロデューサーからテレビドラマ出演のオファーをいただき、主人公の母親役と伺っていました。熟考の末お受けさせていただいたのですが、台本を読んでまさかの大役だと初めて知ったんです! それからはずっとプチパニックで、名だたる名優の方々と一緒にお仕事できる現実に興奮しっぱなしです。『リコカツ』に出てくる各家族のみんな個性的で、それぞれがそれぞれの、迷いながらも本気で明るい未来を探している、とっても素敵なホームドラマです。
笑いやあたたかさの中にも、日本では“妻たるもの慎み深く、家族のために尽くすこと”が美徳とされていますが、それに正面から勝負を挑んでいる潔さを感じました。
実生活では避けたい「離婚」がこのドラマの表テーマですが、どの世代にも誰にでもある自分の人生を悔いなく生きたいという気持ちを、繊細に、時に大胆に描くドラマだと思います。主人公・咲や周りの人物に共感して巻き込まれて、一緒に未来を見つけて欲しいと思います。

高橋光臣のコメント

『リコカツ』の台本を読ませていただいて感じたのは、離婚活動がテーマなのにこんなに笑えて、キュンとしていいのだろうかということでした。台本の段階でこれだけ面白いと、役者としてはかなりプレッシャーですね。以前、『せいせいするほど、愛してる』(2016年、TBS)で私が演じた【元カレ】は、愛情が変な方向に行ってストーカーになったりしましたが、今回の【元カレ】はどのようになるのか…ご期待ください!
そして、この作品でとにかく楽しみにしていることは、美しく聡明で心から敬愛している北川景子さんとお芝居ができること、俳優としても一人の男としても本当に格好いいなと思う永山瑛太さんと芝居ができること。年齢も近いですし、何かと縁のあるお二人。本当に楽しみです。
“リコカツ(離婚活動)”というチャレンジングなテーマをいかに皆さまに楽しんでいただけるか、最高のスタッフの方々と全力で挑みます。よろしくお願いします。

白洲迅のコメント

この作品に登場する家族たちが本当にチャーミングで、とても楽しく、そしてハラハラした気持ちになりながら台本を読ませていただきました。僕はまだ結婚は未経験ですが、『リコカツ』から学べることも多いだろうなぁと思いつつ…男目線から考えると少しギョッとするようなシーンも出てきたり。このテーマ自体にとても興味が湧きました(笑)。
今回僕が演じる「水無月連」という役は、売れっ子の恋愛小説家なのですが、性格に少々難アリな男です。
人を試してしまうところがあり、担当編集者にたくさんの無理難題を押し付けます。主演の北川景子さん演じる咲と、今後どう絡んでいくのか。恋愛面でも絡んでいくのかいかないのか。いただいている台本もまだ途中なので、僕自身ドキドキしながら楽しみにしています。
温かくもピリッとするこのホームドラマに、また違った角度から刺激を与える存在になれたらと思います。

大野いとのコメント

私が演じるなつみは北川さん演じる咲の職場の後輩です。咲を明るく励ましたりと、ポジティブな女性です。しっかりしているようで可愛い一面もあり楽しく演じています。ファッション誌の編集部という事で、衣裳がとても可愛いので注目していただきたいです。
離婚から始まるドラマにどんな物語が詰まっているのかとワクワクし、読み進めると、胸キュンシーンが沢山あり驚きました。相手を思いやるところからドキドキは生まれるんだと改めて気づいたり、“リコカツ中”だからこそ生まれる物語が毎回新鮮で面白く、この作品に携われることがとてもうれしいです。スタッフ・俳優の皆さんが温かく、笑顔が沢山ある撮影現場で、毎日撮影に行くのが楽しみです。
このドラマで咲の力になれるようになつみを演じたいと思います。そしてドラマを見てくださる方が、自分自身の家族への思いに気づいたり、明るい気持ちになったりと楽しいものが届けられたらと思います。

田辺桃子のコメント

私が演じさせていただく「一ノ瀬純」は、芯から凛としていたり、部隊のメンバーを心から尊敬しながら、いい意味で気を使うことなく男気溢れるかっこいい一面もあったりと、とても魅力的なキャラクターだなと思います。緒原一曹に対する直球な想いがありますが、普段のかっこいい人柄とのギャップがもはや可愛らしくて、台本を読んでいる時点で楽しいです(笑)。そんな素敵な彼女を演じることが非常に楽しみですし、全力で一ノ瀬純を生きたいなと思っています。
また、純は先にも挙げた通り「直球」です。恋愛に対しては積極的でもあるので、私自身も台本を読んでいて「そう来ますか!」と驚かされたりもします。
緒原一曹やその奥さんである咲さんなどと、どのように関わっていくのかも是非楽しみにしていただきたいです。

中田クルミのコメント

“この子は一体何者?”という怪しい女性を演じます。観ている方がもやもやする言動も多いと思いますが、里奈には彼女なりに筋の通った人生観があります。自分の価値観とは違うベクトルで動いている役なので、里奈のことを考えていると、自分が凝り固まった固定概念に囚われていた部分がたくさんあるんだなと気づかされます。“リコカツ”という言葉はまだ世間には馴染みのない言葉かもしれませんが、夫婦別姓やパートナーシップといった婚姻関係とは別の家族の形が考えられる時代になりました。里奈という役を通して、家族や恋人、友達や愛人といった既存の言葉ではカテゴライズできないような、そんな新しい人間関係を提案できたらいいなと思います。
俳優陣の皆さまは初めてご一緒させていただく方ばかりです。たくさん学ばせていただきながらも自分の新しい面にとことん挑戦し、会話劇を存分に楽しみたいです。

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