TOKYO MXで放送されているアニメ「オーバーロードアワー」1期4話、5話、6話のあらすじやネタバレ、キャスト・原作情報や無料動画や見逃し配信の無料視聴方法などについて紹介したいと思います。
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目次
アニメ「オーバーロードアワー」1期4話のあらすじ・ネタバレ
💀オーバーロードアワー予告💀
「オーバーロード」第4話~第6話
4月11日(月)24:00~
TOKYO MXにて再放送、ABEMAにて同時配信。カルネ村の戦い、ついに終結へ!
そして新たな冒険の始まりが……明日24時、ぜひお見逃しなく!#overlord_anime pic.twitter.com/kfhEzwi7wz
— オーバーロード/TVアニメ公式 (@over_lord_anime) April 10, 2022
「死の支配者」
リ・エスティーゼ王国辺境にあるカルネ村を襲ったのは、他国の騎士を装ったスレイン法国の特殊部隊《陽光聖典》であった。彼らの真の狙いは王国最強と名高い戦士長ガゼフの抹殺。当のガゼフはそれを察しつつも、村を救うべく陽光聖典と戦う道を選ぶ。しかしマジックキャスターを擁する敵の強さは圧倒的で、ガゼフの部下たちは次々と地に倒れていく。ガゼフも武技を駆使して奮戦するが、数多の傷を負い、ついには力尽きてしまう。
アニメ「オーバーロードアワー」1期5話のあらすじ・ネタバレ
「二人の冒険者」
カルネ村の事件の後、アインズは戦闘メイド(プレアデス)のナーベラルを供に連れ、リ・エスティーゼ王国の城塞都市《エ・ランテル》にやってきていた。二人はモモンとナーベという名前で冒険者組合に加入し、情報や金銭を得るべく名を上げようとする。しかし、最も低いランク《銅(カッパー)》の冒険者には簡単な仕事しか得ることができない。そんな中、モモンたちは《銀(シルバー)》の冒険者チーム「漆黒の剣」から一緒に仕事をしないかと誘われる。
アニメ「オーバーロードアワー」1期6話のあらすじ・ネタバレ
「旅路」
薬師のンフィーレアから護衛を頼まれたモモンは、《漆黒の剣》と共にモンスターを狩りながらカルネ村を目指す。見事な連携を見せる《漆黒の剣》のメンバーたちだったが、二振りのグレートソードを軽々と振るい、モンスターを薙ぎ倒していくモモンの力に度肝を抜かれてしまう。生きる伝説とも言われる《アダマンタイト級》にも匹敵するかのようなその強さに感嘆した《漆黒の剣》の面々は、尊敬と好意を持ってモモンに接するのだが……。
【モモンガ/アインズ/モモン】日野聡
【アルベド】原由実
【シャルティア】上坂すみれ
【アウラ】加藤英美里
【マーレ】内山夕実
【デミウルゴス】加藤将之
【コキュートス】三宅健太
【セバス】千葉繁
【ナーベラル】沼倉愛美
【ハムスケ】渡辺明乃
【ガゼフ】白熊寛嗣
【ニグン】子安武人
【エンリ】M・A・O
【ンフィーレア】村瀬歩
【リイジー】谷育子
【ブリタ】雪乃五月
(他)
「オーバーロード」以外にU-NEXTで見れる動画
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・おじさんはカワイイものがお好き。
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・カルテット
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アニメ「オーバーロード」1期全話のあらすじ・ネタバレ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム「ユグドラシル」はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガは、ひとり静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもゲームはログアウトせず…。
アニメ「オーバーロード」1期1話のあらすじ・ネタバレ
💀本日再放送💀
今夜24時より「オーバーロードアワー」放送開始!
◆放送・配信情報
TOKYO MX:24:00~25:20
ABEMA:24:00~25:20◆放送内容
第1話 『終わりと始まり』
第2話 『階層守護者』
第3話 『カルネ村の戦い』#overlord_anime pic.twitter.com/q2NKkLhQub— オーバーロード/TVアニメ公式 (@over_lord_anime) April 4, 2022
「終わりと始まり」
広大な世界と高い自由度を誇るDMMO-RPG《ユグドラシル》。一時は爆発的な人気を博すが次第に低迷し、ついにサービス終了が決定した。そして最終日、ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の長・モモンガは、本拠地のナザリック地下大墳墓で仲間の訪れを待ちわびていた。しかし、すでにほとんどのギルドメンバーは引退し、久しぶりにログインしてきた仲間もすぐに帰ってしまう。
アニメ「オーバーロード」1期2話のあらすじ・ネタバレ
「階層守護者」
突如《ユグドラシル》からログアウトができなくなり、NPCたちがまるで人間のように動き出した。モモンガは混乱する一方で、NPCたちに設定されていた絶対の忠誠にも変化が生じているのではないかと危惧する。しかし、ナザリック全NPCの頂点に立つ守護者統括のアルベドをはじめ、各階層守護者たちは心から主への忠誠を示す。
アニメ「オーバーロード」1期3話のあらすじ・ネタバレ
「カルネ村の戦い」
マジックアイテム《遠隔視の鏡》の使い方を確認する中、モモンガは人間が暮らす村を発見する。その小さな村は騎士団と思しき戦士たちに襲われ、女や子供も容赦なく殺されていた。アンデット化のせいか悲惨な光景を目にしても平静なままのモモンガ。最初は村を見捨てようとするが、考えを変えて己の力を試してみることに。モモンガは村に転移し、村を襲う騎士たちと対峙。
アニメ「オーバーロード」1期各話のあらすじ・ネタバレ
リ・エスティーゼ王国辺境にあるカルネ村を襲ったのは、他国の騎士を装ったスレイン法国の特殊部隊「陽光聖典」であった。彼らの真の狙いは王国最強と名高い戦士長ガゼフの抹殺だった。
カルネ村を陽光聖典が襲った事件の後、戦闘メイドのナーベラルを連れてリ・エスティーゼ王国の城塞都市、エ・ランテルにやって来たアインズ。2人はモモンとナーベという名前で冒険者組合に加入する。
薬師のンフィーレアから護衛を頼まれたモモンは「漆黒の剣」と共にカルネ村を目指す。見事な連携の戦いぶりを見せる「漆黒の剣」たちだが、それ以上の圧倒的な強さを持つモモンに尊敬と好意を持って接するが…。
カルネ村の目前でンフィーレアたちは、ゴブリンの集団に取り囲まれた。その時、駆け付けてきた少女・エンリから村の襲撃の経緯を聞いたンフィーレアは村を救ったアインズ・ウール・ゴウンの正体がモモンだと察し…。
森の賢王に騎乗してエ・ランテルに帰還し、計画通りに冒険者としての名を街中に広めていくモモン。しかし、彼が冒険者組合で用事を済ませ、バレアレ家を訪れると、既にンフィーレアはさらわれていた。
モモンが乗り込んだ墓地では、エ・ランテルを死の都に変えようとする儀式が執り行われていた。そこで英雄級の実力を誇るクレマンティーヌと戦うモモンは、剣士としてのスキルがないことを見抜かれてしまう。
以前、シャルティアに魔法や武技といった特殊な能力を持つ人間の捕獲を命じていたアインズ。シャルティアは犯罪者に狙いを定めて盗賊行為に手を染める傭兵団のねぐらを襲うが、その中の数人を取り逃してしまう。
シャルティアが反旗を翻すという不測の事態に混乱しながらも、アインズは彼女の居場所を見つけることに。クリスタル・モニターに映し出された彼女の非常事態に衝撃を受けたアインズは現地へ急ぐが…。
軍勢も護衛も付けずにたった1人でシャルティアと対峙するアインズ。文字通り命懸けとなるであろう戦いを前に入念に準備を整える。その頃、ナザリックではデミウルゴスがその様子をやきもきしながら見つめていた。
第13話最終回 PVN
シャルティアに苦戦を強いられる中、即死系魔法でシャルティアと彼女の眷属を滅ぼそうとするアインズ。しかし、その効果を打ち消されてしまった絶体絶命の状況の中、アインズは勝利を確信する彼女に全てを明かす。
アニメ「オーバーロード」2期全話のあらすじ・ネタバレ
2138年。サービス終了予定のはずだった仮想現実体感型オンラインゲーム「ユグドラシル」の世界に転移させられたモモンガ。彼はかつてのギルドネームであったアインズ・ウール・ゴウンを名乗り、絶対の忠誠を誓う配下を連れて新たな地へ進軍する。
アニメ「オーバーロード」2期各話のあらすじ・ネタバレ
第1話 「絶望の幕開け」The dawn of Despair
異世界に転移したアインズは守護者たちの支配者・ナザリックの主として振る舞いつつ、一方では冒険者・モモンとして活躍する日々を送っていた。そんな中、アインズは守護者を統括するアルベドと現状の報告会を行う。
第2話 旅立ち
黒雲のモンスターに死を宣告されたグリーン・クロウは、ザリュースの進言により戦うことを決意。シャースーリューから他部族と同盟を結ぶ許可を得たザリュースは、ヒドラ・ロロロと共にレッド・アイ族の村へ向かう。
第3話 集う、蜥蜴人
ドラゴン・タスク族族長・ゼンベルとの同盟を懸けた戦いで勝利を収めたザリュースは、ゼンベルらとレイザー・テイル族の村へ向かう。すると、そこにはシャースーリューら各部族のリザードマンたちが集結していた。
第4話 死の軍勢
アインズはリザードマンたちに敗れたことを気にとめていなかったが、敗れた事実に対する罰は必要だとしてリザードマンたちの殲滅を指令。彼らは他種族統治への足掛かりとして再びリザードマンたちのもとへ攻め込む。
第5話 氷結の武神
決戦の夕刻、スケルトンの群れからコキュートスが姿を現す。その圧倒的な力を感じながらもリザードマンたちは意を決して対峙し、種の存続を懸けた戦いが開幕する。しかし、想像を絶する力の前になす術がなく…。
第6話 拾う者、拾われる者
リ・エスティーゼ王国に滞在し、情報収集を行うセバスとソリュシャン。ある日、セバスは裏路地で人目をはばかるように捨てられた奇妙な布袋を見つける。その中には痛々しい姿の女性が詰められていて…。
第7話 蒼の薔薇
日も昇らない早朝、ラナー王女付きの兵士・クライムは鍛錬に励んでいた。一方、ラナーは親友であり「蒼の薔薇」のリーダー・ラキュースの協力を得て、王国を蝕む裏組織「八本指」に対策を講じようとしていた。
第8話 少年の思い
ラナーに命じられてラキュースの伝言を届けようと、クライムは「蒼の薔薇」のメンバー・ガガーランとイビルアイのもとへと向かう。その帰路でクライムは、大通りに人だかりができているのを見つける。
第9話 舞い上がる火の粉
ツアレを守るため、セバスは犯罪組織“八本指”が経営する娼館へ突入を決意する。セバスが正面から乗り込んで敵をかく乱している間に、協力を申し出たブレインとクライムが裏口から侵入することに。
第10話 王都動乱序章
ソリュシャンの報告を受け、アインズと守護者たちがセバスの屋敷に姿を現す。セバスはツアレのことを報告しなかった責を問われ、ツアレはアインズの前に引き出される。アインズはセバスに寛容な態度を見せるが…。
第11話 ヤルダバオト
アインズ・ウール・ゴウンに盾突いた“八本指”を誅殺すべく、ナザリックの精鋭部隊が王都に集結する。デミウルゴスの指揮のもと、彼らは八本指の拠点を襲撃し始める。時を同じくして、ラナーたちも動き始めていた。
第12話 動乱最終決戦
イビルアイとヤルダバオトが対峙するなか、突如空からモモンが降り立った。イビルアイの求めに応じてヤルダバオトに剣を向けるモモン。イビルアイはモモンの圧倒的な強さに衝撃を受けることとなる。
第13話最終回 最強最高の切り札
ラキュースや冒険者たちは、ヤルダバオトが仕向けた恐ろしい悪魔たちに奮戦し、クライムたちは人々を助けるべく炎の壁奥深くに潜入していた。そして、モモンがナーベとイビルアイを率いてヤルダバオトと対峙する。
アニメ「オーバーロード」3期全話のあらすじ・ネタバレ
デミウルゴス扮するヤルダバオトとの王都での戦いを経て、英雄としてさらなる名声を高めるモモン。皇帝・ジルクニフが治めるバハルス帝国の魔術師・フールーダと出会ったモモンは、死の支配者・アインズとして勢力を拡大する計画を次の段階へと進めていく。
アニメ「オーバーロード」3期各話のあらすじ・ネタバレ
Chapter 1 支配者の憂鬱
ナザリック地下大墳墓の最高支配者、アインズ・ウール・ゴウン。彼に仕えることは、NPCにとって存在意義であり誇りであった。一方、アインズは自分のために不眠不休で働くNPCたちの意識を変えたいと考えていた。
Chapter 2 カルネ村再び
かつてスレイン法国の陰謀に巻き込まれたところをアインズに救われたカルネ村。住人は半減したものの、焼き討ちに遭った村の生き残りやンフィーレアら移住者を迎え入れ、何とか収穫の時期を迎えようとしていたが…。
Chapter 3 エンリの激動かつ慌ただしい日々
子供ゴブリン・アーグを助けたエンリたちは、大森林に出現した恐ろしい存在に対抗すべく東の巨人と西の魔蛇が手を組んだと知る。この一件を冒険者組合に相談しようと、エンリは1人でエ・ランテルに向かうが…。
Chapter 4 東の巨人、西の魔蛇
アインズは東の巨人と西の魔蛇の報告を怠ったルプスレギナに激怒する。しかし、自分の説明不足も原因であると気づいたアインズは、ルプスレギナを許し、カルネ村の価値と重要人物について説明し始める。
Chapter 5 二人の指導者
ある晩、カルネ村にモンスターが攻め込んでくる。ジュゲムらゴブリンと自警団は集結し、敵を迎え撃つ。一方、村長になったばかりのエンリはンフィーレアと共に逃げ遅れた者がいないか村の中を見て回っていた。
Chapter 6 死出への誘い
デミウルゴスの計画の一環でバハルス帝国を訪れたモモンは、情報収集を兼ねて冒険者組合で依頼を受けることに。時を同じくして、ワーカーのチーム・フォーサイトもある依頼を引き受けようとしていた。
Chapter 7 蜘蛛に絡められる蝶
フォーサイトらワーカーチームたちは、未知の墳墓に足を踏み入れる。しかし、入り口付近の霊廟に無造作に財宝の山が置かれ、敵も低レベルのスケルトンたちばかりという状況を前に、一行は拍子抜けし…。
Chapter 8 一握りの希望
転移のわなに掛かったフォーサイトは、第6階層の闘技場に飛ばされてしまう。そして、彼らの前にアインズ・ウール・ゴウンと名乗る墳墓の主が現れる。その圧倒的強さを悟ったリーダー・ヘッケランは許しを請うが…。
Chapter 9 舌戦
バハルス帝国の都にアウラとマーレが乗り込み、ワーカーたちを送り込んだ皇帝・ジルクニフに謝罪を求める。周囲が慌てふためくなか、ジルクニフは冷静に返答し、自らアインズのもとに赴いて釈明すると約束する。
Chapter 10 戦争準備
バハルス帝国がリ・エスティーゼ王国に対し、ナザリックを国として認めて同盟を結んだことを宣言。帝国はこれまでも毎年王国へ攻め込み、戦争を仕掛けてきた。今回の宣言もその口実と思われたが…。
Chapter 11 もう一つの戦い
跡継ぎの座を確固たるものにすべく華々しい武功を欲する王国の第1王子・バルブロは、アインズと親交があるというカルネ村の調査任務を与えられる。渋々出向いたバルブロだが、カルネ村は厳重な柵で囲われていた。
Chapter 12 大虐殺
カッツェ平野に王国軍およそ24万と帝国軍6万がそれぞれ布陣する。数で圧倒する王国軍に対し、精鋭揃いの帝国軍。普段はすぐに攻め込んでくる帝国軍が静かに待機している様子を、ガゼフとレエブン候は訝しんでいた。
Chapter 13最終回 PVP
アインズの超位魔法は一瞬で数万もの兵の命を奪い、召喚された魔物たちは戦場を蹂躙する。圧倒的な恐怖は王国軍どころか味方の帝国軍すら混乱させ、統率を失った兵は散り散りになって逃げだしてしまう。
「オーバーロード」について
「オーバーロード」は、丸山くがね(旧名:むちむちぷりりん)による日本のライトノベル。
ファンタジーものとして「剣と魔法」の世界を舞台にしつつ、通常のロールプレイングゲームにおける「魔王」に相当する敵キャラクターを主人公とした、アンチヒーロー的作品である。そのため、主人公やその部下たちが平然と残虐非道な行為に及ぶ場面も散見される。
当初はウェブ版として連載が始められたが、これを下敷きにして新たな設定を加えた書籍版が後に刊行され、本作を原作として展開されているテレビアニメ、漫画、ゲームは書籍版をベースにしている。ウェブ版と書籍版では、世界観や基本的な設定は共通するが、物語の進行や登場人物が一部異なる。
ウェブ版は2010年5月、小説投稿サイト「Arcadia」にて連載開始。後に「小説家になろう」にも掲載。書籍版が刊行されてからも並行して連載されている。
書籍版は2012年7月からKADOKAWA(エンターブレイン)より刊行開始。イラストレーターはso-bin。
2021年12月時点でシリーズ累計発行部数は1100万部を突破している。『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルズ部門では2017年版で第1位、2018年版・2019年版で第4位に入っている。
第2期アニメ公式サイトで2017年12月26日から2018年2月10日まで限定でスピンオフ4コマ『2期エンディングを考えよう』が配信された。
「オーバーロード」の主な登場キャラクター
アインズ・ウール・ゴウン / モモンガ (ainz ooal gown/MOMONGA)
声:日野聡
属性:極悪(カルマ値:-500)
種族レベル:骸骨の魔法使い(スケルトンメイジ)15lv、死者の大魔法使い(エルダーリッチ)10lv、死の支配者(オーバーロード)5lvほか
職業レベル:ネクロマンサー10lv、チョーセン・オブ・アンデッド10lvなど
呼び名:骸骨の見た目を持つ最強の魔法詠唱者
本作の主人公。177cm。現実世界では「鈴木悟(すずき さとる)」という名前の冴えないサラリーマン(ウェブ版では高卒、書籍版では小卒)だったが、ゲーム時代に作ったアバターのままにユグドラシルの法則が通用する異世界へ転移してしまう。ゲーム時代にアンデッド種族の最高峰であるオーバーロードであったため、その強大な力も相まってその存在を知る者からは「超越者」や「魔王」として敬されている。現実世界においては、家族や友人、恋人がいない天涯孤独の身の上らしく(母親は過労死している)、そうした自身の境遇から、自分が異世界に転移された事に気づいた後も現実世界への帰還に対しては消極的で執着していない。
ゲーム時代はモモンガというHNでプレイしていたが、転移後は自らが長として意見のまとめ役をやっていたギルド「アインズ・ウール・ゴウン (ainz ooal gown) 」そのものの名を名乗る。これはただ一人残った己が今はなきメンバー全員を背負う意味と、「『アインズ・ウール・ゴウン』の名を広く知れ渡らせる事で、自分以外に異世界に転移しているかもしれない『ユグドラシル』のプレイヤーを探し出す」事を意図したためである。
普段は温厚な性格であり無益な殺生は好まず、利用価値があるならば死地にある者を助命する事もある。これは部下の手前建前としている面もあるが、人間としての精神が残っているためという側面もある。アンデッド化によって表情は無く、感情の起伏は抑制されている。また、ナザリックNPCに「人間種」が少なく、「人間嫌い」な者が多いため、人間に対して敵意や殺意を剥き出しにする彼らを宥める事にも苦労している。その一方で、ナザリックの利益に結びつくなら大量殺戮も辞さない。部下たちの言う「下等な者」相手であっても受けた恩義には報い一定の共感を示すが、守護者に代表されるNPCに向けられる感情はなき友が残した忘れ形見、子を案じる親のそれであり、彼らとナザリックの誇りを傷付ける存在には激しい怒りを露わにし、苛烈な報復を行う。
これらの二面性はアンデッドへの変貌によって人間であった頃の精神のほとんどの消失により身内以外への感情の断絶が起こったためとされ、交流のある者以外に行った殺人は蚊を潰した程度の感覚となっている。そのため書籍版では自ら前線に出て様々な人間と親交を持ち一定の人間味を見せる一方、ナザリックに座して動かないウェブ版における踏み潰される人間への無関心ぶりはより顕著なものになっている。
異世界に転移した後、マジックアイテム「遠隔視の鏡」を通して「人間の村」・カルネ村の住人達がバハルス帝国騎士に偽装したスレイン法国兵士に襲撃されているのを発見した際、初めは見捨てようとしていたが、以前セバスの“生みの親”であるたっち・みーに助けられた時の記憶を思い出し、彼への恩返しと自身の戦闘能力の把握も兼ねて、村人の救援にあたった。また、自らの名前を「モモンガ」から「アインズ・ウール・ゴウン」に変えたのも、この頃である。
ゲーム時代はキャラクターメイキングに凝っていたため、純粋な戦闘能力よりロールプレイの一環として魔術師としての雰囲気を重視していた。そのため、ゲーム時代においても対策必須のスキルの保有を抜きにすれば、直接的な魔法攻撃力は専門職に劣ったという。装備類を考慮に入れなければユグドラシルで中の上 – 上の下クラスの強さであった。
外見は骸骨だが眼窩の奥には赤黒い光が宿り、心臓に当たる部位の下部には世界級アイテムである脈動する赤黒い球体宝玉がある。ウェブ版では完全な骸骨ではなく薄皮が張り付いた姿をしている。
携帯している杖はスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンなるギルド武器であり、七匹の蛇が絡み合った形をした神器級の杖武器に、さらに神器級の宝珠を7個付加する事により世界級アイテムにも匹敵するステータスと、自動迎撃機能をはじめとする様々なスキルを有しているが、ギルド武器の特性上、万が一に失う可能性を考慮し、第八階層桜花聖域に安置しており、普段は試作段階で制作したレプリカを携帯している。この杖を制作するにあたってギルド全員の協力と努力と、リアルでの苦労や迷惑云々など悲喜交々な経緯があり、モモンガとして思い入れがある杖である。
骸骨の外見に「モモンガ」とHMを付けるようにウェブ・書籍版共にネーミングセンスが壊滅的で、ギルド設立時に提案したギルド名を仲間達から全力で阻止されたり、作成NPCの元の名前があまりにひどかったらしく名付け親が出た。
作者は理想の最強主人公を書きたいと考えていたため、人間では毒殺されたり寝込みを襲われるという危険性を考慮してアンデットになったという。
モモン
情報収集のための偽装身分としてアインズが考案した架空の冒険者。エ・ランテルを拠点に活動している。
ウェブ版ではナーベラルがこの名を与えられ冒険者について知るべく行動しているが、書籍版ではアインズ本人が演じている。
アインズ本人が正体という事もあり、単なる偽装身分に留まらず将来アインズ・ウール・ゴウンが英雄として歴史の表舞台に立つための名声の下地作りという趣が強い。加えて、彼の二重生活は必然的に守護者達に留守中の管理を任せ、ナザリックの各種活動や工作の資金調達、組織運営において襤褸を出さないための密かな方策として機能する事になる。
人間の都市に潜入する都合上、顔立ちは幻術で欺いている。チームの魔法詠唱者を臣下のナーベラルに任せて戦士として活動するのは、偽装の一環として漆黒の全身鎧を纏うためでもあり、これは後に銘「漆黒」の由来にもなっている。この状態では数種の魔法しか行使出来ず、本来の魔法詠唱者としては無防備となるが、防御力を除けばLv30相当の戦士に匹敵する膂力・ステータスを持っており、一般的なモンスターや冒険者相手には鎧袖一触で蹴散らす力を有している。
戦闘技術に関しては未熟で、正体を明かせない状況下で英雄級の実力者を相手にした場合、苦戦を強いられる場面もある。しかし、アインズ自身も強者との戦闘を重ねるにつれ、前線に立つ戦闘者としてのセンスに磨きをかけつつあり、自身をしてナザリックに属する者のLvに拠らない成長の可能性を見せている。
エ・ランテルを襲ったズーラーノーンの撃破、吸血鬼ホニョペニョコ(漆黒聖典により精神支配を受けたシャルティアの仮名)の討伐によって極めて短期間で王国最高峰のアダマンタイト級冒険者に上り詰め、多くの高難度の依頼をこなしつつ遂には王都を震撼せしめた大悪魔ヤルダバオトの撃退によってその名声を不動のものとした。アインズ本人のビジネスマナーを意識した行動によって下に驕らず、器の大きい大人物として名声を高めている。
魔導国建国の際にエ・ランテルへ入城するアインズと対峙した際には、その抑止力となる事を宣言しその実力を危惧したアインズによってエ・ランテルの自治を認められる。アインズとの間に行われた契約は身内同士で行われた芝居に過ぎなかったが、ナザリックとの間にモモンを介することで人間社会の円滑な統治を進めるという意外な役割を担う。
アルベド (albedo)
声:原由実
属性:極悪(カルマ値:-500)
種族レベル:小悪魔(インプ)10lvほか
職業レベル:ガーディアン10lv、ブラックガード5lv、アンホーリーナイト10lv、シールド・ロード5lvほか
制作者:タブラ・スマラグディナ
呼び名:慈悲深き純白の悪魔
階層守護者統括であり、世界級アイテムの一つ・真なる無(ギンヌンガガプ)の所有を認められる等、名実共にナザリック地下大墳墓に存在する全NPCの頂点に立つ存在。170cm。100lv。住居は玉座の間であったが転移後は第九階層内に自室を与えられた。アインズの正妃を自称している。
外見は腰から黒色の天使の翼、こめかみから生えた山羊の如き角、縦に割れた虹彩と金色の瞳等奇異な点はあるが普段は絶世の美女といってよい姿をしている。翼は感情表現にも使われている。戦地には漆黒の鎧「ヘルメス・トリスメギストス」を纏った完全武装の姿で赴き、緑色の病んだような微光が宿るバルディッシュ「3F」を武器とする。Lv100ゆえの高水準の能力に加え、守りに長けたクラスを固めて取得しているため、アインズの盾を任せられる高い防御能力を持っている。また「騎獣召喚」のスキルによってLv100の双角獣(バイコーン)を召喚可能。
ナザリックの運営管理という内政面においても極めて高い能力を持ち及ぶ者はない。掃除、裁縫等意外な特技も持ち合わせる。作者の教える「生存確率の非常に高いナザリック侵入の方法」では、デミウルゴス同様情報の大切さを理解しているため、彼女と遭遇した場合は安牌である。
デミウルゴス同様複数の形態を持っているようで、シャルティアと喧嘩した際は、その内の一つの特徴を揶揄され「大口ゴリラ」と呼ばれた。
設定魔だったギルドメンバーが作成した長大な設定の果てにあった「ちなみにビッチである」という一文を、サービス終了間際に茶目っ気を出したモモンガによって「モモンガを愛している」に改変され、その影響かサービス終了後の異変後は彼の事を深く愛するようになる。この設定の変更についてアインズは、アルベドと彼女の“生みの親”であるタブラに対し罪悪感を抱いているが、当のアルベド本人は「娘が嫁に行くようなことですので、タブラ様もお喜びになる」と、むしろ前向きに捉えている。しかしその代わり、前述の召喚したバイコーンに乗れなくなる弊害が生まれている。
立場上、玉座に座すアインズの横に控え失態を演じた守護者への叱責やアインズ・ウール・ゴウンの威を損なうような行動には主人相手であっても諫言を行う事が多い。その度にアインズからは窘められているが、正論であるなら受け入れられるのも多い。また、アインズを害する者については(他のNPCにも共通する点だが)本人が鷹揚に構えていようと激昂する。一方、シャルティアの一件でアインズを危地へと送り出す等、彼を愛する男として見ているためか、他の守護者とは違った感覚で主人の意志を深く理解している節もある。
ただし、実際のところ彼女の忠誠と愛情はあくまでもモモンガという個人のみに向けられており、主人の愛するギルドそのものにまでは及んでいない。表向きは他の至高の四十一人に対しても忠誠心は保持されているように見えるが、内心では彼らはナザリックのNPC達を捨てたと見なしているため、人知れず侮蔑の言葉を吐いたりギルドサインを顕した旗を蔑ろにする等、他の造物主に対しては恨みや不満を抱いている描写がある。また、人間に対しても、「脆弱な生き物」「下等生物」等と毛嫌いしている。
一方で、アインズの目の前で恋敵のシャルティアと目に見える修羅場を演じたり、愛のあまり興奮し奇声を発したり、奇行に走ったり等もあって本人が向けられる好意に引け目を抱いている事を差し引いても、周囲を含め若干生暖かい目で見られている。いわゆる「ヒドイン」。
シャルティア・ブラッドフォールン (shalltear bloodfallen)
声:上坂すみれ
属性:邪悪〜極悪(カルマ値:-450)
種族レベル:吸血鬼(ヴァンパイア)10lv、真祖(トゥルー・ヴァンパイア)10lv
職業レベル:ワルキューレ/ランス5lv、カースドナイト5lv、クレリック10lvなど
制作者:ペロロンチーノ
呼び名:鮮血の戦乙女
ナザリック第一、第二、第三階層「墳墓」の守護を任された階層守護者。140cm。100lv。住居は第二階層内の死蝋玄室。
いわゆる真祖としての「吸血鬼」であり、冷然とした超越者としての雰囲気を纏う少女。外見年齢は14歳程度とやや年端のいかない要素はあるものの、少女と女性の境界染みた不完全な完全性を持つ。
外見は白蝋染みた肌を身に包んだボールガウンやフィンガーレスグローブで露出させず、長い銀の髪と真紅の瞳を持った非常に端正な面立ちをしている。胸のみは不自然な程盛り上がっているが、これは胸パッド(アウラからは「ニセ乳」とも言われている)。そこが彼女の弱みになっており、歩くとずれたり落としたりするために、移動の際は基本的に転移門(ゲート)を利用している。
一対一の戦闘でならば守護者最強であり、同僚達よりも一回り高水準かつバランスの取れた能力値、ステータス異常の無効化等、様々な特殊能力を持つ、加えて対アンデッドに適した信仰系魔術詠唱者でありながら、肉弾戦に長けた職業も取得しているという、まさにアインズすら凌ぐほどの「強さ」の持ち主。ただし索敵系のスキルを有しておらず、戦闘時間が長引くと「血の狂乱」によってバーサーカー化し、制御が効かなくなるという巨大な弱点があり、加えて圧倒的な実力への過信からか、とかく不用意で考え無しな行動に出てしまう事が多い為、アウラやデミウルゴス等からは「頭脳面では役に立たない」「戦術面では扱いにくい」と侮られている上、アインズにすら「シャルティアの考えなら、まず間違っている」とまで思われてしまっている。
制作者の趣味で「同性愛」、「嗜虐趣味」等エロゲにありがちな多数の設定が投入されており、本人の性格も概ねそれに沿ったものである。口調もキャラに沿った語尾に「〜でありんす」をつける間違いだらけの廓言葉だが、日に一度は「わらわ」を使うことを除けば、一人称は概ね「わたし」。また、取り乱したり悄然としている時は廓言葉さえ鳴りを潜める。
数ある性的嗜好の一つ「ネクロフィリア」の関係もあってかアインズを心の底から愛し睦言を囁く事もしばしばであるが、書籍版ではそのこともあってアルベドとの衝突も多々あり、その際は本当の姿を揶揄した「ヤツメウナギ」あるいは「ウナギ」と呼ばれた。同格の守護者アウラ相手等には制作者の関係もあって見た目通りの幼さを見せる事もままある。
情報収集を目的とした任務として裏事情に詳しい犯罪者の拉致をアインズに命じられ、web版では「血の狂乱」による暴走というミスもあったもののブレインの眷属化という形で達成する。書籍版ではブレインの逃亡を許し、諸原因あって遭遇した漆黒聖典に精神支配を受けるという大失態を演ずる。しかし、命令は為されず、支配完了間際に放った攻撃によって大きな被害を受けた漆黒聖典の撤退によって、敵対行動を行った者への攻撃という形で静止状態になった。この状態を裏切りと見なしたアルベドの報告を受け事態を確認したアインズは、シャルティアにかけられた精神支配の解除のため超位魔法を発動させるが無効化される。この事から、背後にある世界級アイテムを扱う存在を知り危険視したアインズはアルベドを説得し、シャルティアの状態異常解除のための単身での討伐を決意する。
アインズは自らの見通しの甘さを恥とし、ナザリックの主に己が相応しいか自らに問うため、そして何より愛子の争う姿を見たくなかった彼は最悪の相性を持ち、「一騎討ちで戦えば、生きて帰れるかどうか分からない」とアルベドに語る程の天敵といえる彼女相手に不完全な装備で挑み、これを正面から打ち倒す事に成功する。消滅し玉座の間にて異常なく復活した彼女だったが、数日間の記憶は消失しており、犯人も分からずじまいであった。
一連の裏切り騒動によって警戒を新たにし、報復を誓ったアインズだったが、一方で主人への反逆という大罪を犯してしまったシャルティアは一応の罰という名のご褒美を頂き、その罪を問われる事こそなかったものの、デミウルゴスの主導する計画「ゲヘナ」では参加を認められず待機を命じられた。意気消沈した日々を送っていたが、彼女の成長を期待したアインズからアウラと共にドワーフの国への随伴(アインズの警護)を命ぜられると、同国では主君の警護の他、敵対者の捕縛や処分等指令をその都度的確に遂行し、任務終了後にアインズから称賛された際には歓喜の涙を流した。
魔導国の勢力が拡大すると飛行能力を持つ部下(ドラゴン等)を活用した物資等の空輸の管理を行っている。
コキュートス (cocytus)
声:三宅健太
属性:中立(カルマ値:50)
種族レベル:昆虫の戦士(インセクト・ファイター)10lv、蟲王(ヴァーミンロード)10lvほか
職業レベル:ケンセイ10lv、アスラ5lv、ナイト・オブ・ニヴルヘイム5lvなど
制作者:武人建御雷
呼び名:凍河の支配者
装備:斬神刀皇、断頭牙
ナザリック第五階層「氷河」の守護を任された階層守護者。250cm(尾は含まず)。100lv。住居は同階層内の大白球(スノーボールアース)。
巨大な二足歩行の昆虫に悪魔的な印象を混ぜ合わせた姿をしている。常に冷気を纏わせたライトブルー(ウェブ版では白銀)の体に、体表や尾全体に鋭いスパイクが付いている。4本の腕はそれぞれに違う得物を携え、武器を持った際の攻撃力は守護者随一であり一定の魔法も行使できる魔法戦士。
鎧を想起させる厳しい外見に似合い能力も性格も武人そのものの武骨なものであり、格下であっても勇敢な戦士には敬意を払う。「至高の四十一人」全員の武器を知る他、戦士としての観察眼はアルベドに勝る。異形の外見の通り、発せられる言葉も漢字を除けばカタカナで表記されるなど硬質なものとなっている。
外見の異質さもあって、外界に出ての任務に当たっている他の守護者とは異なり、ナザリック内の警固という従来の役目しか与えられていなかった。手柄を挙げていく同僚にやきもきする日々を送っていたが、蜥蜴人(リザードマン)集落への低lvアンデッドの大軍による侵攻指揮という役を与えられ、意気揚々と携わるが、遠隔地からの拙い指揮という落ち度もあって、与えられた軍勢の脆弱さや蜥蜴人の予想外の奮闘によってまさかの敗北を喫する。処罰を覚悟したものの、アインズ本人はこれを大したものでないとして厭わず、コキュートスに積極的に献策する事や慢心を忌む事等を教授し、裏の目的であるNPCの成長という可能性を確信し満足する。
その後、アインズに蜥蜴人の助命を嘆願し、デミウルゴスの助け舟もあってこれを聞き届けられる。守護者を総動員しての蜥蜴人集落へのデモンストレーションの後、矢面に立った族長達を正面から打ち破って今度こそ威を示した彼は亜人種統治のモデルケースの確立という大役を任される事になった。また後にナザリックを国として成立させてアインズが王を名乗るにあたり、「魔導王」と提案し採用された。
魔導国の勢力が拡大すると、同国に所属する異形種・亜人種・人間種から組織された魔導国軍を編成しその訓練を行っている。魔導国による王国侵攻では王都を攻略する軍勢の指揮官を任される。王城に向かう際、ブレインを一騎打ちで葬った。武人としてこの世界の強者であるブレインに敬意を表し、遺骸を氷漬けにし彼の守る道を逸れて王城に進んだ。
謹厳かつ剛直な性格ではあるが、アインズの子供に「爺」として仕える未来を夢想してトリップするなど、他の守護者と同様に妙な部分も持ち合わせている。正反対の性格のデミウルゴスと、なぜか仲がいい。
アウラ・ベラ・フィオーラ (aura bella fiora)
声:加藤英美里
属性:中立〜悪(カルマ値:-100)
種族レベル:人間種のため、種族レベルなし。(種族レベルは異形タイプのみで、エルフ種は人間種に属する)
職業レベル:レンジャー5lv、ビーストテイマー5lv、シューター5lv、スナイパー5lv、ハイ・テイマー10lvほか
制作者:ぶくぶく茶釜
呼び名:負けん気あふれる名調教師
装備:クイーン、山河社稷図など
ナザリック第六階層「ジャングル」の守護者。104cm。100lv。住居は同階層内の巨大樹。
外見は10歳程度の少女で、金髪のショートヘアに瞳の色が緑と青のオッドアイとなっており、褐色の肌と長く尖った耳を持つダークエルフ。同守護者である双子の弟マーレの姉で、製作者の遊び心によって男装させられている。
単体としての戦闘能力は他のナザリックの100lvNPCと比べ劣るものの、総数100にもなる80lvまでの魔獣の使役及び強化・弱体化を初めとした様々なスキルによって補う事で発揮する群としての強さである。
年齢は76歳だが長命種のため外見も言動も子供っぽい。元気一杯の子供かつ子犬のような性格をしており、アインズからはマーレと揃って苛烈な性格なNPCと比較して癒しのように思われている。反面、幼さ故の無邪気な残酷さも垣間見せ、仲間内には穏当なもののそれ以外にはかなり見下した判断をする。また、アルベドとシャルティアがアインズの寵愛を巡って争う場面では中立的で第三者的な立場から冷めた態度でいる事が多いが、アインズから「アウラが大好きだぞ」と言われた際はかなり動揺していた。
アインズからはトブの大森林内部に緊急避難場所を建設するよう命じられる他、森林や魔獣についての知識を求める時に呼び出されている。魔導国の勢力が拡大すると同国全域を網羅した広範囲の警戒網の構築を行っている。魔導国による王国侵攻の際は部下の魔獣を率い王都の重要施設制圧の任務に当たった。
web版での名は「アウラ・ディベイ・フィオーラ」。外見は書籍版とほぼ同じだが、瞳の色が金と紫となっている。ビーストテイマー及び魔法職のクラスを持っている。
マーレ・ベロ・フィオーレ (mare bello fiore)
声:内山夕実
属性:中立〜悪(カルマ値:-100)
種族レベル:人間種のため、種族レベルなし。(種族レベルは異形タイプのみで、エルフ種は人間種に属する)
職業レベル:ドルイド10lv、ハイ・ドルイド10lv、ネイチャーズ・ヘラルド10lv、ディサイプル・オブ・ディザスター5lv、フォレスト・メイジ10lvほか
制作者:ぶくぶく茶釜
呼び名:頼りない大自然の使者
装備:シャドウ・オブ・ユグドラシル、木漏れ日のマント、強欲と無欲など
ナザリック第六階層「ジャングル」のもう一人の守護者。身長・lv・住居は姉と同様。
外見は双子の姉アウラと同じだが、制作者の遊び心によって姉とは配色が逆の緑と青のオッドアイであるものの、概ね同じ格好にスカートを履かされ女装させられている。
気弱で姉には逆らえず、いつもおどおどとした姿を晒しているが、アインズからは広範囲に渡る地形改変を任される等後衛魔法職としての能力は高い。その実力は守護者でも二番手に付けるとセバスには評される。ナザリック外の存在には徹底的に無関心で特に敵に対しては無感情であり容赦無く、気弱な性格を演じている節も見受けられる。
魔導国の勢力が拡大すると同国所属の冒険者用ダンジョンの作成を行っている。魔導国による王国侵攻の際は王城や重要施設以外の建造物の破壊を担った。
作者の教える「生存確率の非常に高いナザリック侵入の方法」では、シャルティア同様遭遇した場合は非常に危険。
デミウルゴス (demiurge)
声:加藤将之
属性:極悪(カルマ値:-500)
種族レベル:小悪魔(インプ)10lv、最上位悪魔(アーチデヴィル)5lvほか
職業レベル:カオス10lv、プリンス・オブ・ダークネス10lv、シェイプシフター10lvなど
制作者:ウルベルト・アレイン・オードル
呼び名:炎獄の造物主
ナザリック第七階層「溶岩」の守護を任された階層守護者。181cm。100lv。住居は同階層内の赤熱神殿。
巧言令色を弄し、人間を陥れ破滅に追いやる事を悦びとする悪魔。口調は非常に慇懃であり、有するスキルもあって耳あたりがよく優しいとさえ取れる。悪魔という種族やそのインテリめいた姿に相応しくナザリック最高峰の頭脳の持ち主であり、web版では外交・内政・軍事を含んだ全ての分野において、書籍版ではアルベドにその役割の多くを譲ったもののナザリックの行う様々な方策に関わる。スクロール製作のための羊皮紙量産化や周辺国を脅かす偶像としての魔王の作成等、その内容は多岐に渡る。
モモンガが口にした世界征服という戯言を本気にしてしまい、ナザリックの大方針を定めた張本人である。彼もまたナザリックの住人として主人であるアインズが自分達を凌駕する鬼謀の持ち主であると例外なく信じ込んでおり、中身凡人であるアインズは知ったかぶりをしながら常に彼らの期待に応える羽目に陥っている。そのため、アインズ本人が立てた計画を置いておけば実際はデミウルゴスの策を追認しているに過ぎないのに関わらず、さらなる深読みをされる事によって本人置いてけぼりのままアインズの虚像は膨らみ、更に頭を抱えさせている事を知る由もない。本作における勘違いから来るギャップやおかしさを最も体現する人物といえる。
ウェブ版と書籍版では最も異なった姿をしており、書籍版では三つ揃えのスーツを着、黒髪をオールバックにした東洋系の顔立ちを丸眼鏡で飾った知的ホワイトカラーのような印象でその眼鏡の奥には宝石のような瞳が覗く。その上で銀のプレートメールで覆われた六本の棘付きの尻尾を持った姿をしている。またアルベド同様複数の形態を持ち、その内の一つ半悪魔形態では皮膜状の翼を生やし、蛙染みた顔に変化する。
ナザリック至上主義を掲げ、ナザリックに所属する者として例外なく内には優しい。ただし人間に関してはある種好意的ではあるが、面白い玩具あるいは有用な家畜と見なしているにすぎず、その点でセバスとよく意見が対立する。作中ではぼかされるか直接に描写される事こそないものの、悪魔に相応しく捕らえた人間達に対しおぞましい所業を行っており、”羊”と称した人間を牧場で大量に飼育し、彼等からスクロールに使う為の”羊皮紙”を剥ぎ取っている。
失態を繰り返す同僚を余所に王都を舞台にした一大作戦「ゲヘナ」を立案し、八本指への報復及びナザリックへの傘下の組み入れや王国民1万人の拉致等を成功させる。そのことを知る由もなかったアインズの追認とはいえ、第一功と認められ守護者の汚名を返上した。
秘密主義や、腹に一物ありそうな振る舞いをするものの、アインズへの忠誠心は守護者の中で一、二を争う程の強いものであり、操られたシャルティアにアインズが単身で挑んだ際には、普段の冷静さをかなぐり捨てて、送り出したアルベドに詰め寄る場面があった。
web版では、真紅の豪華なローブに身を包み、黒髪を刈り揃え、赤い瞳にヤギを思わせる角や背中に巨大な翼を持った悪魔らしい外見をしている。王都でイビルアイ・ティナと交戦したが逃げられている。
ヤルダバオト
仮面を付けた大悪魔。悪魔を召喚・使役するアイテムを回収するため、リ・エスティーゼ王国の王都に出現しモモンとの戦いで撤退したが、アダマンタイト級冒険者チームである蒼の薔薇の二人を一撃で殺害し、イビルアイを為す術なく追い込む等強大な力を見せた。秘密裏にアベリオン丘陵の亜人や聖王国の村人を拉致しており交配など実験を行っていた。支配下においたアベリオン丘陵の亜人部族をまとめ亜人連合とした軍勢を率いローブル聖王国を襲撃する。聖王国側には「魔皇ヤルダバオト」と名乗っている。レメディオスらと交戦した際、本気になり炎の翼に憤怒の表情という姿を見せたが実際は別人である。一連の戦いと暗躍で女王カルカとレメディオスの妹ケラルトを惨殺、二人の死に様にショックを受けたレメディオスを精神的に再起不能に追い込むも、魔導王によって撃退された。また、王兄カスポンドを謀殺して偽者と挿げ替え、カルカ死後に新たな王に据えて聖王国を裏から乗っ取った。
その正体は、アインズの冒険者としての姿であるモモンの名声を手っ取り早く高めるための「強敵」として変装したデミウルゴス。また、アインズの世界征服計画の裏の実行役としても暗躍する。
セバス・チャン (sebas tian)
声:千葉繁
属性:極善(カルマ値:300)
種族レベル:不明
職業レベル:モンク10lv、ブオウ10lv、ストライカー5lv、ナイキ・マスター15lv、ガイキ・マスター5lvなど
制作者:たっち・みー
呼び名:鋼の執事
ナザリック第九、第十階層に控え、メイド長と共に「至高の四十一人」の生活面を支える最高責任者である執事。179cm。竜人。100lv。
厳密には守護者ではないが、役職上も他の階層守護者とは同格の扱いであり、直属の部下として10人の男性使用人と執事助手、戦闘メイド隊「プレアデス」を指揮下に持つ。ナザリックではごく少数派の「善」に傾いた性格で、制作者であるたっち・みーに似た人格者であり、弱者の守護と救済を是とする。アインズからは怒ると怖いところまで制作者と似ていると称されている。
外見は黒のタキシードに白髪白髭のステレオタイプな老執事そのものだが、その双眸は猛禽のように鋭い。真の姿を見せた際の戦闘能力は総合的にはナザリック随一のもので、武器を手に取らない格闘戦を主としている。スキルとしては気功術による治癒や支配化による情報の聞き取り等を有する。
アインズからは商人の令嬢役のソリュシャンと組み、その執事役として王都における魔法・科学技術の情報収集という任務を与えられる。その合間の個人的な調査の途上、ゴミのように打ち捨てられるツアレを目撃し、助けを求められた事から厄介事と知ってなお拠点である屋敷に連れて帰り治療を施す。
その結果、王国の裏社会と癒着した悪吏の脅迫を受けるが、これは自分の身勝手が呼び込んだものであるため報告はもちろん表立った行動に出る事も出来ず煩悶としていた。そこをソリュシャンの報告によってアインズの面前での最悪誅殺まで踏まえた詰問にまで発展するが、そこで揺るぎなき忠誠を示した事で不問となる。
沈毅重厚な見かけによらず、情に流されて浅慮な行動を取ってしまうところもあり、プロフィールでも彼の善良さは「優しさ」ではなく「甘さ」である、と評されている。
制作者同士も犬猿の仲であったが、弱者を弄ぶ事を好むデミウルゴスとは全く反りが合わず、表面上は慇懃な対応をするものの事あるごとに意見が対立するため、シャルティアにすら「もっとフレンドリーに会話できないのか」と呆れられてしまう程である。
web版「隠し番外編」では、王都で拾って来たツアレ含む8人の女を囲ってハーレムを作っている。日替わりでアーニア、ジャネット、バーバラ等の女の部屋に行っている。「感想返し」によると、デミウルゴスから実験に協力するよう圧力を受けており、本人は実験に付き合う気は無いが、楽師もデミウルゴスに協力しているため、窮地に陥っている。
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