【リメンバー・ミー】の見逃し配信・動画の無料視聴方法!今日の金曜ロードショーのネタバレ!

日本テレビで放送されている「金曜ロードSHOW!/金曜ロードショー」で今日2022年3月4日に放送される映画「リメンバー・ミー(原題Coco)」のあらすじやネタバレ、キャスト・原作情報や無料動画や見逃し配信の無料視聴方法などについて紹介したいと思います。

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映画「リメンバー・ミー」のあらすじ・ネタバレ

音楽が大好きな男の子ミゲル(アンソニー・ゴンザレス/石橋陽彩)は伝説のスター、エルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラット/橋本さとし)のようなミュージシャンになることを夢見ていた。しかしミゲルの家では一族の掟で音楽を奏でる事も聴く事も禁じられていた。

年に一度の先祖の魂を迎えるお祭り“死者の日”に、先祖の写真に、デラクルスのギターが映っているのを発見したミゲル。デラクルスがひいひいおじいちゃんだと確信し、自分の音楽好きに納得する。しかし家族たちは、ミゲルが隠れてギターを練習していたことに大激怒。デラクルスの霊廟に逃げ込んだミゲルは、“死者の国”に迷い込んでしまう! “死者の国”でミゲルを迎えたのは、イメルダ(アラナ・ユーバック/松雪泰子)をはじめとする先祖たち。元の世界に戻るには、日の出までに先祖から“許し”を得る事。イメルダは永遠に音楽をあきらめることを条件に、ミゲルに“許し”を与えようとする。しかしミュージシャンになる夢をあきらめきれないミゲルは、その場から逃げ出してしまう。そんな彼の前に現れたのは、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター(ガエル・ガルシア・ベルナル/藤木直人)。実は彼も自らの存在が永遠に消えてしまう危機にさらされていた。二人はお互いの願いを叶えるため協力し合うことになるが…。

映画「リメンバー・ミー」のネタバレ

遠い昔、メキシコのサンタ・セシリア出身のリヴェラ家の夫が、音楽家になる夢を追いかけて家を出てしまう。残されたその妻ママ・イメルダは家族を引き裂いた音楽を嫌うようになり、家庭に「音楽禁止の掟」を立て、習得した製靴で一人娘のママ・ココを育てる。製靴業は掟と共に代々引き継がれ、リヴェラ一族は靴屋として繁栄する。

ママ・ココのひ孫で12歳のミゲル・リヴェラは他の家族と同様、靴屋を継ぐことを期待され、音楽は聴くことすらも禁じられていたが、密かにミュージシャンを志していた。ミゲルは同郷の伝説的ミュージシャンであるエルネスト・デラクルスに憧れ、家族に隠れて屋根裏に彼のグッズを並べ、自作のギターで彼の曲を弾いていた。

そして年に1度、他界した先祖が家族に会いに来るという死者の日、リヴェラ家でも先祖を迎える準備をしていた。自宅の祭壇には先祖の写真が飾られているが、ココの父親だけ顔の部分が破られていた。ミゲルはその高祖父が持つギターがデラクルスが持っているのと同じであることに気付き、高祖父はデラクルスだと推測する。ミゲルはその写真を持ち出し、街の音楽コンテストで自分の演奏を披露しようと決心するが、それを知った家族と口論になり、祖母エレナにギターを破壊されてしまう。諦めきれないミゲルは家を飛び出し、デラクルスの霊廟に保管されているギターを手にする。ところがそのギターを弾いた瞬間から、死者が骸骨の姿で見えるようになり、逆に生者からは自分が見えなくなり触れることも出来なくなってしまう。

ミゲルはその場に居合わせたリヴェラ家の先祖達と共に死者の国へ行き、高祖母のイメルダに解決策を請うと「死者の日に死者の物を盗んだ生者は呪われて死者の国に飛ばされる」「生者が死者の国で日の出を迎えると帰れなくなる」「生者の国の祭壇に写真が飾られていない者は死者の国から出られない」といった掟を伝えられる。生者が死者の国から帰るには、先祖に許しをもらうだけでいいという。イメルダはミゲルに許しを与えようとするが、「二度と音楽をしない」という条件を付けたため、ミゲルは代わりにデラクルスに許しをもらおうとその場から逃げ出す。すると、自分をデラクルスの友達だと言い張る男ヘクターと出くわす。彼はまだ存命の娘に会いたいと願っていたが、誰も彼の写真を飾っておらず生者の国に行けずにいた。ミゲルの話を聞いたヘクターは自分の写真を彼に渡し、デラクルスへの対面を手伝う代わりに生者の国で自分の写真を飾るよう頼む。

死者の国でも開催されている音楽コンテストで優勝すれば、デラクルスのパーティーに招待されると知った彼らは、ヘクターの友人のチチャロンにギターを借りに行くが、そこで生者の国で誰からも忘れられると死者の国からも消滅してしまうという「二度目の死」(字幕版では、最後の死となっている。以下同様。)を目にする。ミゲルは、チチャロンが遺したギターを手に、コンサートで『ウン・ポコ・ロコ』を演奏して大喝采を浴びるが、リヴェラ一族がコンサート会場にミゲルを捜しに来たため、表彰式を待たず逃げ出す。更に些事でヘクターと喧嘩をし、単独行動を取ったミゲルはコンテストで優勝したバンドの手助けでデラクルスのパーティー会場に忍び込み、遂にデラクルスと対面する。彼も自分の玄孫に会えたことを喜び、ミゲルに許しを与えようとする。

その時、2人の前にヘクターが現れ、映画を通して、ある真実が明かされる。ヘクターは生前、デラクルスと共に音楽活動をして旅をしていたが、家族が恋しくなって故郷へ帰ろうとした。しかしデラクルスによって毒殺され、彼が遺したギターや数々の曲を奪われてしまったのだった。デラクルスは生者の国でこれが明かされないようヘクターの写真を奪い、2人を町外れの地下洞窟に落とす。ヘクターが絶望の中、思い出として語った娘の名は「ココ」。即ち、ミゲルの本当の高祖父はヘクターであり、デラクルスの大ヒット曲『リメンバー・ミー』もヘクターがココのために作った歌だった。ヘクターが生者の国に行こうと必死だったのも、ココが父である自分を忘れかけており、ヘクターに二度目の死が近付いていたからであった。そこへミゲルを捜していたイメルダが空飛ぶアレブリヘ[注 3]に乗って現れ、彼らを助け出す。

全ての事情を知ったリヴェラ一族は、ヘクターの写真を取り返すべくデラクルスのコンサート会場へ乗り込む。ところがステージ裏で乱闘になり、写真は失われてしまうが、ミゲルとデラクルスがその場で語った真実はリヴェラ一族が観客席に繋いだカメラによって暴露され、ミゲルを屋上から突き落としたことでデラクルスの本性が明かされ、非難の的となる。巨大なアレブリヘによって会場の外へと追いやられたデラクルスは、自身が死んだときと同じように鐘に押し潰される。ヘクターは、日の出と二度目の死が近付く中、自身の消滅よりもミゲルの命を優先し、無条件で許しを与えて生者の国へ送り返す。

生者の国へと戻ったミゲルはデラクルスに奪われたヘクターのギターを持ち出し、急いでココの元へ行き、『リメンバー・ミー』を演奏する。するとココはたちまち父であるヘクターのことを思い出し、密かに持っていたヘクターの写真の切れ端を取り出す。ココはヘクターが生前ココに送った手紙や楽譜なども大切に保管しており、これがきっかけとなってヘクターの功績は一気に世間へと知られ、娘想いのミュージシャンとして町の名物となり、逆に生前の悪事が暴かれたデラクルスはペテン師として嫌われ、霊廟には「忘れてやる」という看板が掛けられ封鎖された。そしてリヴェラ家の「音楽禁止の掟」はついに廃止される。

翌年の死者の日、祭壇には破られた部分を修復したヘクター、イメルダ、そして100歳で亡くなったココの家族写真が飾られる。これにより、ヘクターは生者の国に行けるようになり、長い間離れ離れだった愛娘ココと再会を果たしていた。そして、生者と死者が揃ったリヴェラ一族の前で、ミゲルはヘクターと共に、ギターを手に歌を披露するのだった。

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「リメンバー・ミー」について

「リメンバー・ミー」は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給によるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ファンタジー・アドベンチャー映画。全米で2017年11月22日、日本で2018年3月16日公開。キャッチコピーは「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。」。

ピクサーの長編映画としては『カーズ/クロスロード』に次ぎ『トイ・ストーリー』から数えて19作目となる。『カーズ/クロスロード』と並び、ピクサーの長編映画が同年に複数公開されるのは2015年以来2年ぶりの2回目である。

死者の日の間、骸骨となった死者達が陽気に暮らすテーマパークのような死者の国を舞台に、そこへ迷い込んだミュージシャンを夢見る少年ミゲルと、死者の国に暮らす骸骨のヘクターの2人を主人公に据え、2人が死者の国で繰り広げる冒険を軸に、生死を超えた家族の絆がエモーショナルに描かれている。また、本作では音楽も重要な役割を果たしており、劇中に音楽が多数登場するため、ミュージカル要素がある。

同時上映はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の短編アニメーション『アナと雪の女王/家族の思い出』。なおこの作品は、以前から期間限定での上映であったことがディズニーにより発表され、全米では12月8日より併映が取り止めとなった。

当初日本公開はクリスマスシーズンの2017年12月23日に予定されていたが、春休みシーズンである2018年3月16日に後ろ倒しとなった。また、ピクサーの長編映画が日本で3月に公開されたのは2016年公開の『アーロと少年』以来2年ぶりとなる。

ちなみに、原題の”Coco”は、本作に登場するミゲルの曽祖母であるママ・ココから取られている。

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映画「リメンバー・ミー」の主な登場キャラクター

ミゲル・リヴェラ(Miguel Rivera)
本作の主人公。サンタ・セシリアに暮らす12歳の少年。いとこのベニーとマニーを除くとリヴェラ家では最年少で、まだ製靴ではなく靴磨きをしている。曲を聴いただけでギターで演奏できる天才少年で、素晴らしい歌声を持つ。一人称は「僕」。

家族に「音楽禁止の掟」があるにも関わらずミュージシャンのデラクルスを崇拝し、内緒で屋根裏部屋に彼のグッズを並べ、自作したデラクルスのギターのレプリカで彼の曲を弾いたり、彼が出演した映画のビデオを観て台詞を全て覚えている。将来はミュージシャンになりたいと願うが、家族のこともあり人前で演奏したことは一度もなかった。しかし、その執念はかなり深く、ギターを祖母のエレナに壊されたからとデラクルスの霊廟にあるギターを持ち出そうとして呪われたり、死者の国で高祖母のイメルダに「二度と音楽をしない」という条件で生者の国に返してもらったにも関わらずすぐに約束を破り、再び死者の国へ飛ばされたりしていたほど。

死者の国では、先祖達に自分の願いを聞き入れてもらえずに逃げ出し、高祖父と信じるデラクルスを捜すべく奔走する。生きた人間として追われる身となるが、偶然出会ったヘクターから死者に見えるフェイスペイントを施してもらい、初めて人前で演奏するための手ほどきを受けるなどして困難を切り抜けていき、精神的に成長していく。後にヘクターこそ本当の高祖父だと知り、生者の国へと帰った後はヘクターのギターでココに「リメンバー・ミー」を歌ったことでココの記憶を取り戻し、ヘクターの二度目の死を防ぐことに成功し、一族にヘクターの真実が明かされたことで音楽禁止がなくなった。1年後の死者の日では、生まれた妹のソコロにココを含めた先祖の事を教え、生者と死者が集うリヴェラ家でヘクターと共に歌いながらギターを弾いた。

ヘクター・リヴェラ(Héctor Rivera)
本作のもう1人の主人公。享年は21歳。死者の国に住む陽気な骸骨で、何かとやり手で死者の国では多方面に顔が利く。変装が得意と言うが、作中では有名な芸術家であるフリーダ・カーロの変装しかしていない。一人称は「俺」。

死者の国に迷い込んだミゲルと出会い、デラクルス捜しを手伝う代わりに、祭壇に自分の写真を飾るよう懇願し、行動を共にする。自分と同じように生者の国に行けない死者と身を寄せ合って暮らしている。音楽家たちからはしばしばチョリソーで窒息死したことをバカにされているが、ヘクター自身は食中毒だと言い張っていた。

生前は家族と離れてデラクルスと共に音楽活動をし、作詞作曲を担当していた。家族を忘れることができず帰郷しようとするが、デラクルスによって毒殺され、『リメンバー・ミー』を始めとした数々の楽曲の著作権も偽造されてしまう。「チョリソーを詰まらせた」というのは毒入りの酒を飲んで具合を悪くしたヘクターにデラクルスが言った出鱈目である。

実はヘクターこそミゲルの本当の高祖父であり、ママ・ココの父親で愛娘の為に歌を送ったり、二度目の死が近づく際、自身の消滅よりミゲルの帰還を最優先するなど家族想いな人物。死の真相を知ったリヴェラ家と和解した後、自分の写真を取り戻すべくミゲルとリヴェラ一族と共にデラクルスのコンサート会場へ侵入するが、彼と混戦してしまい写真は失われてしまう。しかし、ミゲルに無条件で許しを与えて生者の国へと還し、ミゲルが「リメンバー・ミー」を歌ってココの記憶を取り戻したことで二度目の死を避けることができた。1年後の死者の日ではイメルダとの仲は修復しており、死者の世界でココと再会を果たしていた。写真が飾られたことで生者の国へとようやく赴くことができ、ミゲルと共にギターを弾き、生者と死者が集うリヴェラ家で楽しく過ごした。

吹き替えや字幕では英語読みで「ヘクター」となっているが、原語版では、スペイン語読みで「エクトール」となっている。

ダンテ(Dante)
サンタ・セシリアに住む野良犬のメキシカン・ヘアレス・ドッグ。ミゲルの親友でもあり、よく彼に懐いているが、当のミゲルはリヴェラ家に野良犬の世話を禁じられている。

死者の日のお供え物を食べたため、ミゲルと共に死者の国に迷い込む。映画の中盤でアレブリヘとなり、ミゲルが生者の国に戻った後も死者の国で暮らしているが、死者の日にはリヴェラ一族と共に生者の国へ赴く。「ダンテ」というのはミゲルがつけた名前であり、デラクルスが映画で共演した馬のダンテからとられている。

死者の国の住人
死者の国の住人は全て骸骨の姿をしているが、身長や髪型などの風貌は亡くなった時点のものがそのまま引き継がれる。また、年は取らない。生者の記憶に残っている限り、死者の国の住人は存在する事が可能だが、生者から忘れられる、又は存在を覚えている生者が亡くなってしまうなどして、覚えてくれている人が一人もいなくなってしまうと二度目の死が訪れ、完全に消滅してしまう。死者の日のみ生者の国に行けるが、「出入国管理所」で生者の国に写真が飾られているかどうか判定され、飾られていない場合は出国を拒否される。それでも死者の国と生者の国を繋ぐマリーゴールドの橋を渡ろうとした場合、花に埋もれてしまう。メイキングブックによると、古代の死者の国の住人は歴史に名を残した著名人や王族以外は数十年単位で二度目の死が訪れ、人口もそれほど多くなく安定していたが、200年前から写真の技術が発展した事で、子孫に遺影を残して認知され、引き継がれやすくなったことにより死者の国の人口が爆発的に増え、上に上に建物が経つほど異様な街並みへと変わって行った。

ママ・イメルダ(Mamá Imelda)
ミゲルの高祖母。享年は72歳。リヴェラ家のリーダー的存在で、気が強く、やや威圧的な性格。アレブリヘのペピータを従えている。一人称は「私」。
デラクルスに誘われたヘクターをミュージシャンになる為に家族を捨てたと憎み、リヴェラ家に「音楽禁止の掟」を作り、その後一人娘のココを養うために靴作りを始め、製靴業は代々引き継がれる。死後も音楽を嫌い、ヘクターと確執を持ってきた。しかしヘクターが家を出る以前は音楽を愛し自らも素晴らしい歌声の持ち主であった。ヘクターを毒殺したデラクルスに対して「よくも私の最愛の夫を殺したわね!」と怒りをぶつけ、ヘクターが二度目の死を迎えかけたときは本気で心配するなど、心境が変化していく。また、デラクルスのコンサート会場ではヘクターの伴奏で歌っている。1年後の死者の日では完全にヘクターとの仲は修復された。

ロシータ(Tía Rosita)
ミゲルの外曽祖叔母。フリオの妹で、ママ・ココの義理の妹。享年は62歳。骸骨になっても生前と変わらないふくよかな体格が特徴。リヴェラ家との血縁は無いが、家族として靴作りに携わっていた。終盤ではデラクルスに気づかれないようにこっそりとカメラを向け、デラクルスの悪事を広めた。

ヴィクトリア(Tía Victoria)
ココとフリオの長女。ミゲルの大伯母で、エレナの姉。享年は58歳。眼鏡をかけた細身の仏頂面な女性で、サンダル作りが得意。終盤ではデラクルスに気づかれないようにこっそりと機材を操作し、デラクルスの悪事を広めた。

パパ・フリオ(Papá Julio)
ママ・ココの夫。ミゲルの曽祖父で、ロシータの兄。享年は80歳。曾孫のミゲルより小柄な男性で、ウィングチップ作りが得意。終盤ではパワフルな戦いを披露した。

オスカル&フェリペ(Tío Óscar and Tío Felipe)
イメルダの弟にあたる双子の兄弟で、ママ・ココの叔父。享年はイメルダと同じ72歳。どちらがどちらなのか見分けがつかないほどそっくりな見た目をしている。気が弱く、いつもおどおどしているが、終盤では相棒の腕をヌンチャク代わりにして戦った。

エルネスト・デラクルス(Ernesto De La Cruz)
サンタ・セシリア出身の男性ミュージシャン、俳優。享年は46歳。世界的に成功を収め、死後もメキシコが生んだスターとして掲げられ、ミゲルにとってあこがれの存在である。彼の故郷ではデラクルスの聖地を回るツアーも開かれ、国民的な英雄として霊廟も建てられている。『チャンスは掴むもの』がモットーでミゲルもその言葉を信じてミュージシャンの夢を追いかけていた。

1942年、歌唱中に舞台道具の巨大な鐘の下敷きになり他界したが、死者の国でも生前と同じように絶大なる人気を誇る。彼を象徴する楽曲『リメンバー・ミー』は特に人気が高く、かえってアマチュアが演奏するには陳腐と評されるほどである。

実は本作のディズニー・ヴィランズ。デラクルスにとって『チャンスを掴む』ということは、『チャンスの為なら手段を選ばず、殺人にも手を染める』ということであり、次第に冷酷な本性を現していく。一人称は「私」だが、回想シーン及び本性を表したシーンでは「俺」。

生前、駆け出しの頃はボーカルを務めており、作詞作曲を担当するヘクターに帰郷することを告げられ、酒に毒を入れて殺した上にヘクターが作った曲を自分のものと偽ってソロ活動を始め、名声を得る。死者の国でヘクターと対面した際に放った言葉が彼の出演映画の台詞と同じであること、そしてそれが毒殺のシーンであったことをミゲルに指摘されたことで、ヘクター殺害の犯人であることが判明する。

生前の悪行を暴露されることを阻止すべく、ヘクターの写真を奪ってミゲルとヘクターを洞窟に投げ落とすが、真実を知った死者の国のリヴェラ家によって追い詰められ、ついには舞台裏で本性を現した一部始終をカメラで撮影(ライブ中継)されたことで死者の国の観客たちに悪行が知られてしまった。最終的にはぺピータに捕まってはるか彼方へ放り投げられ、自身が死んだときと同じように巨大な鐘の下敷きにされた。

ミゲルが生者の国に帰った後、ココが所持していたヘクターに関する資料が決め手となって生前の悪行は生者の国でも知られることになり、生者の国・死者の国共に名声はヘクターに取って代わられることになった。

エレナ・リヴェラ(Elena Rivera)
ミゲルの祖母で、ココとフリオの次女。ヘクターとイメルダの孫娘にあたる。ミゲルを溺愛しているが、「音楽禁止の掟」を頑なに守っており、彼のミュージシャンになりたいという夢を快く思っていない。コンテストに行こうとするミゲルのギターを叩き壊したため、結果的にミゲルを死者の世界に行かせるきっかけを与えてしまう。その後、ヘクターの真実を知り音楽禁止の掟を廃止した。原語版において、ミゲルからはアブエリータ(スペイン語で『おばあちゃん』)と呼ばれている。

ママ・ココ(Mamá Coco)/ソコロ・リヴェラ(Socorro Rivera)
ミゲルの曽祖母で、ヘクターとイメルダの1人娘。100歳近い高齢のため言葉を発することも少なく、記憶も失いかけており、娘であるエレナのことも忘れてしまっていた。終盤で父のヘクターのことを忘れかけるが、死者の国から帰還したミゲルが歌う『リメンバー・ミー』を聴き一緒に歌ったことで記憶を取り戻し、エレナやヘクターを思い出す。実は密かにヘクターの手紙や楽曲資料を保管していたため、ヘクターの功績やデラクルスの盗作の決め手となった。1年後ではすでに享年100歳で他界しており、死者の国でヘクターやイメルダと再会を果たした。

エンリケ・リヴェラ(Enrique Rivera)
ミゲルの父親で、エレナとフランコの次男。エレナほど厳しくはないが、ミゲルがミュージシャンではなく靴職人になることを願っている。しかし、エレナがミゲルのギターを叩き壊した際は、流石にやり過ぎだと思ったのか止めようとしていた。

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