日本テレビで放送されている映画番組「金曜ロードSHOW!/金曜ロードショー」で放送されたアニメ映画「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の見逃し配信、ノーカット無料フル動画を無料視聴する情報や再放送のこと、あらすじやネタバレについてなどを紹介したいと思います!
気になる番組は何回も見たいし、TVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)、加入者の多いHulu(フールー)やNetflix(ネットフリックス)など、どういったサービスで観れるんだろう?って気になりますよね?
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目次
劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のあらすじ・ネタバレ
依頼人からの手紙を代筆する職業「自動手記人形」として働くヴァイオレット・エヴァーガーデン(石川由依)。ある日、由緒あるヨーク家の娘・イザベラ(寿美菜子)の教育係として雇われることに。未来への希望や期待を失っていたイザベラだったが、ヴァイオレットの優しさに触れ次第に大切な存在へと変わっていく。ヴァイオレットが仕事を終えて帰る夜、イザベラは一通の手紙を託す。かつてイザベラは、エイミーという名で苦しい生活を強いられていた時、自分と同じ身寄りのないテイラーという少女を拾い妹として育てていた。しかし突然、ヨーク家の跡取りとするべく父親が迎えに来る。テイラーを守るため昔の名を捨て、ヨーク家の娘として生きることを決めたのだった。イザベラの思いを知りヴァイオレットはテイラーへの手紙を持ってイザベラの元を去っていく。
孤児院で暮らすテイラーのもとに手紙を届けたのは、C.H郵便社のベネディクト(内山昂輝)。手紙を受け取ったテイラーは孤児院を抜け出し、ヴァイオレットを頼って郵便社を訪ねてくる。しばらくの間、郵便配達人の見習いとしてC.H郵便社で働くことになったエイミーは、ベネディクトを「師匠」と尊敬するようになる。文字を読めなかったエイミーが、ヴァイオレットに手伝ってもらいながら姉への手紙を書きあげる…。
出演者
<ヴァイオレット・エヴァーガーデン>石川由依、<ギルベルト・ブーゲンビリア>浪川大輔
劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のネタバレ・感想
【難点】
皆さんはヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという作品をどう捉えているだろうか?
私はこの作品を「手紙と言葉を通じて他者を理解し、主人公も成長する物語」と捉えている。
作品自体が「手紙」、「愛」、「成長」にフォーカスしていることから私の認識は皆さんの思うものと大きくズレていないと思いたい。
例えば本編では毎話ごとに依頼人が登場して、自動手記 (手紙を書くこと) を通しその人生に触れることで、主人公も徐々に感情を知っていくシーンが幾度となく描かれてきた。
その上でこの映画の感想を書くと、どうしても最も重要な部分が欠けているように感じてしまった。
それを強く感じたのがギルベルト少佐とのラストシーン (海の上での再会) だ。
私は少佐とのラストシーンに物語の集大成として相応しいものを期待していた。具体的には、成長したヴァイオレット・エヴァ―ガーデンが少佐の過去や苦しみを理解し、成長した姿を認めてもらうといったものだ。
少佐の過去を理解することは、感情の欠けていたヴァイオレット (少佐と共に戦地に赴いていた頃) には不可能で、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンとして成長し感情を得た今だからこそ可能であると思った。
また、これまで少佐を追いかけてきたヴァイオレット・エヴァ―ガーデンにとって成長した姿を認めてもらう事は武器ではなく1人の女性として認めてもらう事であり、それをずっと望んでいたと解釈したためである (少佐は初めから武器と思っていなかったが、ヴァイオレットは物語冒頭を見て分かるように少佐にとって自分は武器であったと思い込んでいる)。
要約すると、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンとして成長した今だからこそ、少佐の抱えていた辛い過去や苦しみを理解でき、主従関係ではなく対等な関係で人生を歩むことが出来ると私は考えた。
しかし、実際に劇場で放映されたシーンは少佐が愛を語る一方でヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは感動のあまり、うまく言葉が発せないシーンになっていた。これはこれでヴァイオレット・エヴァ―ガーデンが感情を前面にむき出す初めてのシーンとして大変素晴らしかったのだが、そのままの流れで結婚してしまうと結局、主従関係の延長線として結婚してしまったのではないかと考えてしまい少し腑に落ちない展開であった。
冒頭から続いたデイジー (アンの孫) やユリスの話も感動的であったが、尺としてはもう少し少佐編に回して、ヴァイオレットと少佐の対話を増やしても良かったのではないかと思った。
話としては綺麗にまとまったが悪く言うと綺麗に収めただけであって、肝心の「どのような対話を通じて他者を理解するのか」というこの作品ならではの最も重要なシーンが欠けているようで心残りだった。同じように感じている方いないだろうか。
【良点】
とにかく作画が綺麗。京アニの本気を感じた。
特に海の青色とか他の作品にはみられない突出した素晴らしさだった。
また、話の構成も丁寧でデイジー編、ユリス編、少佐編がそれぞれ独立しているように見えてしっかり繋がっている点が作り込まれていると感じた。時系列が行ったり来たりで少しややこしさは感じたものの、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの当時と後日談のようなもの同時に追う事が出来て満足だった。
噂に聞いていた冒頭10分で号泣の意味も理解する事が出来た。
デイジー編は本編のアンの話 (10話) の後日談で、アンの葬式を終えたデイジー (アンの孫) が当時送られた誕生日50年分の手紙を読んで、そこで自動手記を務めたヴァイオレット・エヴァ―ガーデンに興味を持つという入りであった。
10話は本編で最も感動した話だったが、まさか映画に持ってくるとは予想もしなかった。2回見たシーンだったが問題なく泣けた。割と全体的に本編未視聴の方にも優しい作りになっていたと思う。
また、便利になりすぎた現代社会との対比という点で強くメッセージ性があったと思う。
特に感じたシーンは2つあった。
1つ目はデイジーが手紙を書くシーン。
メールの普及している時代において、敢えて手紙で両親に想いを伝えるシーンがあった。
手紙で書くことのその大切さやより想いが伝わるという点が強調されていて現代の想いの伝え方について考えさせられた。
今や家族へのありがとうも、一世一代の告白でさえもメールやLINEといった電子機器で行える時代になった。そんな中で廃れる事のない手紙という手段はメールなどと違って、自分の字でかいて、封をして、郵送して、という具合に時間をかけて想いを伝えるわけだから電子機器を使った連絡よりも想いの伝わり方は全く違う。そんなことを考えさせられた。
2つ目はユリスの最期のシーン。
先程述べた通り、手紙は時間をかけて想いを伝える手段である。一方で、ユリスのように死が目前に迫る人の場合、他者と想いを通わせるには手紙では遅すぎることもある (やりとりしているうちに死んでしまう)。
そんな中で、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの本編では登場しなかった「電話」が初めて登場した。
ユリスは死に際であったが、親友に面会を許さなかったことを悔いていた。
手紙を書こうにも、もうそんな力はなく、また届いたころにはユリスが死んでしまう。そこで電話が登場し、ユリスの最後の心残りである親友との対話が果たされることになった。
デイジー編では「手紙」という古典的な方法により時間をかけて想いを伝える描写をした一方で、ユリス編では「電話」という近代的な方法により短い時間で想いを伝える描写があり、面白い対比だなと思った。
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アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の主な登場人物※ネタバレ含む
✉️第10話
アンはお母さんが大好き。けれど、母の体調は悪く一緒に遊ぶこともできない。ある日、母は手紙を書く「お人形」を招き、アンに内緒の手紙を書き始めた。
アンの不安は募る。
宛先もわからない手紙より少しでも一緒にいて欲しい。だって母に残された時間はもうないことを知っているから…。 pic.twitter.com/TlOcbxQQY9— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) October 28, 2021
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
声:石川由依
本作の主人公。金色の髪に青い瞳、玲瓏な声を持つ可憐な容貌をした少女。大戦中はライデンシャフトリヒ陸軍の女子少年兵であり、ギルベルト直属の部下として単独で一個分隊に匹敵する戦闘力を持っており、「ライデンシャフトリヒの戦闘人形」の渾名で恐れられていたが大戦時の戦傷で両腕を失う。大戦後、後見人の一人となったクラウディアが経営するC.H郵便社にて、自動手記人形として代筆業をしている。少女兵時代にギルベルトに買い与えられたエメラルドのブローチを命に変えても惜しくない程大切にしており、常に身に付けている。両腕には義手を装着しており、普段はエヴァーガーデン家の奥方に貰った革手袋をはめている。女子少年兵として戦ってきた生い立ちのためか、感情の起伏に乏しく無表情が多い。誰に対しても敬語で話す。
アニメ版の初登場時は推定14歳。出生地や誕生日は不明。孤児で言葉も親も知らなかった(原作小説ではこの頃の彼女を「獣」や「化物」とも書かれていた)ため、ヴァイオレットという名前を陸軍時代にギルベルトによって花の女神の名前から名づけられた後、エヴァーガーデンという姓を後見人によってその一家のものを名づけられた。
ギルベルトのことを自身の命に代えても守りたいと思うほど、大切に思っている。
クラウディア・ホッジンズ
声:子安武人
C.H郵便社の社長。大戦中はライデンシャフトリヒ国陸軍の少佐(アニメでは中佐)だった。ギルベルトとは士官学校時代からの親友。親から女性の名前をつけられたことを気にしているため、クラウディアと名乗ることを嫌っている。人好きのする性格で情に厚い性格。実家はライデンシャフトリヒにて商家を営んでいる。女性との付き合いは幅広くあるようだが、特定の恋人を持とうとはしていない。
大戦中にギルベルトからヴァイオレットのことを頼まれており終戦後はヴァイオレットを家族のように見守っている。
ギルベルト・ブーゲンビリア
声:浪川大輔
ヴァイオレットの陸軍時代の上官。「ライデンシャフトリヒ陸軍特別攻撃部隊」の隊長(階級は少佐)で、独身。代々続く名門ブーゲンビリアの子息であり、当時は当主だった。兄にディートフリートを、原作では妹を持つ。25歳当時、兄に押し付けられる形でヴァイオレットを引き取り、道具や武器として扱えと言われるが、言葉も喋れなかった彼女を見守りながら、いつしか愛するようになる。
原作では、大陸横断蒸気機関車事件で伏せられていた生存が明かされ、ヴァイオレットと再会を果たす。外伝ではその後の2人も描かれている。なお、テレビアニメ版では最後まで安否不明の「未帰還兵扱い」となっており、原作のようなハッピーエンドの形にはなっていない。
カトレア・ボードレール
声:遠藤綾
C.H郵便社の自動手記人形。原作ではクラウディアやベネディクトと共にC.H郵便社の創設メンバーであり、年齢もクラウディアと同世代。天真爛漫な性格をしており、クラウディアのことは社長と慕い、ベネディクトのことは外伝にて恋心が明らかとなる。ヴァイオレットについてはとある行事をきっかけに、同僚としてではなく友人として見るようになった。元拳闘士で、握力だけなら男性よりも強く、噴進砲を投げ飛ばす腕力の持ち主。
アニメでは黒髪に紫の瞳、小麦色の素肌に豊満な容姿、人々を魅了する文章力で絶大な人気を誇り、指名が絶えない大人の女性として描かれている。本人曰く入社以前は踊り子だった模様。原作同様クラウディアに迫っており、第2話で、過去に男女の関係があったことが示唆された。
ベネディクト・ブルー
声:内山昂輝
C.H郵便社に勤めている配達員の青年。サンディブロンドにスカイブルーの瞳、ハイヒールブーツが特徴。原作ではクラウディアやカトレアと共にC.H郵便社の創設メンバー。カトレアとはしょっちゅう喧嘩をしている。ヴァイオレットには戦闘能力が高いと評されている。拳銃の使い手。クラウディアのことは「おっさん」と呼ぶ。
アニメではクラウディアと共にC.H郵便社を創設した仲で、社長や他の社員に対してタメ口を聞く。また、物語終盤では身体能力を活かしてヴァイオレットを危機から救う活躍も見せる。
エリカ・ブラウン
声:茅原実里
アニメオリジナルキャラクター。C.H郵便社の自動手記人形。アイリスより少し先輩。おとなしい性格ゆえに依頼主との対話を苦手としているため、トラブルに見舞われることもある。盲目の小説家・モリー・オーランドの小説に感動し、自動手記人形を志した経緯を持つ。第13話でベネディクトに恋していることが明らかになった。後にヴァイオレットの紹介でオスカーに弟子入りする。
アイリス・カナリー
声:戸松遥
アニメオリジナルキャラクター。C.H郵便社の自動手記人形。ライデンシャフトリヒ北東部の山村・カザリの出身。失恋のショックと働く女性への憧れから、村で一生を終えるよりも街に出て働きたいと字の読み書きやタイピングを猛勉強し、自動手記人形になるためにライデンに上京した経緯を持つ。
故郷にはエイモン・スノウ(声 – 稲垣拓哉)という幼馴染がおり、かつて思いを告白したことがあるが、幼馴染としてしか見られないとの理由で振られている。
名前の由来は誕生当時に咲き乱れていたアイリス。
ローランド
声:各務立基
アニメオリジナルキャラクター。C.H郵便社に勤めている配達員の男性。ギルベルトの死亡扱いの件で自室に引きこもっていたヴァイオレットに手紙を届け、共に手紙を配る過程で彼女が精神的に立ち直るきっかけを与える。
ネリネ
声:齋藤綾 / 劇場版 京田尚子
アニメオリジナルキャラクター。C.H郵便社に勤めている受付のブロンド髪の女性。晩年は博物館の案内係を務める。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の用語
自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)
人間の肉声を文字として書き起こせる機械人形。活版印刷並びにタイプライター、そして機械人形の権威であるオーランド博士が視力を失った小説家でもある妻・モリーのために作ったものであり、安価に貸し出す機関も普及した。
上記から転じ、人形のように代筆業を行う人間のことも「自動手記人形」と称されている。特に終戦後の女性たちにとって社会で活躍する機会を得ると人気があり、自動手記人形育成学校も開校している。
アニメでは「オート・メモリーズ・ドール」という正式名での呼称はされておらず、省略した呼称「ドール」、または「自動手記人形」と呼称されている。
C.H郵便社(クラウディア・ホッジンズゆうびんしゃ / シーエイチゆうびんしゃ)
大陸南部のライデンシャフトリヒ国の首都・ライデンに社屋を構える私営郵便社。クラウディアが社長を務める。終戦後に軍を退役したクラウディアが発起人となり設立。創設メンバーにヴァイオレット、ベネディクト、カトレアが含まれる。一般的な郵便業務に加え、文字が書けない人や大事な手紙を送りたい人のために自動手記人形による代筆業務も受け持ち、社屋まで足を運べない人のための出張代筆も受け持つ。
大戦(原作版)
大陸戦争と通称される。本編開始の4年前に勃発し、大陸全土におよんだ。北側の不当貿易により南側が北上侵攻を開始し、それと同時にかねてより宗教問題で対立関係にあった西側と東側の宗教戦争が勃発する。元より北側と親交が深かった東側が北側に呼応し、それに対抗するように西側が南側と同盟を組んだ。
四者の戦いはインテンス最終決戦により南西側の勝利となり、北東は戦後賠償を求められた。
大戦(アニメ版)
北方戦役や西部戦争などの総称でもある。ライデンシャフトリヒ北東部の豊富な地下資源を巡り、北の大国・ガルダリク帝国が越境したことを発端に、やがてさまざまな思惑を抱いた周辺諸国も同盟軍として参戦する。南北二派に分かれて4年間も続いた結果、ライデンシャフトリヒをはじめとする南部側の勝利に終わったが、大陸の各地と人々の心に深い傷痕を遺し、和平を認めない一部の諸国の遺恨も残している。
北方戦役
4年前にガルダリク帝国が越境したことによって勃発した戦争で、大戦の発端。戦火の中、ディートフリートがヴァイオレットを拾い、少年兵として教育した。
西部戦争
大戦末期に勃発した戦争。それまで戦火の影響下になかったライデンシャフトリヒ西部の街・ヘルネが、戦線を突破されたことにより、多大な被害を受けた。当時、商用でヘルネを訪れていたルクリアの両親も死亡している。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」全話のあらすじ・ネタバレ
身寄りのなかった少女・ヴァイオレット(石川由依)は、戦時中戦う道具として育てられてきた為、人の心を理解出来なかった。激しい戦争で両腕を失い、終戦を迎えた彼女の前に、元陸軍中佐のホッジンズ(子安武人)が現れる。彼女が心から慕っていた上官・ギルベルト少佐(浪川大輔)に代わって迎えに来たホッジンズに連れられ、ヴァイオレットは美しい港町・ライデンを訪れる。彼女はホッジンズが経営するC.H郵便社で働くことになるが、休息も取らず与えられた仕事を行う彼女に、一緒に働くベネディクト(内山昂輝)は戸惑うばかり。
ある日ヴァイオレットは郵便社で、依頼人の気持ちを言葉に代えて手紙に綴る職業「自動手記人形」に出会う。そこで「愛してる」という言葉を手紙に託す依頼人を見かけたヴァイオレット。戦場で上官がヴァイオレットに残した「愛してる」の言葉の意味を「自動手記人形」になればその意味がわかるかも知れない…。そう思った彼女は、「自動手記人形」の職業に就きたいことをホッジンズに告げる。それは、感情を持たずに生きてきたヴァイオレットが初めて示した意思だった。手紙の代筆という職に就いたヴァイオレットは、様々な代筆の経験を経て、次第に人の心を理解していく…。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」1話のあらすじ・ネタバレ
「愛してる」と自動手記人形
戦争で両腕を失い、義手をつけて入院しているヴァイオレットは、ギルベルト少佐のもとでの戦線復帰を望んでいた。ホッジンズは彼女を退院させ、ギルベルトの親戚のエヴァーガーデン家に預ける。だがヴァイオレットはこれを拒否。ホッジンズはヴァイオレットを自分が経営する郵便社に住み込みで働かせることにする。そこで自動手記人形(ドール)の代筆を見たヴァイオレットは、少佐が残した「愛してる」の意味を知るため、同じ仕事がしたいと申し出る。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」2話のあらすじ・ネタバレ
「戻って来ない」
ヴァイオレットはカトレアの指導でタイプライターを習得し、翌日から代筆を見学するが、彼女の留守中に依頼の引き受けをためらうエリカに代わり、恋文を代筆してしまう。本音だけ書かれた恋文で失恋したと依頼者に怒鳴り込まれ、アイリスはホッジンズにヴァイオレットを辞めさせるよう進言する。だが、エリカはヴァイオレットを庇い、カトレアはドールの育成講座に通うことを勧める。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」3話のあらすじ・ネタバレ
「あなたが、良き自動手記人形になりますように」
ドールの育成学校に入ったヴァイオレットは学課で優秀な成績を修めるが、同じクラスのルクリアの手紙を代筆する授業では教官ローダンセから酷評され、落第する。ルクリアから酒浸りの兄スペンサーへの複雑な思いを打ち明けられたヴァイオレットは、ルクリアの感謝の気持ちを短い手紙に綴り、スペンサーに渡す。ルクリアから手紙を見せられたローダンセはこれを評価し、ヴァイオレットに卒業のブローチを授与する。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」4話のあらすじ・ネタバレ
「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
アイリスは故郷カザリから初めて出張依頼を受けるが、手を怪我したため、ヴァイオレットと共に帰郷する。依頼者はアイリスの両親で、依頼は娘の結婚相手を探す誕生パーティーの招待状だった。パーティー当日にかつて自分を振ったエイモンを見たアイリスは激怒するも反省し、招待客への詫び状をヴァイオレットに依頼するが、彼女からは両親への感謝の手紙を書くことを勧められる。手紙で両親と和解したアイリスは、ヴァイオレットと共にライデンへ戻る。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」5話のあらすじ・ネタバレ
「人を結ぶ手紙を書くのか?」
ヴァイオレットはドロッセル王国に出張し、シャルロッテ王女の政略結婚の相手であるダミアン王子との公開恋文を代筆する。シャルロッテにダミアンが初恋の相手であることや彼の本当の気持ちが知りたいと告白され、ヴァイオレットはダミアンのドールと話をつけてシャルロッテとダミアンに自筆の恋文をやり取りさせる。やがて、シャルロッテは月下の庭園にてダミアンから求婚される。結婚式の日、ヴァイオレットはダミアンに雇われていたカトレアと共にライデンへ戻る。ライデン港に着いたヴァイオレットはディートフリートに再会。ヴァイオレットを憎むディートフリートは「多くの命を奪ったその手で人を結ぶ手紙を書くのか」と吐き捨てる。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」6話のあらすじ・ネタバレ
「どこかの星空の下で」
天文台にドールが集められ、大量の写本の作業が始まる。写本係のリオンはドールを嫌っていたが、一緒に組んだヴァイオレットの仕事ぶりに驚く。リオンはヴァイオレットを彗星の観察に誘い、お互いの身の上を打ち明け合う。やがて、作業が終わって天文台を去るヴァイオレットに、リオンは父と同じ文献収集の旅に出る決意を語る。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」7話のあらすじ・ネタバレ
「 」
ヴァイオレットは酒浸りの戯曲家オスカーのもとへ出張し、新作の戯曲を代筆する。娘を失った悲しみから立ち直れなかったオスカーは、ヴァイオレットの協力で戯曲を書き上げる。ヴァイオレットは兵士だった当時を振り返り、初めて罪悪感にかられる。ライデンに戻ったヴァイオレットはエヴァーガーデン夫人と再会し、ギルベルトがすでに亡くなっていたことを知ってショックを受ける。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」8話のあらすじ・ネタバレ
ヴァイオレットはギルベルトの屋敷を訪ねるが、案内されたのは彼の墓だった。4年前、名無しの孤児だったヴァイオレットはギルベルトに引きとられ、読み書きや報告書の書き方を教わり、名前を与えられる。ヴァイオレットはギルベルトに強い忠誠心を持つようになり、軍に入ってギルベルトと戦場に赴く。武器として多くの兵士を殺害し、軍の作戦に貢献するが、インテンスの総本部の要塞攻略直後、ヴァイオレットの目の前でギルベルトは銃撃される。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」9話のあらすじ・ネタバレ
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
敵軍は撤退する前に総本部を砲撃。この時ヴァイオレットは両腕を失い、少佐は「愛してる」の言葉を残し生死不明になった。ホッジンズは総本部跡地で少佐を探すヴァイオレットを郵便社に連れ帰る。少佐の死の衝撃と殺戮に手を染めてきた罪悪感にさいなまれるヴァイオレットは部屋に閉じこもってしまうが、アイリスとエリカから届いた励ましの手紙を読む。翌日ヴァイオレットは仕事に復帰。生きていてよいのかとヴァイオレットに問われたホッジンズは、過去は消えないが、ドールとしてやってきたことも消えないと励ます。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」10話のあらすじ・ネタバレ
「愛する人は ずっと見守っている」
病気の母・クラーラと暮らすアンのもとを、ヴァイオレットが訪れる。アンそっちのけでクラーラの代筆を務めるヴァイオレットをアンは不審に思うが、徐々にヴァイオレットを慕うようになる。ヴァイオレットが代筆していたのは、クラーラの死後にアンの誕生日に届けられる50年分の手紙だった。仕事を終えて郵便社に帰ってきたヴァイオレットはこらえていた涙を溢れさせ、アンは50年間にわたってクラーラの愛を知る。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」11話のあらすじ・ネタバレ
「もう、誰も死なせたくない」
内戦が続くメナス基地から代筆依頼があり、現地の危険さを懸念したホッジンズは断ろうとするが、ヴァイオレットは現地に赴き、依頼者のエイダンを見つける。瀕死の重傷を負っていたエイダンは両親と幼馴染のマリアへの手紙を口述し、息絶える。ヴァイオレットはエイダンの故郷に手紙を届ける。手紙を手渡された彼の両親とマリアは泣きながら礼を述べ、ヴァイオレットもエイダンの命までは救えなかった自分の非力さに涙する。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」12話のあらすじ・ネタバレ
ライデンシャフトリヒとガルダリク帝国が和平を結び、条約文書を代筆するカトレアと護衛のベネディクトは大陸縦断鉄道に乗っていた。帰りの飛行機から和平反対派の動きを知ったヴァイオレットは機関車に乗り込み、遭遇したディートフリートに嫌悪される。殺人を拒否したヴァイオレットは機関車の屋根にて和平反対派と格闘し、ディートフリートを銃弾から庇う。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」13話最終回のあらすじ・ネタバレ
自動手記人形と「愛してる」
ヴァイオレットが義手を犠牲にして橋に仕掛けられた爆弾を外し、鉄道破壊を阻止したことによって和平条約は無事に調印され、平和が戻る。飛行機で空から手紙が飛ばされる航空祭が行われることになり、郵便社の面々もそれぞれ手紙を書く。新たな義手を装着したヴァイオレットは初めてギルベルト宛てに手紙を書き、「愛してるが少しわかるのです」と結ぶ。
アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」Extra Episodeのあらすじ・ネタバレ
「きっと”愛”を知る日が来るのだろう」
BD/DVD第4巻に収録されたOVA。第4話と第5話の間に位置する数か月間に起きた物語を描いた特別番外編となる。歌姫・イルマの恋文執筆を依頼されたヴァイオレットは、様々な文学を読んで恋文の腕を上げていくがイルマからは没にされてしまう。それが単なる恋文ではなく現代を舞台とした新作オペラの歌詞であること、依頼がローダンセの推薦で任されたものだと知ったヴァイオレットは郵便社の仲間たちと協力し、戦災で届かなかった多くの手紙の言葉に触れて、歌詞を書き上げた。
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