【ドラえもんのび太の宇宙小戦争2021】無料動画・見逃し配信!ネタバレ

テレビ朝日で放送されている国民的アニメ「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」の無料動画や見逃し配信などの無料視聴方法、再放送について紹介したいと思います。

気になる番組は何回も見たいし、TVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)、加入者の多いHulu(フールー)やNetflix(ネットフリックス)など、どういったサービスで観れるんだろう?って気になりますよね?

この「ドラえもん」の動画配信なのですが、テレビ朝日が放送しているということもあり、「ドラえもん」の見逃し配信や動画配信は動画配信サービスTELASAで配信されています。

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「ドラえもん」以外にTELASAテラサで見れる動画

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アニメ「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」のあらすじ・ネタバレ

【映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021】
ミニチュアで映画を作ることになったのび太たち。ところが、ドジばかりののび太は、ジャイアンとスネ夫から怒られてしまう。落ちこみながら家に帰るとちゅう、小さなロケットを見つけるのび太。すると、その中から、てのひらサイズの宇宙人・パピがあらわれたからビックリ!
パピは宇宙のかなたにある小さな星・ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れて地球に辿り着いたのだった。

パピとなかよくなったのび太たちはパピを追って地球までやってきた反乱軍の攻撃に巻き込まれてしまい…。
責任を感じてひとりで反乱軍に立ち向かおうとするパピと、パピの故郷であるピリカ星を守るため、ドラえもんとのび太たちが立ち上がる…!

アニメ「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」のネタバレ

夏休みのある日。スネ夫・ジャイアン・出木杉・のび太の四人は、スネ夫の家でジオラマを使い、自主制作映画『宇宙大戦争』の撮影をしていた。ドラえもんも加わり映画制作が進む中、のび太はみんなの足を引っ張ってしまい、スネ夫・ジャイアンから仲間はずれにされてしまう。落ち込みながらの帰り道、スネ夫の家で拾った小さなロケットが本物らしいことに気付いたのび太は急いで家へ帰る。ドラえもんも帰ってきてロケットを調べると、中から現れたのは地球人よりも小さな宇宙人、パピだった。パピのロケットは故障しており、ドラえもんとのび太はロケットの修理をしてあげることに。翌日、パピのためにドールハウスを持ってきたしずかを加え、「スモールライト」で小さくなったドラえもんたちは、パピと一緒に遊んで交流を深める。その中でパピはしずかの顔立ちや仕草に、故郷へ残してきた姉・ピイナの面影を見る。

しずかと入れ替わりでやって来たジャイアン・スネ夫はパピの存在に驚くも、スネ夫のアイディアで「スモールライト」を使い小さくなり、ジオラマの中で『宇宙大戦争』の撮影を始める。そこへクジラ型の戦艦が現れて攻撃を受け、ドラえもんたちはピンチに陥る。なんとか危機を脱したが、訳がわからないドラえもんたちに、パピは自分がピリカ星の大統領であり、反乱軍の攻撃から逃れてきたことを明かす。反乱軍を率いる将軍・ギルモアが、PCIA(ピシア)という組織を作り、その長官・ドラコルルがパピを捕まえに地球へ現れたのだ。事情を知ったドラえもんたちはパピに協力することを決め、顔がまだ知られていないしずかの部屋に「かべ紙秘密基地」を貼り、中でパピを匿まうことに。

しかし数日後。ドラコルルが放った探査球によってパピの居場所がばれてしまい、「スモールライト」で小さくなっていたしずかは捕虜となってしまう。夜の公園でパピはしずかと引き替えに自分の身を差し出そうとするが、そこへパピの愛犬・ロコロコと共にドラえもんたちが改造戦車「アストロタンク」で救出へ現れる。無事2人の救出に成功したものの、ドラコルルによってピイナが捕まっていることを知った一同は、修理が終わったロケットでピリカ星へと向かう。

自由同盟の基地で盟主・ゲンブと会い、作戦を考えるドラえもんたち。そんな中、責任を全て負おうと決めていたパピは1人でピリカ星に向かい、ギルモアの戴冠式へ出席を決める。ドラコルルによる報道を受け、地下組織に早く自由同盟の作戦を伝えようと、ドラえもん・のび太・ジャイアン・ロコロコは、ピリカ星に落下する隕石に乗じ「アストロタンク」で乗り込むことに。一方、自由同盟の基地で待機することになったしずか・スネ夫は、ドラえもんたちの無事を祈る。

地下組織の隠れ家へたどり着き、作戦内容を伝えたドラえもんたちは、「スモールライト」がPCIAの基地にあることを知る。そこへPCIAが攻め入り、地下組織のメンバーたちが捕まってしまう。地下組織のリーダーの手助けで脱出したドラえもんたちは、「スモールライト」奪還のため「石ころぼうし」をかぶり、PCIAの基地へ侵入する。だが全てはドラえもんたちをおびき出す罠であり、のび太を残しドラえもんたちまで捕まってしまう。自由同盟も基地の場所をついに知られ、差し向けられたおびただしい数の無人戦闘機が迫ってくる。「アストロタンク」を駆り、自由同盟と共に立ち向かうしずかとスネ夫。

そしてギルモアの戴冠式の日。パピはテレビ中継カメラの前で演説を始める。地球でドラえもんたちと出会い、知ったこと。そして、独裁者であるギルモアへの怒り。パピの演説に心を動かされたピリカの人々はこのままではいけないと、次々声を上げ立ち上がる。路上で一夜明かし満身創痍だったのび太もパピの中継映像と、処刑場へ送られるドラえもんたちを乗せた護送車を見て再び奮起し、処刑場へと向かう。

その頃、無人戦闘機との戦いに勝利したしずかとスネ夫はピリカ星へやってきていた。しかしPCIAの攻撃で「アストロタンク」は海に落下してしまう。一方ビルの屋上にある処刑場へたどり着いたのび太も、パピを助けようとし、共に屋上から転落してしまう。絶体絶命のその時、しずかとスネ夫の体が巨大化を始める。「スモールライト」の効き目が切れて、元の大きさに戻ったのだ。転落したのび太、磔にされていたドラえもんとジャイアンも元の大きさに戻り、離ればなれだった五人は集結し再会を喜ぶ。

助けられたパピたちは地下組織のリーダーたちと共に民衆へ呼びかけるため放送局へ向かい、ドラえもんたちはPCIAの無人戦闘機たちと戦いを繰り広げる。ドラコルルたちが乗ったクジラ型戦艦の攻撃に苦戦するも、力をあわせてこれに反撃。逃げる戦艦に飛び乗ったジャイアンの一撃で戦艦は海へ不時着し、ドラコルルも降伏する。

一方ギルモアは一人で宇宙空港に向かい逃亡を図ろうとしたが、シュプレヒコールを上げるピリカの民衆たちに取り囲まれてしまう。敗北を悟ったギルモアはその場にへたり込み、独裁に終止符が打たれる。平和が戻ったことに喜び合う人々から離れ、久々に姉と弟、家族水入らずの会話をするパピとピイナ。ピイナの言葉でパピはずっと堪えていた涙を流し、それをピイナは受け止めた。「スモールライト」を取り戻したドラえもんたちはパピらと再び会う約束をし、地球へと帰って行った。

後日、完成した『宇宙大戦争』を観た出木杉はその仕上がりに驚き、出木杉はどうやって撮影したのかをドラえもんたちに質問するのだった。

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「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」について

「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」は、2022年3月4日に公開された日本のSFアニメーション映画。藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした、「映画ドラえもん」シリーズ通算第41作目。

小学館創立100周年記念作品。

監督は山口晋、脚本は佐藤大。

本作は大長編シリーズの1作『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』(1985年) のリメイク作品。『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年)から『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(2020年)まで全てオリジナル作品であったため、リメイク作品としては『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016年)以来6年ぶりとなった。そのため漫画版は描かれず、代わりに小説版が発売された。

当初は2021年3月5日公開予定だったが、2020年より続いた新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、1年公開が延期された。

また、本作の音響はシリーズ初となるドルビーアトモスが採用され、全国10都府県11館で同時公開された。

Blu-ray Disc・DVD発売より先行し、2022年8月12日にAmazon Prime Videoで独占配信を開始した。

企画・スタッフィング
監督は前作の今井一暁から交代し、山口晋が就任した。山口は『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』(2011年)に参加して以降『ドラえもん』に作画で携わるようになったが、「死ぬまでに一回は『映画ドラえもん』を作ってみたいな」と思い立ち、実現のための「五カ年計画」を始める。「テレビシリーズの演出をやらせてください」と自ら手を挙げ、テレビスペシャル・映画の演出を手がけていき、周りに「自分はこのスケジュールでこれぐらいのことができますよ」というアピールを図った結果、ついに声がかかったという。しかしスケジュール的にオリジナルは難しかったため、山口は『のび太の宇宙小戦争』を希望し、本作が制作されることとなった。山口によると『のび太の海底鬼岩城』も勧められたという。

脚本の佐藤大は、シンエイ動画作品『怪盗ジョーカー』(2014年 – 2016年)でシリーズ構成・脚本を手がけており、その縁で2017年7月にスタッフ・映像面において一部リニューアルした『ドラえもん』の脚本に参加することとなった。佐藤によるとスタッフ等「『ドラえもん』に関わる意味での何か新しい新鮮な風を入れてくれるような人」に対し映画のオリジナルが募集されており、何回か提出したある日呼ばれ「これやりませんか」と言われたのが『のび太の宇宙小戦争』だったという。

キャラクターデザインには丸山宏一がそれぞれテレビシリーズから選出された他、メカデザインにはこれまでの山口晋監督作品においてメカデザインを担ってきた石垣純哉が本作も担当している。

シナリオ・セッティング
『のび太の宇宙小戦争』を現代にリメイクする意味を念頭に置いたうえで、佐藤は自分なりのプロットを執筆した。その後、監督の山口晋も同様の変更をもとにしたプロットを執筆していたことが判明する。そこで2人は、本作のゲストキャラクターであるパピのキャラクター性を追求することにした。 原作では、物語の前半でパピがPCIAによってのび太たちと引き離されるが、それを踏襲してはパピとのび太たちの交流で生まれてくるものが描けないため、佐藤は山口に相談し、原作の前半部に相当する部分を短縮し、その分をパピとのび太たちの交流に充てたと東洋経済オンラインとのインタビューの中で説明している。同様の理由から、新キャラクターとしてパピの姉・ピイナを登場させた。また、原作のパピは「地球人よりもはるかに優れた知的生命体」という連載当時における宇宙人のイメージに沿った人物として描かれており、違いを受け入れることを普通とする現代(2021年)の子どもたちの価値観とは合わないため、パピが感情的になる場面も入れられた。 パピ以外のキャラクターについても、人物像の深掘りが行われた。 たとえばスネ夫の場合、「思い切って事を成し遂げたいが、口先だけにとどまってしまう」大多数を代表する存在として描かれていると同時に、同調圧力に屈して自らの意に反することをしてしまうことへの答えとして描かれている。また、スネ夫は原作においても厭戦的な態度を見せる場面はあったが、佐藤は「ほかの星の問題は当事者同士で解決すべきであり、自分たちが介入すべきか」というのは今の自分たちが共感できる感覚であると考え、スネ夫が戦いに消極的になる場面を増やした。ピイナ役の松岡茉優はスネ夫が素直に戦いを恐れる気持ちを吐露したことで逆に励まされたと2022年3月27日の舞台挨拶の中で答えており、もし彼が「みんなが(戦いに行こうと)言うから、(僕も)行く」と答えていたら自分は少し心苦しくなるだろうと述べている。 一方、のび太はヒロイックになりすぎてしまうことがあるため、失敗ばかりしているという部分を意識して演出することで、かっこ悪いのび太としての意義を描く試みが行われた。

また、原作漫画ではピリカ星の国民がギルモアを追い詰める課程があっさりと描かれているうえ、最終ページの1ページ目で初めて国民自身がギルモアを倒す場面が描かれる。 佐藤は他の部分を強化した以上、終盤の描写を踏襲するとバランスを欠くものの、いいアイデアがなかなか浮かばなかった中、原作漫画では言及のみだったギルモアの戴冠式に着目したと振り返っている。ギルモアの戴冠式はパピの死刑とセットであり、パピの演説の内容はのび太たちとの交流を踏まえたものとなっている。 佐藤は「でも、今の自分にできることは、嘘をつかないで自分の気持ちを伝えることしかないんだと。これは作品全体に通底するテーマです。」と説明しており、ドラえもんの映画すべてに通ずるとしている。また、原作におけるパピの叫びは死刑判決が言い渡される場面だが、国民がその場面を目撃しておらず、負け犬の遠吠えのように見えることから、本作ではギルモアの戴冠式に変更され、国民の蜂起につなげた。

演技・キャスティング
ゲスト声優のうち、パピの姉・ピイナ役には俳優の 松岡茉優が起用された。 山口は、松岡の第一声で「ドラコルル」というセリフを聞き、松岡でよかったと感じたとアニメイトタイムズとのインタビューの中で振り返っており、その理由として、ピイナはパピの精神的な後ろ盾という位置づけである以上、筋の通ったキャラクターであることが求められるが、松岡がしっかりと演じてくれたと説明している。

また、ドラえもんらの協力者である地下組織のリーダーと自由同盟のパイロットは、それぞれお笑いコンビ・ミルクボーイの内海崇と 駒場孝が演じた。山口は劇中におけるこの2人がコメディリリーフではなく、国を救うために必死になる若者たちと位置付けており、声優初挑戦だからこその一生懸命さや必死さが役と合っていたとアニメイトタイムズのインタビューの中で話している。

ドラえもんたちと敵対するピリカ星の独裁者・ギルモアは、俳優・香川照之が起用された。 山口は、香川に「一番の嫌われ者を演じてください」と手紙で依頼したとアニメイトタイムズとのインタビューの中で明かしており、山口によると、収録の際に香川は身振り手振りを用いて演技をしていたとされている。山口は、香川にギルモアを憎たらしい人物として演じてほしかったが、予想以上に人間臭さが出るといううれしい誤算もあったとアニメイトタイムズとのインタビューの中で振り返っている。

ビジュアル
キャラクターデザインは原作寄りにしつつも、古くなりすぎぬよう、注意が払われた。また、前作と同じくドラえもん達の頭に常に光が当たるようにされた。

また、本作においては、20世紀の特撮映画に対するリスペクトということで、一部の場面では実物のミニチュアを背景の一部として使用されており、これは映画ドラえもんシリーズとしては初めての試みである。これらのミニチュア制作は白組が担当した。

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「ドラえもん」について

「ドラえもん」は、藤子・F・不二雄による日本の児童向けSF漫画。1969年から小学館の雑誌で連載された。日本では国民的な知名度があり、登場キャラクターや登場アイテム(ひみつ道具)など、その世界観が一般社会に広く浸透している。海外でも、東アジア、東南アジアを中心に高い人気を誇る。

22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、勉強もスポーツも苦手な小学生・野比のび太が繰り広げる日常生活を描いた作品である。基本的には一話完結型の連載漫画だが、ストーリー漫画形式となって日常を離れた冒険をする「大長編」シリーズもある。一話完結の基本的なプロットは、「ドラえもんがポケットから出す多種多様なひみつ道具(現代の技術では実現不可能な機能を持つ)で、のび太(以外の場合もある)の身にふりかかった災難を一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、しっぺ返しを受ける」というものが多く、前作の「ウメ星デンカ」のストーリー構図をほぼそのまま踏襲しており実質的な後継作品ともいえる。このプロットは、作者の藤子・F・不二雄が自身のSF作品で描いた独自定義「すこし・不思議」(Sukoshi Fushigi)という作風に由来し、当時の一般SF作品の唱える「if」(もしも) についての対象を想定した回答が反映されている。

あらすじ
のび太がお正月をのんびりと過ごしていると、突然、どこからともなく彼の未来を告げる声が聞こえ、机の引出しの中からドラえもんと、のび太の孫の孫のセワシが現れた。セワシ曰く、のび太は社会に出た後も沢山の不運に見舞われ、会社の倒産が原因で残った莫大な借金によって子孫を困らせているという。そんな悲惨な未来を変えるために、ドラえもんを子守用ロボットとしてのび太のもとへ連れてきたのだった。

ドラえもんは、おなかの四次元ポケットから取り出す多種多様な「ひみつ道具」を使って、のび太の身にふりかかった災難を一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、最後にはしっぺ返しを受ける。同級生の源静香(しずか)、剛田武(ジャイアン)、骨川スネ夫も交えた日常の中で、ドラえもんたちの日常は続いていく。

物語の変化
本作の連載開始当初は、ドラえもんが騒動を巻き起こすギャグ漫画としての特色が強く、ストーリー性の強い作品は見られなかった。『コロコロコミック』掲載時などでは、柱の煽り文句は「日本一のギャグまんが ドラえもん」となっていた。

読者層(掲載各誌)が小学校在学の児童全学年と広範囲に展開されているため、読者の年齢差を意識して、作品内容を描き分けて連載されていた。低学年対象は平易なセリフでひみつ道具の楽しさが描かれ、中学年対象はのび太の成長などのストーリー性が強くなり、高学年対象は社会問題を扱うなど複雑な内容も増えている。また絵柄も描き分けられており、低学年向けの話ではキャラクターの頭身が小さく容姿が幼いが、高学年向けになるほど頭身が大きくなり容姿がやや大人びている。

小学館ドラえもんルームは、ドラえもんとのび太の関係が、連載が進む中で変化していると著書に記している。ドラえもんは役目を終えて未来に帰ったことがあり、その一件により「世話係と世話をされる者」といった関係は終わり、以降は「一緒にいたいからいる」という関係に変化しているという。

作品の来歴
1969年より、小学館の学年誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』)にて連載開始した。いずれも1970年1月号で、当時の作者名義は「藤子不二雄」。1話ごとに完結する短編として執筆。タイトルロゴは『オバケのQ太郎』のロゴも手掛けた赤松育延によるもので、ドラえもんの手足をイメージしている。1974年3月に、原作の漫画連載も最終回として「さようなら、ドラえもん」が描かれたが、作者が思い直し、翌月「帰ってきたドラえもん」によって連載は継続される。原作の単行本は1974年8月から刊行開始され、第1巻はレーベル『てんとう虫コミックス』の第1号作品となっている。

藤子・F・不二雄が執筆した作品は全1345話(短編・中編・長編)。ただしその一部は、執筆当時のチーフアシスタントであるたかや健二による執筆となっている。

1987年以降は作者の体調面の問題もあり、レギュラー短編の新規執筆は徐々に縮小し、1991年をもって全て終了した。大長編(後述)を除く、作者本人の手による最後の作品は、1994年に発表された全3回の集中連載中編「ガラパ星から来た男」(第45巻収録)となっている。

『ドラえもん』本編連載のほか、1974年には、ドラえもんの妹「ドラミ」を主人公に据えたスピンオフ作品『ドラミちゃん』が連載され、のちに『ドラえもん』本編に統合された。

ドラえもん誕生50周年を記念して、2019年11月末には上述の6誌に掲載された6種類の第1話を単行本にとりまとめて0巻として発売、(『ドラえもん プラス』を除けば)1996年に発売されたてんとう虫コミックス第45巻以来の新刊となった。0巻の初版は10万部だったが、発売前に重版が2度かかり、発売後の重版も併せて、同年12月25日出来重版で累計40万部を超えた。

テレビアニメ
1973年に日本テレビ動画の製作で最初のテレビアニメ化がされ、約半年間日本テレビ系列で放送された。本作は対象年齢が低かったため、視聴率は現在と比較して決して高くはなかったものの、3クール目の放映続行が決まりかけたとき、制作会社が解散し、打ち切り終了となった。翌1974年春には原作の漫画連載も最終回として「さようならドラえもん」が描かれたが作者藤本の愛着もあり、翌月「帰ってきたドラえもん」が描かれ原作の方は継続され、後の二度目のテレビアニメ化につながることとなる。

1979年にテレビ朝日系で再びテレビアニメ化された。この間に原作の単行本が1974年夏から発売開始されて大ヒットしており、前回の製作時よりも漫画が人気作品となってからのアニメ化であった。2005年には、声優やシンエイ動画の制作スタッフなどを一新する大幅リニューアルが(映画版も含めて)行われ、現在も放送を続けている。

1979年の二度目のテレビアニメ化から現在に至るまで高い人気を保ち続け、長寿番組となっている。なおウィキペディアでは、1973年に放映されたシリーズを「第1作」、1979年から2005年3月まで放映されたシリーズを「第2作第1期」、2005年4月から放映されているシリーズを「第2作第2期」としている。

大長編ドラえもん
1980年からはアニメーション映画の原作として長編の執筆を開始し、これを『大長編ドラえもん』と称している。『ドラえもん』の長編作品であり、映画公開に先行して『月刊コロコロコミック』で連載された。通常執筆するのは1話完結型の短編作品だが、『大長編ドラえもん』は1つのエピソードを数回に分けて連載するストーリー漫画型の長編作品であり、単行本も『ドラえもん』からと独立した『大長編ドラえもん』シリーズとして発行している。映画にふさわしく日常生活ではないスケールの大きな舞台で、ドラえもん達が互いに協力して困難を乗り越え、成長する冒険物語が描かれる。このころは『大長編ドラえもん』を含めると8本の雑誌に同時連載していた。

1996年に藤子・F・不二雄が逝去した後も、藤子・F・不二雄プロの萩原伸一(むぎわらしんたろう)および岡田康則は、『大長編ドラえもん』シリーズの続巻を2004年まで執筆した。ただし藤子プロ執筆の巻は「まんが版▷映画シリーズ」として、藤子・F・不二雄本人が執筆した巻とは区別されている。

アニメ版の声優交代の第2期『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006年公開)以降の映画は「大長編ドラえもん」としては漫画版が執筆されていない。ただし、『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』(2007年公開)以降は「映画ストーリー」として岡田康則(単行本では「藤子・F・不二雄プロ」名義)が漫画版を執筆している。単行本は既刊5巻。純粋な漫画版を執筆するのではなく、外伝漫画を執筆することもある(ドラえもんの派生作品#映画ストーリー超特別編を参照)。

ドラえもん文庫
2004年に、すべての作品を収蔵した「ドラえもん文庫」が開設された。作者の出身地で知られる富山県高岡市の高岡駅前再開発ビル「ウイング・ウイング」内の高岡市立中央図書館の「ドラえもんコーナー」と、富山大学横山研究室である。これはドラえもん研究で知られる富山大学の横山泰行教授が、収集した単行本計671冊を寄贈、図書館側も協力して実現した。

収集家の間でも入手困難とされる、てんとう虫コミックス初版初刷の単行本第1巻から第10巻を含む全45巻を所蔵している。

雑誌のフルカラーのコピーも所蔵している。書籍の内容は、当時連載していた小学館の学年誌などの雑誌に掲載されていた全作品を原寸大で複写し、フルカラー作品はすべてフルカラーで複写して、それを製本化して収めたものである。

全集
出版されている全集としては、2009年より刊行された「藤子・F・不二雄大全集」の『ドラえもん』(全20巻)および『大長編ドラえもん』(全6巻)が挙げられる。

このうち『ドラえもん』は、1 – 17巻が「学年繰り上がり方式」で収録されており、1962年生まれが7歳になり就学する1969年の小学1年生、1970年の小学2年生、といった順で収録されている。18 – 20巻では、幼年誌やその他の雑誌に掲載された作品を収録している。

また派生作品『ドラミちゃん』の雑誌掲載時の初出版も雑誌からの複写で20巻に収録されており、単行本に収録された版(みよちゃん→しずか、カバ田→ジャイアンといった登場人物の書き換えなど)と比較できるようになっている。

全集では、作者の藤子・F・不二雄による改訂はそのまま残し、第三者による改訂はできる限り元に戻すという編集方針がとられた(一部例外あり)。このため、従来の単行本はもちろん、初期の版とも一部のセリフなどが異なっているケースがある。

誕生の経緯
『ドラえもん』ができるまでの過程を描いた漫画『ドラえもん誕生』によると、藤子・F・不二雄は1969年11月、新連載の締め切りが間近に迫っても作品の構想がまるで浮かんでいなかった。そんな切迫した状況にもかかわらず、「アイデアが勝手に出てくる機械があれば」、「昔もこんなふうに締め切りギリギリになって大変だった」などと考えたり、ドラネコのノミをとったりして、時間を無駄にするだけだった。そしてついに締め切り日の朝が訪れ、困り果てた末に「なんにも、ぜーんぜんまとまってない!! わしゃ、破滅じゃー」と叫びながら階段を駆け下りたところ、たまたま置いてあった娘のポロンちゃん(おきあがりこぼし)につまずいたことで「ドラネコと起き上がりこぼし」からドラえもんのキャラクターが、さらに「便利な道具を持ったそのキャラが、ダメな男の子(自分)を助けに未来からやってくる」というアイデアが生まれ、ドラえもんが誕生したという。

上記のように連載直前までキャラクターが決まっていなかったため、連載開始前月に掲載された予告は、新作のタイトルも主人公の姿も描かれていないという、異例の体裁であった。藤子不二雄Ⓐによれば、藤子・F・不二雄はドラえもんのキャラクターを作る際に、ネコのデッサンを漫画化したものを多数描いていたという。

漫画評論家の米澤嘉博は、ドラえもんの発想の原型のひとつとして、何でも取り出す魔法のカバンを持ったネコのキャラクターが主人公であるアメリカの漫画『フィリックス・ザ・キャット』を上げている。

なお、元アシスタントスタッフのえびはら武司の『まいっちんぐマンガ道』によれば、「ある猫を飼う男が、自分の悪い未来を変えるために冒険する」というロバート・A・ハインラインの小説『夏への扉』がドラえもんの元になったという。えびはらによると、藤子・F・不二雄は「そんなこと書いても読者は喜ばない」として、上記『ドラえもん誕生』で描かれたようなエピソードを自ら創作したのだとしている。

海外展開
『ドラえもん』は漫画・アニメともに日本国外にも翻訳紹介され、特にアジア圏を中心に人気作品となっている。
日本国外の作品タイトルの表記は普通英語で「Doraemon」となるが、原作の「ドラえもん」というカタカナ・ひらがなの混ぜ書きを再現するために、アルファベットの大文字と小文字を併用して「DORAemon」などと表記されることもある。中国・台湾・マレーシアなどの中国語表記は、長らく「机器猫」(ロボットの猫という意味)、「小叮噹」(叮噹は銅鑼ドラの鳴る音の中国語の擬音語)などとなっていたが、1997年以降の正規出版物は原音に近い発音の「哆啦A夢」に統一されている(未だに「小叮噹」と書いてあるものはまず海賊版)。韓国語表記は「도라에몽」となる。南アジアでは英文表記では「Doraemon」だが、ヒンディー語表記は「डोरेमोन (doremon)」、ベンガル語表記は「ডোরেমন (doremon)」となる。スペインでは「Doraemon el gato cósmico」(宇宙ネコ・ドラえもん)、アメリカでは「Doraemon Gadget Cat from the Future」(未来から来た小道具使いの猫ドラえもん)と国によっては原作にはない独自の枕詞が付けられることがある。

漫画の出版
原作の漫画が出版された国および地域は、中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイ、ラオス、カンボジア、インドネシア、キプロス、イタリア、スペイン、フランス、ロシアである。各国のコミック雑誌(台湾青文社「HAPPY DRAGON 快樂龍」など)にも連載されている。また、海賊版は東南アジアで広く見られる。

アメリカ・カナダでは、2013年11月より電子書籍として配信されている(アメリカンコミック調に彩色を施し、登場人物に愛称を付けている)。

1970年代には既に香港・台湾で中国語の海賊版が出版されており、日本文化が当時解放されていなかった韓国でも海賊版が『トンチャモン』というタイトルで出版された。そのため韓国や中国などでは、過去に日本の本家『ドラえもん』の方がコピーと誤解されたこともあった。

ベトナムでは正規版の出版以前に海賊版が1000万部以上売り上げており、1994年に正規版を出版するにあたって、それまで原作者に本来受け取るべき印税(日本円で2000万円相当)を支払いたいと申し出たが、藤子・F・不二雄が「このお金を基にして現地の子供たちのために役立ててほしい」と希望したため、貧困家庭の就学希望児童を支援する「ベトナムの子供たちのためのドラえもん教育基金」が設立された。藤子・F・不二雄はそれに合わせてベトナムを訪問している。

多言語社会であるスペインでは、スペイン語(カスティーリャ語)やカタルーニャ語など5言語で出版された。

アニメーションの放映
アニメーションはこれまで、北米(アメリカ合衆国、カナダ)、中南米(ブラジル、コロンビア、チリ、アルゼンチン、エクアドル、ボリビア、ペルー、パラグアイ、ベネズエラ、パナマ、メキシコ、プエルトリコ、キューバ、ドミニカ共和国、ニカラグア、コスタリカ、ホンジュラス、エルサルバドル)、ヨーロッパ(スペイン、イタリア、フランス、ポルトガル、ポーランド、ベラルーシ、ロシア、イギリス)、中東(サウジアラビア、カタール、UAE、オマーン、エルサレム、イスラエル、トルコ)、アフリカ(アルジェリア、リビア、チュニジア)、東アジア(中国、香港、マカオ、台湾、韓国)、東南アジア(インドネシア、マレーシア、タイ王国、ベトナム、フィリピン、シンガポール、カンボジア)、南アジア(インド、バングラデシュ、ブータン、ネパール、パキスタン)、オセアニア(オーストラリア)でも放送された(2017年3月現在、オーストラリア、カナダ、ポーランド、イギリス、パキスタンでは放送されていない)。

木村純一プロデューサー(1998年当時)によると、東南アジアでのテレビアニメの放送は視聴率が70パーセントを超えることもあるという。東南アジア諸国では、ママがドラえもんの道具でやり込められると子供が大喜びするという特徴も見られる。

アメリカ合衆国では、1985年にCNNのテッド・ターナーが50話分の放映権契約を結んだものの長らく放映が実現しなかったが、2014年よりディズニーの子供向けチャンネルディズニーXDで放送が始まった。このアメリカ放送版は、単なる吹き替え版ではなく現地の文化や生活習慣に合わせて様々な変更を加えられたローカライズ版であり、舞台をアメリカの架空の街に移し登場人物名も英語名風にするなどアメリカの視聴者になじみやすいように設定に改変を加え、フィクション作品の中でも健康的な食生活を推進するという規則に従ってのび太が食べるおやつがフルーツになるなど、アメリカの子供番組の放映基準に合わせた細かな画像の加工や差し替えも行われている。日本では2014年7月から8月にかけて行われたイベント『テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION』にて日本語字幕版として初公開上映を経て、2016年2月1日からディズニー・チャンネルにて『Doraemon』のタイトルで日本語吹き替え版の放送を開始した。

スペインでは、上述の漫画版のように複数の言語で放送されて高い人気を得ている。2014年の9月から12月には94年の放映開始から20周年を記念して、視聴者参加型のアトラクション番組「Doraemon Land」がシリーズで放映された。

逸話
台湾の歌手周杰倫のアルバム『魔杰座』のシングルPV「時光機」や、マレーシアの歌手四葉草のシングル「伸出圓手」は、『ドラえもん』を題材にしている。

中国各地で2014年に開催された「ドラえもんの秘密道具展示会」は大盛況となり関連グッズも売れたが、産経新聞は9月末から10月始めにかけて複数の中国紙が「われわれの傷みをドラえもんでごまかされるな」などドラえもん批判を行ったとして、「掲載のタイミングが一致しておりいずれもメディアを管理する共産党宣伝部の指示を受けて執筆したものとみられる」「反日姿勢を強める共産党当局の逆鱗に触れたとみられる」と報じ、成都市共産党委員会機関紙でドラえもんが日本の文化大使や2020年東京五輪招致の際の招致スペシャルアンバサダー(特別大使)を務めた(2013年4月5日 – 9月7日)ことなどに触れて「ドラえもんは国家としての価値観を輸出し、日本の文化戦略で重要な役割を果たす」「ドラえもんが善良な人たちの目に映る日本を象徴しているとすれば、侵略の歴史を隠し、国際的な緊張状態を招く安倍晋三政権もまた日本の真の姿だ」などの批判がされたというが、中国でもドラえもんの人気は高く、この官製メディアのドラえもん利用批判に対しても一般市民の反応は「「ドラえもんVS共産党宣伝部」というのをアニメでみたい」など冷やかだとした。2015年5月、読売新聞によれば2012年の「ウルトラマン」シリーズ以来(同年には尖閣諸島国有化を巡って日中関係が悪化していた)、中国の一般映画館で上映される日本映画の新作としては3年ぶりに『STAND BY ME ドラえもん』が上映された。同年9月23日には中国淘宝網で『拜托了!小叮当』のタイトルで実写版が公開された。また2016年9月より日本航空が中国路線を中心にJALドラえもんJETを運航している。

一般に、『ドラえもん』はアジア圏・南米圏で高い人気を得る一方で、欧米諸国では人気が奮わない場合が多い。このような傾向に関して漫画評論家の米澤嘉博は、「単に生活や風習の違いだけでは解釈することのできない、メンタルな部分がそこにはある」と述べている。

受賞歴
第2回(1973年)日本漫画家協会賞優秀賞。
第27回(昭和57年度)小学館漫画賞児童部門受賞。
第23回(1994年)日本漫画家協会賞文部大臣賞。
第1回(1997年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。

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