NHK総合で放送されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の1話、2話のあらすじやネタバレ、キャスト・原作情報や無料動画や見逃し配信の無料視聴方法などについて紹介したいと思います。
NHKの大河ドラマと言えば、ある程度の高視聴率が取れて当たり前という暗黙の了解があり、朝ドラと並んで人気のドラマ枠であり、出演する俳優陣も豪華なことから毎回話題になります!
それでは先ずは「鎌倉殿の13人」の動画配信のことから紹介したいと思います。
目次
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の無料動画や見逃し配信の視聴方法
先ず、見逃し配信と言えば「TVer」が一般的なのですが、NHKのドラマなどは「TVer」では配信されません。
今回ご紹介する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も例外ではありません。
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」1話のあらすじ・ネタバレ
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大河ドラマ「#鎌倉殿の13人」
あす1月9日(日)放送スタート!
\【時代を動かした男たち女たち編】 pic.twitter.com/SPD6D45Ixm
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) January 8, 2022
1175年、平清盛(松平健)が大権力者として君臨していた日本。伊豆の地では、北条義時(小栗旬)が兄・宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池栄子)らとのんびり暮らしていた。しかし、流罪人・源頼朝(大泉洋)が義時の幼なじみ八重(新垣結衣)と恋仲になり、男児が生まれたことで状況は一変。清盛から頼朝の監視を任されていた八重の父・伊東祐親(浅野和之)は激怒する。頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令がくだり……
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」1話のネタバレ・感想
俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は9日、15分拡大版でスタートした。冒頭、主人公・北条義時(小栗)と馬に乗って逃げる“姫”の正体がラストに判明。初回から脚本・三谷幸喜氏(60)の“マジック”が炸裂し、SNS上は驚きと笑いに包まれた。
希代のヒットメーカー・三谷氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
第1話は「大いなる小競り合い」。1175年、平清盛(松平健)が大権力者として君臨していた日本。伊豆の地では、北条義時(小栗)が兄・宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池栄子)らと、のんびり暮らしていた。しかし、流罪人・源頼朝(大泉洋)が義時の幼なじみ・八重(新垣結衣)と恋仲になり。男児を産んだことで状況は一変。清盛から頼朝の監視を任されていた八重の父・伊東祐親(浅野和之)は激怒する。頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令が下り…という展開。
しかし、実は宗時が「平家をぶっつぶす」と北条館の離れ屋に頼朝を匿っていた。そして、頼朝の居場所を嗅ぎつけた祐親の軍勢が北条館へ。政子の妙案により、頼朝は女物の着物に身を包み、薄く化粧を施した。
頼朝「皆の者、これよりわしを姫と呼べ」
政子「皆さん、姫と呼ぶよう、お願いしますね」
義時「(困惑しながら)行きますよ」
政子「佐殿、ご無事をお祈りしております」
頼朝「(頷く)」
義時と頼朝は敵の目を欺き、厩へ。
政子「姫、いってらっしゃませ」
頼朝「はい」
義時「静かに」
義時と頼朝が乗った馬が勢いよく厩から飛び出し、疾走。追手から逃げる。
義時「姫、振り落とされないように気をつけて」
頼朝「はい」
語り(長澤まさみ)「時代の変わり目が近づこうとしている」
昨年12月17日のオンライン会見に出席した大泉は「台本を読んだ時、(冒頭は)義時が“姫”と逃げる大変スリリングな展開。『なるほど』と読み進めましたが、最後に『あれ、オレか』と分かった時はビックリしました。『オレなの!?』。普通にビックリしましたね」と驚き。
政子から「姫、いってらっしゃませ」と声を掛けられた頼朝の「はい」は甲高い声。大泉は「どう言えばいいのか、現場でも考えはしたんですが、どうやら私の決断が間違っていたみたいで…。三谷さんからは『あの“はい”はどうなんだ』『他に言い方があるんじゃないか』と若干の疑問符をつけられたというか」と笑いを誘った。
チーフ演出は連続テレビ小説「あまちゃん」「エール」やコント番組「サラリーマンNEO」などの吉田照幸監督。「非常にコメディーがお得意な方。割と一発OKの監督さんですが、ちょっと面白いシーンになった途端、こだわって一発OKが出なくなりますよね。その吉田さんがOKを出したわけですから。三谷さんが台本に『薄っすら化粧をしている』と書いているわけですから、怒る資格あります?どう考えてもおかしいじゃないですか。言われる筋合いはないと思うんですよね」。小栗は「ほっぺたを赤くすると『ハットリくん』みたいになるんですよね」と合いの手を挟み、笑いを増幅した。
SNS上には「冒頭のシーンがラストにつながるのはエモ!」「すっかり騙されたね」「『姫』=女性とは限らん、意表を突かれた初回」「冒頭。後ろに乗っている姫が八重さんか、と思っていた自分はまだまだ甘かった」「冒頭の追われるシーン。姫に見立てた頼朝までの推察は当たってたが、姫化粧の大泉洋までは見抜けなかった(できるわけない)」「渾身の『はい』をもう一度聞いて笑っています」「頼朝迫真の裏声『はぁい』で笑ってしまった(大泉さん、ごめんなさい)」「大泉洋の女装で話が全部持ってかれたw紅さす必要ある?化粧するなら髭剃ろうw」「佐殿の女装の化粧は、政子の悪ノリではないかと思っている」「視聴者全員『なぜ化粧をした』とあの瞬間、同時に突っ込んでそう」などの声が相次いだ。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」2話のあらすじ・ネタバレ
\本日放送!/#鎌倉殿の13人
第2回「佐殿の腹」[総合]夜8時
[BSP・BS4K]午後6時#小栗旬 #新垣結衣 #小池栄子 #片岡愛之助#宮沢りえ #大泉洋 #西田敏行 ほか pic.twitter.com/VTlsl0tQ48— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) January 16, 2022
「佐殿の腹」
罪人・源頼朝(大泉洋)を処断しようと兵を率いて迫る伊東祐親(浅野和之)。しかし、北条義時(小栗旬)の父・時政(坂東彌十郎)が頼朝をかばって対立。両勢力が一触即発の状態となる中、平清盛(松平健)を後ろ盾に相模の武士団を束ねる大庭景親(國村隼)が現れる。一方、目まぐるしい展開に振り回される義時は、姉・政子(小池栄子)らの助けを受けて頼朝と富士の山すそにいた。だがそれもつかの間、弓矢が放たれ緊張が走る……
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」2話のネタバレ・感想
『鎌倉殿の13人』(NHK総合)第2回「佐殿の腹」。源頼朝(大泉洋)を匿っていた北条家へ、伊東祐親(浅野和之)が兵を率いて迫る。北条義時(小栗旬)の父・時政(坂東彌十郎)は頼朝を庇い祐親と対立。一方、頼朝を連れて逃げた義時は富士の山裾にいた。
北条と伊東が一触即発の状態となる中、突然、大庭景親(國村隼)が現れる。景親は平清盛(松平健)を後ろ盾に相模の武士団を束ねる存在だ。義澄は三浦義澄(佐藤B作)から事の次第を知り、身内同士の諍いを収めに来たのだ。義澄が仲裁役となり、頼朝は伊東家から北条家に預けられることになった。富士の山裾では、義時と頼朝が相模の武士・山内首藤経俊(山口馬木也)と遭遇する。経俊の母は頼朝の乳母という間柄だ。経俊は頼朝に、力になると約束した。
第2回も第1回同様、義時はあらゆる人の板挟みにあう。頼朝の女好きを心配する義時をよそに姉・政子(小池栄子)は嬉々として頼朝の世話を焼き、「(頼朝に)姉上を近づけてはなりません」と義時が注意しても、時政の頭は嫁いでくるりく(宮沢りえ)のことでいっぱいだ。そのうえ兄・宗時(片岡愛之助)は、父の命ずるまま家人・江間次郎(芹澤興人)へ嫁ぐことになった八重(新垣結衣)の頼みを聞き入れ、ひそかに佐殿と会わせる手筈を整えていた。
義時はそのことを頼朝に伝えるよう託される。しかし頼朝は、八重に会わないだけでなく、「そなたの兄に伝えてほしい。わしに多くを望むなと。わしは、兵なぞ挙げん」と言う始末。劇中、しょっちゅうため息をつく義時だが、頼朝に宗時への伝言を託された後の、憔悴しきった顔には同情してしまう。義時は度々、初恋の人である八重の身を案じ「不憫だ」と口にするが、劇中最も不憫なのは義時ともいえよう。
そんな第2回で一際目を引いたのが、頼朝を想う2人の女性、八重と政子だ。政子は頼朝からこれまでの過酷な人生について打ち明けられた。頼朝の八重への思いも知った政子だが「あの方の代わりはできません。でも、私なりに佐殿をお支えしとうございます」と想いを告げる。頼朝と見つめ合う姿は美しい。妹・実衣(宮澤エマ)の前で「やっと現れたのよ。私が一生を捧げたいと思う殿方が」と話していたが、頼朝と手と手を重ね合い、彼を見つめる政子の目からは、確かに、一生を捧げたいと思うほどの強い愛が感じられる。
一方、政子とは異なる強さを見せるのが八重だ。武蔵の比企能員(佐藤二朗)の館で頼朝と落ち合うはずだった八重に、義時は「佐殿からのお言葉です」と頼朝が来ない旨を伝える。すると八重は「もっとまともな嘘をつきなさい!」と叱責する。「私は命懸けでここに来ている」「なぜあなたも命懸けで嘘をつかない」「そんなことで私を騙せると思ったか」八重演じる新垣の口調は決して荒々しいわけではないのだが、頼朝に会いたいという思いやそれが叶わぬことへの悔しさを痛感させられるほどの圧力が感じられる。
最も印象的なのは八重と政子が対面するシーンだ。政子は八重に頼朝へ抱く感情を断ち切ってもらうため伊東へ出向く。八重は厳しい表情で「なぜそのようなずうずうしいまねをする」と聞く。対する政子も、はっきりと本心を口にし「お会いになりたいなどと二度と思いになりませぬよう」と返した。きっとした目つきで政子を見る八重と、目を開き、八重をまっすぐに捉える政子。ただならぬ緊張感が漂う中で、八重は頼朝が必要としているのは政子であると察し、その凛とした姿勢を崩すことなく呟いた。
「伊東から北条へ乗り換えたということか、何もかも」
それでも八重は強い。頼朝への思いも、八重自身も。八重は政子に「佐殿は難しいお方」と彼の気難しい性格を打ち明け、寝汗をかくことがあるから手拭いを用意するようにと助言する。そして八重は「思いを断ち切ることはできぬ。しかし……断ち切るようには努めます」と言ってその場を去った。頼朝への想いを残しながらも、政子を必要としている事実を受け入れる八重の強さ。八重演じる新垣の、静かだが凄みのある演技あってこそ感じられるものである。また八重が立ち去った後、政子演じる小池の表情が、八重の強さには遠く及ばないと感じているように見えたのも印象深かった。
八重と政子、2人の女性の強さも魅力的だが、物語の終わりに垣間見えた頼朝の底知れなさにも魅了される。政子を頼朝に近づけてはならないと言い、宗時の思いの強さを諫めていたはずの義時は、頼朝が「いずれわしは挙兵する」「都に攻め上り、にっくき清盛の首を取りこの世を正す」「そのために、政子が、北条が欠かせぬのだ」と力強く宣言したことで、その威厳に圧倒されてしまった。決して心の内を見せない頼朝が、義時にだけ本心を明かす。しかしこれが本当に本心なのかどうか掴みきれないのが、大泉演じる頼朝の魅力といえる。SNS上では、心中が読み取れない頼朝に底知れぬ怖さを感じている視聴者の姿も。頼朝と出会ってしまった義時は、これからどんな人生を歩むのだろうか。
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主要キャスト
\あけましておめでとうございます/
大河ドラマ「#鎌倉殿の13人」
いよいよ1月9日(日)放送スタート!#小栗旬 #新垣結衣 #菅田将暉 #小池栄子 #大泉洋 pic.twitter.com/2SBcwstaEF— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) January 1, 2022
北条 義時 (小四郎) 演:小栗 旬
田舎の平凡な武家の次男坊だったが、姉・政子が源頼朝の妻となり状況が一変。
頼朝の右腕として、一癖も二癖もある坂東武者たちの間を奔走する。
小栗 旬のコメント
1年半にも亘わたり、ひとつのテーマ、一本のドラマに出演するという大河ドラマの経験は、生涯一度は体験したい……体験しなければならない……僕にとって俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦であり、恐れさえ覚える覚悟の要る仕事です。
しかし2年後40歳という節目の年に放送される大河ドラマを演やれることに幸運と興奮と、大きな喜びを感じています。ましてや3度目の大河脚本となる三谷幸喜さんの練熟した筆先が、どんな義時像を描き出すのか……また僕自身、どうすれば皆さんの期待を裏切らない義時を演ずる事が出来るのか……など、今から想像するだけでワクワク胸躍る思いです。
北条政子 演:小池栄子
突然現れた都出身の源頼朝に一目ぼれ。悩みの尽きない頼朝に寄り添い、弟・義時とともに献身的に支えていく。のちに尼将軍として君臨。
小池栄子のコメント
北条政子を演じさせていただけるとは、、、。
女として、母として、強く、愛に生きた政子は、「一途」という言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います。
1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせていただきたいと思います。
「猛女」とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!
北条宗時 演:片岡愛之助
義時の兄。源氏の貴公子・源頼朝を旗頭に平家打倒を訴える、熱き理想家にして熱血漢。若者らしい野心を胸に秘める。
片岡愛之助のコメント
また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけると伺ったときは素直にとてもうれしかったです。
北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!
とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!
平清盛 演:松平 健
源氏の宿敵。頼朝の父・義朝を破り、武士として初めて太政大臣に就任。栄華を極め、朝廷すら意のままに操る平家の総帥。
松平 健のコメント
〈平清盛〉は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く──〈清盛〉の激しい生きざま、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います。
比企能員 演:佐藤二朗
『13人』の一人。北条と火花散る権力闘争
佐藤二朗のコメント
僕が演じるのは「13人」の一人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げた比企能員(ひき・よしかず)という人物です。一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙を飲んだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利みょうりに尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います。
平宗盛 演:小泉孝太郎
偉大な清盛の後継者。二代目の苦悩と戦う
小泉孝太郎のコメント
僕が初めて大河ドラマにオファーをいただいた作品が「義経」でした。そのとき平宗盛は鶴見辰吾さんが演じられていました。偉大な清盛の後継者である、宗盛。二代目の苦悩、そして父親として家族への純粋な愛情を持っている宗盛の姿が印象的でした。宗盛は弱々しいイメージがある人物として描かれることが多いですが、今回の「鎌倉殿の13人」では、三谷さんにどのように描かれるのかとても楽しみにしております。
安達盛長 演:野添義弘
『13人』の一人。頼朝の愛すべき従者
野添義弘のコメント
安達盛長は頼朝の流人時代から仕えてきた最古参の御家人なのですが、13人の中でも郎党という異色の存在。頼朝のために奔走し人生を捧げ、頼朝が最も信頼し本音を語れる人物という印象です。三谷さんの作品はどの作品も斬新かつ繊細でそれぞれに違ったおもしろさがあり、出演している俳優さんを羨ましく思い、指をくわえて見ていました。今回、三谷さんが描かれる作品なので、老練で寡黙ながらもおもしろ味のある、安達盛長を演じることができればと思います。
源行家 演:杉本哲太
頼朝の叔父。源氏のプリンスたちを操る野心家
杉本哲太のコメント
今回、頼朝の叔父である源行家を演じることになりました。この行家という人物は、かなりの野心家だったからか、敵も多かったよう……エネルギッシュにいろいろな欲望を滲にじませられたらと思っています。大河ドラマに出演させていただくのは、今作品で8作品目。いつも思うのは、スタジオのセットもさることながらオープンセットの壮大さです。また三谷さんの作品には初参加なのでとても緊張しております。
とにかく役を楽しみながら演じられたらと思っています。
三浦義村 演:山本耕史
義時の生涯の盟友。その裏の顔は敵か味方か
山本耕史のコメント
三浦義村という人物には全く印象はなく、逆にどんな三浦義村を作り上げていくのが良いか、三谷さんの脚本がくるのを楽しみにしています。
いつもそうですが、できるだけ真っ白な状態で台本を読み、そのとき内側で感じたことを大切にしたいと思っています。
和田義盛 演:横田栄司
『13人』の一人。勇猛豪快な坂東武者代表
横田栄司のコメント
三谷さんからいただいたちょっとした“ヒント”によりますと、和田義盛は「気は優しくて力持ち、みんなから愛される西郷さんみたいなまっすぐな男。でも抜けているところがあるイジられキャラ」だそうです。その一方で、歴史上では、北条義時と最後まで張り合うことになる武将。肝を据えて小栗さんに立ち向かっていきたいと思います。
大江広元 演:栗原英雄
『13人』の一人。頭脳で乱世を生き抜く官僚
栗原英雄のコメント
頼朝の腹心であり、草創期の幕府の中心的存在。
有力御家人の権力抗争からも自ら距離を取り、長きにわたり幕府に仕えた優れた政治手腕の持ち主で北条氏と協調しながら武家政権の確立に貢献した人物。
その時代の日本における政治の激動を一身に体現した大江広元という人物を演じることは、役者冥利みょうりに尽きます。
生き抜く力の数値がとてつもなく高い人物だと思います。
型にとらわれず、より人間的に時代を生き抜いた鎌倉殿の13人の一人として存在できるよう全力で挑戦致します!
源義経 演:菅田将暉
頼朝の弟。次々と奇跡を起こす悲劇の天才武将
菅田将暉のコメント
「悲劇の武将」といわれ、ドラマチックに描かれることが多い人物ではあるけれど、意外と創作されているエピソードも多く実体がよくわからないところが演じるうえでは興味深いと思っています。
いつも歴史上の人物や実在の方を演じるときに心がけているのは、“血の通わせ方”“綺麗事きれいごとで終わらせない”ということ。特に義経は綺麗なイメージがあるので、生々しく、義経は生きていたんだと僕自身も実感しながら演じていきたいです。
三善康信 演:小林 隆
『13人』の一人。義時たちの運命を変える慌て者
小林 隆のコメント
伯母が源頼朝の乳母であった関係で頼朝の平家打倒の挙兵に大きな役割を果たし、京都朝廷の官人から鎌倉幕府草創期の政務を支える存在となる三善康信。そのドラマチックな人生を生きることが楽しみでなりません。
平安時代末期から鎌倉時代初期へ、貴族中心の世界から武士中心の世界へという歴史の大きな転換期を、朝廷勤めで培った文官としての能力を武器に、思う存分生き抜きたいと思っております。『13人』の一人として。
梶原景時 演:中村獅童
『13人』の一人。寝返り重臣筆頭となる謎の敵将
中村獅童のコメント
歌舞伎では『梶原平三誉石切』という演目や、その他さまざまな演目にもたびたび登場し私自身も演じたことがあります。その人柄は、大悪人といわれることも多い、悲劇の武将『梶原景時』。でも三谷さんのことだからただの悪人というわけではないはず……。諸説ある歴史背景とともに、三谷さんがどのように描いてくださるか今からワクワクしています。
源頼朝 演:大泉 洋
一族を平家に滅ぼされた流罪人。義時を右腕に天下を狙う
大泉 洋のコメント
源頼朝といえば、征夷大将軍であり鎌倉幕府を開いた英雄でありますが、そこに到るまでの平家との因縁や弟・義経との確執、妻・政子との物語など歴史の教科書では語られない人間頼朝をすばらしい共演者の皆々様と共に丁寧に演じていけたらと思っております。
八重(やえ) 演:新垣結衣
北条義時の初恋の人にして、源頼朝最初の妻
新垣結衣のコメント
つらい宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました。今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています。大河ドラマ、そして三谷幸喜さん脚本の作品への出演は初めてになります。三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います。
上総広常(かずさ・ひろつね) 演:佐藤浩市
坂東武士団で、最も頼りになり最も危険な男
佐藤浩市のコメント
房総半島の豪族・上総広常といっても、ピンとくる方は多くないでしょう。私自身もそうでした。当時、それぞれの地で彼らのおかれていた立場、関東の豪族たちのヒエラルキーなど、そこにある面白さや悲哀をうまく見せられたらと思っています。特に今回は三谷さんが書かれているので、上総についても一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはずです。大河ドラマへの出演は「新選組!」以来ですから、そのときに演じた芹沢 鴨以上に魅力的な役にできるように腐心させていただきます。
後白河法皇(ごしらかわほうおう) 演:西田敏行
源平を翻弄する、中世日本最大のトリックスター
西田敏行のコメント
オファーがあってから、後白河法皇という人物に興味が湧いてきました。私なりのアタックのしかたで、一般的な後白河法皇とはイメージが違うかもしれないけど「俺が演じた後白河法皇が真実だ」、というくらいリアリティーをもって演じたい。三谷さん流のアイデアと独特のユーモアセンス、歴史観、人生観が相まった脚本になってくると思います。役者としてフィールドを広げ、堂々と受けて立ちたい。
三浦義澄(みうら・よしずみ) 演:佐藤B作
『13人』の一人。三浦党の惣領
「目出度いのう、目出度いのう!」
佐藤B作のコメント
13人のメンバーに入っている役ということで、とてもうれしいし緊張します。ただ、三谷くんから商店街のオヤジのように演じてくださいというアドバイスをいただきましたので、楽しんで演じられそうでワクワクしています!!!
木曽義仲(きそ・よしなか) 演:青木崇高
源氏の棟梁の座を争う頼朝のライバル
青木崇高のコメント
芥川龍之介は木曾義仲の、その男らしい人生に惚れ込み、『木曾義仲論』まで書いていたそうです。
松尾芭蕉は自身の墓を木曾義仲の墓の隣に建てるよう遺言を遺すほど彼を敬愛していたそうです。
「木曾義仲」とはとても魅力的な人物であったようです。牛に松明をつけて平家を襲撃した、という知識しかなかった私は自分がとても恥ずかしくなりました。
三谷幸喜さんが描く木曾義仲を生きること、そしてこの「鎌倉殿の13人」に参加できることは大きな喜びです。どうぞよろしくお願いいたします。
作・三谷幸喜のコメント
新しい大河ドラマを作ろうと、『こんなタイトル、今まで絶対になかった』というものにしたいと思い、試行錯誤を重ねて、最終的にこの『鎌倉殿の13人』というタイトルに決まりました。
『鎌倉殿』とは、鎌倉幕府の将軍のことです。頼朝が死んだあと、2代目の将軍・頼家という若者がおりまして、この頼家が2代目ということもあって、『おやじを超えるぞ!』と力が入りすぎて暴走してしまう。それを止めるために、13人の家臣たちが集まって、これからは合議制で全てを進めよう、と取り決めます。これが、日本の歴史上、初めて合議制で政治が動いたという瞬間で、まさに僕好みの設定です。今はまだ、この13人の名前をご存じの方はおそらくほとんどいないでしょうが、このドラマが2022年にオンエアされて、その年の暮れぐらいになると、もう日本中の皆さんが13人全員の名前を言えるようになると確信しております。
この13人が勢力争いの中で次々と脱落していくなか、最後に残ったのが「北条義時」です。いちばん若かった彼が、最終的に鎌倉幕府を引っ張っていく最高権力者になる。そこまでを、今回のドラマで描いていきたいと思っています。
この時代は本当におもしろい。おもしろいドラマ、おもしろい物語の要素が全部詰め込まれている時代です。僕の頭では想像もつかないようなドラマが、この鎌倉時代に実際に展開していて、それを大河ドラマとして手掛けられるのは、本当に脚本家冥利みょうりに尽きると思っております。
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