日本テレビで放送されているアニメ「それいけ!アンパンマン」の最新話や映画のあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信の無料視聴方法、再放送などについて紹介したいと思います。
気になる番組は何回も見たいし、TVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)、加入者の多いHulu(フールー)やNetflix(ネットフリックス)など、どういったサービスで観れるんだろう?って気になりますよね?
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目次
「それいけ!アンパンマン」以外にHuluで見れる動画
それではここからは、Huluで見れる動画の一部をご紹介したいと思います。
Huluで見れるドラマは下記になります。
・未満警察ミッドナイトランナー
・極主夫道
・ギルティ
・逃げるは恥だが役に立つ
・バベル九朔
・ハケンの品格
・35歳の少女
・おっさんずラブ
・この男は人生最大の過ちです
・トリック
・中学聖日記
・白夜行
・おじさんはカワイイものがお好き。
・カルテット
・Nのために
・MOZU
・きのう何食べた?
・凪のお暇
・あなたの番です
・シロでもクロでもない世界でパンダは笑う
・親バカ青春白書
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更にアニメは下記の通りになります。
・鬼滅の刃
・ハイキュー
・呪術廻戦
・犬夜叉
・TIGER&BUNNY
・おそ松さん
・ひぐらしのなく頃に
・NARUTO
・BORUTO
・僕のヒーローアカデミア
・銀魂
・無限の住人
・弱虫ペダル
・炎炎ノ消防隊
・Re:ゼロ
・ホイッスル!
・バケモノの子
・ピアノの森
・君に届け
・境界のRINNE
・蟲師
・進撃の巨人
・ワンパンマン
・幽遊白書
・金田一少年の事件簿
・ぼくらの
・ゆるキャン△
・涼宮ハルヒの憂鬱
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アニメ「それいけ!アンパンマン」ニガウリマンとピーマントリオ・他
「ニガウリマンとピーマントリオ」
「コキンちゃんとはにわくん」
「それいけ!アンパンマン」の出演者
【声の出演】
アンパンマン…戸田恵子
ばいきんまん…中尾隆聖
ジャムおじさん/チーズ…山寺宏一
バタコさん…佐久間レイ
ドキンちゃん…冨永みーな
アニメ「それいけ!アンパンマン」
ある日、パン作りの名人・ジャムおじさんがパンを焼いていると、空から流れ星がとんできて、かまどに落ちました。このいのちの星がパンにやどり、正義の味方・アンパンマンが誕生しました。困っている人がいればどこへでも飛んで行き、おなかがすいて泣いている人には、自分の顔をちぎって分けてあげるアンパンマン。そんなアンパンマンをたおすため、ばいきんまんが、バイキンせいからやってきました…。
「それいけ!アンパンマン」の出演者
【声の出演】
アンパンマン…戸田恵子
ばいきんまん…中尾隆聖
ジャムおじさん/チーズ…山寺宏一
バタコさん…佐久間レイ
ドキンちゃん…冨永みーな
「それいけ!アンパンマン」について
「それいけ!アンパンマン」は、やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたテレビアニメ。
以下に挙げる放送日時は、特記しない限り関東地区のデータである。
1988年(昭和63年)10月3日に日本テレビで放送開始。企画した山崎敬之によると日本テレビサイドが提示した条件をやなせが拒否し続けたために放送開始が2年近くも遅れたという。当初はテレビ業界的にかなり不安視されており、上述の件でスポンサーに内定していた山崎製パンが放送直前に降板したため急遽他の玩具会社などが提供することとなったりネット局も日本テレビなど数局のみで2クール(半年)・全24話で終了する予定だったなどと逆境を余儀なくされるが、1989年(平成元年)4月3日からは予想以上の人気を受けるため放送期間の延長が決まった。そして現在に至るまで30年以上にわたって放映され続ける長寿番組として定着し、2009年(平成21年)8月29日放送分でレギュラー放送1000回を達成。2018年(平成30年)10月で放映開始30周年を迎えた。
また、日本で現在放送されているテレビアニメでも『サザエさん』(フジテレビ系、1969年開始)と『ルパン三世』シリーズ(日本テレビ系、1971年開始。定期的な放送は一部の時期のみで、金曜ロードショーのテレビスペシャルなど年1回ペースでの新作放送)と、『ドラえもん』(テレビ朝日系、1979年開始。2005年にリニューアル)に次いで4番目、30分のレギュラー放送および話数では3番目に長い作品である。
延長後の1989年4月からはネット局が本格的に拡大され、1990年4月に開局したテレビ金沢が石川県での放送を開始したことで、日本テレビ系列局の無い佐賀県を除く全ての都道府県で放送されるようになったが、ネットワークセールス化には至っておらず、もっとも長い期間ローカルセールスで放送されているテレビアニメでもある。
関東地区では月曜日、1996年以降から金曜日(2016年度より午前11時台前半)に放送されており、「アンパンマンとクリスマスの谷」で最高視聴率 15.4%(1989年12月25日(月曜日)放送)を記録。視聴率は1988年から2000年9月までは12% – 6%の6桁を保っていた(1996年に月曜5時台から金曜5時台へ移動)。しかし、2000年10月から金曜4時台に移動した2000年10月 – 2007年には6% – 5%の1%低くなり、さらに2008年以降は放送開始以来初の4%以下、夕方時代末期以降は2%以下と低くなっている。アニメ番組としては低い水準にあるが(過去にはクリスマススペシャルで5% – 6%を超えることもあったが、現在はクリスマススペシャルでも2% – 3%しか超えていない)、関連商品の売れ行きが好調のため、放送は長期化している。
2010年4月2日の第1029話『クリームパンダとホッチンワニ』『ダテマキマンとおことちゃん』からはハイビジョン制作に移行した。
2013年10月に原作者のやなせが逝去し、日本テレビプロデューサーの中谷敏夫は当時「先生がアイディアを提案して、それをスタッフが実際にアニメとしての形を作っていく製作工程だった。お亡くなりになり、その現状のままでのアニメ製作ができなくなった」として今後の放送は白紙状態であるとコメントした。翌2014年、やなせを偲ぶファンセレモニー「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!!」の場において関係者各位が「アニメは継続される」と発言、シリーズ終了の事態は回避された。
なお、やなせは生前、放送1000回を迎える時期に受けた新聞取材で「俺が死んでも(このアニメは)終わりません。誰かが続けるでしょう。永遠に」と言及しており、自分以外の手によって制作が続けられることを容認している。
2016年6月30日、フレーベル館、トムス・エンタテインメント、日本テレビの3社は、番組放送開始日である10月3日を「アンパンマンの日」と制定した。番組内ではこれを記念した特別オープニング映像が期間限定で放送された他、汐留・日本テレビ本社社屋では10月3日から10月10日まで関連イベント「それいけ!アンパンマンフェスティバル」が開催された。
2017年1月から6月までは日本テレビの深夜アニメ枠が消滅状態となったため、本作が唯一の日本テレビ製作の30分尺アニメとなっていた。また、日本テレビ製作の新作テレビアニメとしては2019年4月から6月と2020年4月から12月においても本作のみの放送となっている。
2020年3月24日に1500回目の収録を迎えるも、3月末の収録(第1501回)をもって2019新型コロナウイルスの影響を受けて4月以降のアフレコ作業が中止となったため、5月8日から再放送となった。その後、6月末からアフレコ作業を再開し、8月から新作の放送を再開した。
フォーマット
毎回1週間の放送につき前半と後半に分けて2つのエピソードを組むのが基本であり、かつては不定期で1話構成のエピソードも放送されていたが年々放送回数が減少し、2008年以降は毎年10月第1週のみの放送に限られている。サブタイトルもパターン化されており、大半は「〇〇(キャラクター)と〇〇(キャラクター、もしくはその話でメインとなる場所)」(「アンパンマンと〇〇」は新キャラクター登場回に使用されるときが多い)となっているが、例外も多くある。
1993年10月11日からはステレオ放送(全ネット局)、1996年4月1日(第373回)からは字幕放送(一部のネット局のみ)を開始。字幕放送では、主な視聴者層である幼児に合わせ、全ての文章がひらがなとカタカナで表記されている(長音は波ダッシュ「〜」で表記)。字幕はアンパンマンのセリフが黄色、ばいきんまんのセリフが緑、主役を務めるキャラクターのうちの一人のセリフが水色、その他のキャラクターのセリフが白で表示される。
番組放送開始当初の作画方式は、セル画によるフィルム撮影で放送されたが、2000年(平成12年)11月10日放送分(第588回)より本編とオープニングアニメーションの作画方式をデジタルアニメーション制作に移行した。その一方で、当初一部のエンディングとアイキャッチ、サブタイトルのアニメーションは、セル画の映像のまま継続して放送されていた。
2008年4月4日放送分(第933回)からは解説放送も開始した(キッズステーションおよびBS日テレを除く全ネット局)。詳細は後述。
地上デジタルテレビ放送が全国に広がって以降も画面比4:3における標準画質による制作が続いていたが、ハイビジョン放送の開始は他作品より遅く、2010年4月2日放送分(第1029回)よりようやくハイビジョン放送に対応した(アナログ放送では画面比16:9のレターボックス放送)。ハイビジョン化に伴い、各コーナーのアニメーションが全て刷新され、全編デジタル制作となった。2011年7月22日の劇場版『ブラックノーズと魔法の歌』(後編)の放送を最後に、アナログでの放送は終了した。
提供バックではBGMに『勇気の花がひらくとき』やキャラクターソングが使われ、バックのアニメーションも歌っているキャラクター毎に異なるものが数種類使われていたが、2010年4月のハイビジョン化後は、『アンパンマンのマーチ』のアレンジ版に変更され、アニメーションもアンパンマンとばいきんまんが草原の上で寝そべっているものに変更された。
次回予告はアンパンマンによるナレーションで行われる。BGMは『アンパンマンのマーチ』のインストゥルメンタル。一週二話の場合、内容はAパートのみしか予告されないが稀にBパートの内容が紹介されることもある。予告内容の最後は「ところが(そこへ)、ばいきんまんが現れて大変なことに!」と締め括られることが多い。新キャラクターが登場する際は「今度、僕たちの新しい仲間が登場するよ」などと前置きされる。なお、キッズステーションを除いて予告時には字幕放送は表示されない。
ブルーバックで次回のサブタイトルを表示後、ジャムおじさんとバタコさんによる「それ!いけ!アンパンマーン!」の掛け声と共にアンパンマンと大勢のキャラクターが登場するアニメーションで締め括られる。
劇場版公開日直前の場合は、劇場版の宣伝が行われ(ゲスト声優が顔出しで出演し告知する)、次回予告はサブタイトル表示のみに短縮される。BGMは『アンパンマンのマーチ』。
クリスマスSPの場合は、視聴者へのプレゼント(その年に公開された劇場版のDVDやCDなど)の告知が行われるため、同様に次回予告はサブタイトルのみとなり、BGMは『ジンジンジン』などクリスマス関連の楽曲に差し替えられる。
また、キャラクターのイラストを募集しており、オープニングテーマの前と次回予告(および提供バック)の後にそれぞれ一枚ずつ紹介するコーナーを設けている。イラストコーナーでは、毎回アンパンマンによる「みんなの似顔絵で、元気100倍アンパンマン!」(OP前)、「みんな、似顔絵ありがとう。また見てね!」(次回予告後)の声が入る。2000年頃には、「アンパンマンミレニアムメッセージ」と題し、視聴者からの応援メッセージ(ビデオレター)が紹介されていた。
青年向け読物
アンパンマンとその作品としての『アンパンマン』は、PHP研究所が発行する青年向け雑誌『PHP』の通巻第257号に当たる、『こどものえほん』の1969年10月号(同年〈昭和44年〉10月1日刊行)に掲載された青年向け読物、やなせたかし(えと文)「アンパンマン」という形で初出した。
この時期、やなせが『こどものえほん』のために執筆した読物は連載12本の短編で、「アンパンマン」はその6本目の作品であった。
これら12篇は、株式会社山梨シルクセンター(※3年後、株式会社サンリオへ社名変更)より単行本『十二の真珠』名義で1970年(昭和45年)に刊行された。
空腹に喘ぐ人の所へ駆け付けて自らの大事な持ち物であるパンを差し出して食べるよう勧めるという、のちのアンパンマンに通じる物語の骨子が、この作品のおいて早くも整えられている。
絵本・漫画・アニメなど、のちに描かれるアンパンマンとの大きな違いと言えば、第一に主人公のアンパンマンが普通の人間のおじさんであること、そして、パンが自分の体ではなく、まだ所持品でしかなかった点である。
絵本
1973年(昭和48年)、先述した普通のおじさんのアンパンマンを発展させた架空のキャラクターとしてのアンパンマンが登場する。
それは、フレーベル館の 4、5歳児向け月刊物語絵本「キンダーおはなしえほん」シリーズの1作品として1973年10月号に、やなせたかし『あんぱんまん』という形で刊行された。
同書は、やなせが初めて手掛けた幼児向け絵本であった。
ここでのアンパンマンは、あんパンを持ち歩いたりするのではなく、自身の頭部が食べられるあんパンでできており、また、空を飛べる存在に変わっていた。
当然、デザインも変更されており、長身に丸顔のおじさんであったのが、長身なのはほぼそのままで頭部があんパンに置き換わっていた。
また、「アンパンマン」の表記が平仮名に変更された。
1975年(昭和50年)、絵本の続編が『それいけ!アンパンマン』と名を改めて刊行された。
青年であった初出から幼児へと対象年齢が変わったことから、主人公名の表記を平仮名に変えていたのであるが、やはり違和感が拭えなかったため、片仮名に戻した。
絵本のアンパンマンは当初、貧困に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部、批評家、幼稚園教諭などから酷評された。
しかし、予想に反して次第に子供たちの間で人気を集め、幼稚園や保育園などからの注文が殺到するようになった。
読者の中心である子供たち(2、3歳児)に合わせ、アンパンマンの体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていった。
そして絵本がシリーズを重ねていくに伴い、アンパンマンの仲間や敵役のキャラクターが増えていった。
登場人物のうち、ばいきんまん・ドキンちゃん・しょくぱんまんは『風と共に去りぬ』にならっている。
ドキンちゃんはスカーレット・オハラを、ばいきんまんはレット・バトラーを、しょくぱんまんはアシュリーを下敷きにしているとのこと。
ただし、ドキンちゃんがしょくぱんまんを一方的に恋い慕う点は、原典とは異なっている。
アニメ
映像としては、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』第1話「アンパンマン誕生」、1988年(昭和63年)10月3日放映回(関東エリア)にて初登場した。
日本では子供たちに絶大なる人気を博する国民的キャラクターの一つであり、絵本と共に『それいけ!アンパンマン』のタイトルでテレビアニメ化されているほか、演劇を主とする舞台エンターテインメント、アニメーション映画、漫画、ゲームなど、様々な分野におけるメディアミックス作品が数多く生み出されている。
また、博物館(美術館)とテーマパーク(※同セクション内でも後述)も展開している。
関連商品の総売上高は2010年(平成22年)時点で1兆1000億円に及び、この総売上高を超えるのは日本では海外での売上高も大きいポケットモンスターとハローキティぐらいしかない。
2011年(平成23年)には商業的価値をランク付けするキャラビズ情報(株式会社キャラクター・データバンク調べ)の「(日本における)キャラクターランキング100」で第1位となった。
ポケットモンスター、ミッキーマウス、ハローキティがこれに続く。
2018年(平成30年)時点で、絵本作品の発行部数(トーハン調べ)は2002年(平成14年)初版『アンパンマンをさがせ!ミニ』が114万部、1981年(昭和56年)初版『アンパンマンのサンタクロース』が106万部、1999年(平成11年)初版『アンパンマンのあいうえおずかん アンパンマンのたべものあいうえお』が98万部、2007年(平成19年)初版『アンパンマンはじめまして ぼく、アンパンマン!』が97万部を記録している。
全国5か所に点在する関連施設「アンパンマンこどもミュージアム」は、有料エリア来場者だけでも全施設で年間約350万人の集客力がある。
アンパンマンと正義
ヒーローとしてのアンパンマンが誕生した背景には、やなせの従軍経験がある。
第二次世界大戦中はプロパガンダ製作に関わっていたこともあり、特に戦いのなかで「正義」というものがいかに信用しがたいものかを痛感した。
しかし、これまでのヒーローは派手な格好をし、強い力・武器・必殺技を持ちながら「正義」を口にし、悪者や暴れる怪獣を徹底的にやっつけることが主であり、飢えや空腹に苦しむ者を救わなかった。
また、戦いによって汚染や破壊された自然や建物に対しての後始末や謝罪がみられなかった。
戦中・戦後における深刻な食糧事情もあり、当時からやなせは「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。
50代で『アンパンマン』が大ヒットする以前のやなせは売れない作家であり、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」と思っていたという。
こういった事情が「困っている人に食べ物を届ける、立場や国が変わっても決して逆転しない正義のヒーロー」という着想に繋がった。
アンパンマンと「正義」というテーマについて、やなせは端的に「『正義の味方』であれば、まず、食べさせること。飢えを助ける。」と述べている。
また、別のインタビューでも、やはり「究極の正義とはひもじいものに食べ物を与えることである」。
かつて、たびたび起こった「顔を食べさせることは残酷だ」という批判にも、「あんパンだから大丈夫です」と冗談めかして反論していた。
空腹の者に顔の一部を与えることで力が半減すると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。
かつ、それでありながら、たとえどんな敵が相手でも恐れない。
弱点も多く、雨に濡れてもすぐに弱まってしまう。
これらの点について「本当のの正義というものは、決して格好のいいものではないし、そしてそのために必ず自分も深く傷つくものです」と、自身が絵本の後書で語っている。
また、悪を徹底的に排除することはしない。
例として、悪さをするばいきんまんに対して基本的にいきなり攻撃せず、「やめるんだ」とまず説得を試みる、アンパンチなどでばいきんまんを追い払うことができればそれ以上の追撃はしない、仮にばいきんまんと出遭ってもばいきんまんが悪さをしていないのであれば敵視するようなことは一切なく、それどころかもしばいきんまんが困っているのであれば手助けすることすら厭わない、などが挙げられる。
そして、アンパンマンは食べられることはあっても、食べることはない。
それは単純に(カレーパンマンやしょくぱんまんとは異なり、)アンパンマンが食事をする場面が一度も描かれないことにも現れている。
「飲食」が大きなテーマとなった世界で、本来の「食べる」と「食べられる」の食物連鎖的な循環を裁ち切り、自らを食べ物としてのみ差し出す自己犠牲こそがアンパンマンのヒーロー性を支えているのである。
やなせは、『朝日新聞』2008年(平成20年)8月31日版の「たいせつな本」というコーナーで、影響を受けた作品としてメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を挙げ、「科学的に生命を創造するというテーマのこの19世紀初頭にかかれた傑作の影響を強くうけて僕はアンパンマンを創作した」と述べている。
「それいけ!アンパンマン」声優・山寺宏一の超絶無双ぶり
彼の本当の声を知っているものはひとりもいない……そんな伝説がまことしやかに語られる日本声優界の宝、山寺宏一さん。1985年のOVA作品『メガゾーン23』のデビュー以降、国民的アニメの主役はもちろん、エディ・マーフィやジム・キャリーといった洋画の吹き替え、そしてある世代からはテレビ東京『おはスタ』のメインMCとして、さらには俳優業やタレント業もこなす、八面六臂の活躍をし続けてています。その評価はアニメファンだけにとどまらず、2017年にはプロが選んだ『声優総選挙』でも堂々1位を獲得しており、その影響力は計り知れません。家族の声よりも聞いているなんて人も少なからずいらっしゃるでしょう。
山寺さんの「声優」としての魅力はなんといっても声の変域。ディズニーのスティッチやドナルドダックなどかなり癖の強い声質のキャラから、『カウボーイビバップ』の主人公スパイク・スピーゲルといった究極のイケボキャラまでまさに変幻自在。そのため
ひとつの作品で複数の役を演じ分けることは日常茶飯事のようで、『ヤッターマン』では「ヤッターワン」をはじめとする実に16役ものキャラクターを一手に引き受け、エンドロールでは山寺宏一無双状態になり、話題を集めました。
さらにさらに……ショートアニメ『彼岸島X』ではまさかの前人未到のひとり50役!主要キャラはもちろん吸血鬼1、吸血鬼2、吸血鬼3……とこれら全てが「山寺宏一」クレジット。ほかにも「蚊」「焚き火」の音までも山寺さんが担当。同作は毎回、ひとりの声優が全役担当というコンセプトではありますが、「焚き火」といった無生物(SE)まで担当。山寺さんだからこそなせる神業でしょう。
さて、そんな山寺宏一さんの名演、怪演を堪能するにうってつけの作品こそ、国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』に違いありません。ひとたび、チャンネルを合わせればそこはもう山寺無双の会場なのです。
『アンパンマン』では山寺さんはゲストキャラを含め、数えきれぬほどのキャラを演じてきました。カバオくん、かまめしどん、そしてチーズといったレギュラーキャラだけでもすでに3役をこなしています。チーズも山寺さんであると知った時の衝撃ったらありませんでした。さらに、2019年にジャムおじさん役を30年にわたって演じてこられた故・増岡弘さんがご卒業。その後任に指名されたのまさかの山寺さんだったのです。この大抜擢にはネットでも「チーズとジャムおじさんが同じ声優になる」と大騒ぎ。山寺さんは「少しでも増岡さんのジャムおじさんに近づけるよう、精一杯つとめさせて頂きます」というコメントを発表しました。
こうしてパン工場のメンツのうち2名が山寺さんという座組みとなった『アンパンマン』でしたが、ついに2021年2月、山寺さんご本人が「さすがに3役同時はムリ」と音をあげる事態が発生。なんとその時の台本にはチーズ、ジャムおじさん、かまめしどんが同時に「いただきまーす!」と話すシーンが存在していました。無論、同時に3役の声を出すわけではないのですが、いかに『アンパンマン』が山寺さんの声で支えられているかがわかる珍事件でした。もしカバオくんが居合わせていたら……それはもうスタッフが遊んでいるとしか思えない事態です。
「焚き火」の音すら担当する山寺さんです。耳をすまして聴こえる風の音、本当に風ですか? 山寺さんの声だったり、しませんか?
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