【私たちはどうかしている】8巻9巻ネタバレ!第二章の幕開け

ドラマ化が予定されている漫画「私たちはどうかしている」の8巻と9巻のネタバレや感想を紹介していきたいと思います。

8巻には37話、38話、39話、40話、41話、9巻には42話、43話、44話、45話が収録されています。

この8巻と9巻では、第二章がスタートします。

光月庵の火事から10ヵ月。

意識不明の重体だった椿もようやく回復し、行方がわからない七桜を探し回るが、一向に見つからず焦燥感だけが増していきます。

そんな椿のもとに足繁く通ってくる長谷屋の栞は、ある決意を胸に秘めていた・・・。

それでは8巻と9巻について紹介していきたいと思います。



「私たちはどうかしている」のネタバレ一覧

ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレなどを項目ごとに用意しました!

気になる箇所をクリックしてみてくださいませ!

・ドラマのキャスト、全話のネタバレはこちら

・8巻のネタバレはこちら

・9巻のネタバレはこちら

・続きの10巻のネタバレはこちら

・七桜の母殺しの犯人が明らかに?衝撃の話はこちら

「私たちはどうかしている」8巻37話のネタバレ

あの火事のあと、椿は10日間意識が戻らなかった。

目が覚めた時にはもう七桜は居ない。

それから10ヵ月後・・・。

光月庵では和菓子作り教室を開いていた。

光月庵というのは、もちろん椿直々に教えてもらえるとあり、女性には大好評。

しかし女将は

「くだらない」

と和菓子教室を否定する。

「店の品位が落ちるようなことして恥ずかしい。当主がやることじゃないでしょう。」

と言っている。

また、女将は椿がいつまでも七桜のことを捜しているのも気に入らない。

椿が県内の和菓子屋に心当たりがないか聞きまわっていることは知っている。

「今さら見つけてどうするの?あなたはあの子より店を継ぐことを選んだのに。」

「それより向き合うべき人が他にいるでしょう。」

椿自身にも解からなかった。

この気持ちは愛情なのか、憎しみなのか・・・。

七桜に会いたいのか、会いたくないのか・・・。

七桜が消えたあの日からずっと矛盾を抱えている。

ある大雨の日、

「この雨じゃ今日の教室は誰も来ないな」

と椿が思っていると、びしょ濡れの栞がやってくる。

和菓子作りにすっかりハマってしまった栞にとって、この時間は唯一の楽しみだった。

雨の影響で他の生徒はみんなキャンセルとなり、今日は椿と2人きり。

「結納は明後日でしたよね。」

「本当に良かったです。予定通りに話が進んで。」

あの火事の日、椿を庇ったせいで栞は頬に目立つ傷を作ってしまった。

椿はそれをずっと気にかけていた・・・。

今日は牡丹の和菓子を作る日。

ずいぶんと赤く色づけしている栞。

着物もいつも赤なので椿は

「赤が好きなんですか?」

と栞に聞く。

「はい、子供のころから。気分があがるし目立つから・・・。」

栞には美人で愛嬌があって、どこに行っても目を引く存在の姉が2人いる。

それに比べ地味な栞は、いつもみんなに「いたの?」と言われるほどだった。

だから赤い色を身につければ、きっと自分のことも見てもらえると思っていた。

「父にお前には似合わないからやめろって言われます。ほんとそう思いますよね。」

椿は自分の小さい頃を思い出す。

「“そう思う”なんてどうして決めつけるんですか。オレの気持ちなのに。」

椿は栞の作った御菓子を漆黒のお皿の上に盛りつける。

「確かにこの皿によく合う色だ。俺はけっこう好きです。」

椿の言葉が嬉しくて頬を赤らめる栞。

“わかってる。一度人生をこの人に狂わされた”

“今度はちゃんと幸せにならなくちゃ”

“私を愛してくれる人と・・・”

いよいよ今日は栞の結納の日。

婚約者は栞の淡い色の着物を見て

「よく似合っています」

と褒めてくれるけど、栞は素直に喜べない・・・。

皆の声が遠くに聞こえ、思い浮かぶのは椿の顔。

「よろしくお願いします」

そう言えば父も母も安心して幸せになれる。

なのに栞は・・・・。

「すいません。私結婚できません。」

「どうしても欲しいものがあるんです。」

「私たちはどうかしている」8巻38話のネタバレ

結婚が破談となり栞の父親は大激怒。

栞の頬をぶって

「今からでも遅くない」

と栞の話も聞かず縁談に持ち込もうとする。

姉と比べられ、なんでも我慢をして笑ってきた栞。

だけど今回ばかりは親に反抗する。

「“なんの取り柄もないからお前は早く嫁に行くのがいい”お父さんの言葉ずっと疑わずに信じてきました。」

「でも私牡丹は赤にしたいんです。私を自由にしてください。」

父親は栞を勘当し、家から追い出す。

栞が家を出ていくとき、姉たちがあるものを手渡してくれた。

「あなたへのお守りよ。」

「覚えておいて栞、この家の血があなたに流れている事は変わらない。」

「誇りを踏みにじられることは許されないから。」

栞がこうなった原因は、椿だと気づく父親は、すぐに光月庵に怒鳴りこみに行く。

結婚の話は順調に進んでいると聞いていた椿は、事情を聞いて驚きを隠せない。

実は、最初の椿との結婚も父は反対をしていた。

和菓子屋の嫁なんて、苦労するのは目に見えているからだ。

しかし栞が

「どうしても受けたい」

というので父は渋々認めたのだった。

なのに椿は大事な式で栞に恥をかかせ、さらに顔に傷まで・・・。

父親は椿の顔を殴り

「栞に言っておけ!長谷屋の名を名乗ることは一生許さんと!」

と言い去っていった。

その話を聞き、一昨日の夜を思い出す女将。

「やっぱりあれは栞さんだったのかしら。」

「浅野川の川べりをスーツケース片手に歩いていて一昨日の夜、似た人を見かけたのよ。」

長谷屋を追い出された栞は、住み込みで雇ってくれるお店を探し回っていた。

夜は毛布に包まり、屋根のない場所で休む栞。

そんな状況でも栞は椿に貰った教室用の菓子帳を嬉しそうに眺めていた。

栞が眠りについた頃、栞のスーツケースを荒らす泥棒が現れた。

大事な菓子帳を奪われてなるものかと、栞は必死に奪い返そうとする。

男が掴んで離さない栞に手をあげようとしたその時、栞を探しにきた椿が助けてくれたのだった。

「その菓子帳、俺が教室用に作って渡したものですよね。どうしてそんなもの・・・。」

栞が椿のことを好きになったのは、結婚が決まるより前の、絵付けの展示会だった。

誰も栞の作品を気に留めない中、椿だけは栞の作品に興味を持ったのだ。

「この“椿”どうして葉がないんですか。」

「これじゃ“落ちた椿”ですよ。」

椿の花は“ぽとり”と落ちるので“首が落ちる”を連想させて、縁起が悪いと言われている。

「それは椿があまりにも美しいから偉い人が独り占めしたくて悪い噂を流したって説もあって・・・。」

「私はその方が好きで。だってやっぱり綺麗ですし。」

理由を聞いた椿は

「おもしろいな」

と笑い、気に入って購入してくれたのだ。

その時のことを思い出す栞。

「お願いです。私を光月庵で雇って下さい。」

「自分の事もう諦めたくないんです。」

菓子帳を持つ手が震えている栞。

「素質がないと思ったらすぐ追い出します。」

そうして椿は栞を光月庵のスタッフとして雇うことを決めるのだった。

“茨の道でもかまわない。この人の側にいたい”

“そのためには秘密を隠し続ける”

「私たちはどうかしている」8巻39話のネタバレ

あの火事から光月庵は3回目の秋を迎えていた。

最初の頃は

「いらっしゃいませ」

という掛け声もたどたどしかった栞が、今では栞目当てのお客さんがいるほど店の看板になっていた。

栞は光月庵で働くのが楽しくて、今までこんな世界があるなんて知らなかった・・・と毎日が夢のよう。

それに近くには椿もいる。

一方、椿は店のお菓子をあまり作らなくなっていた。

五月雨亭の選定会に出すお菓子も、自分では作らず厨房の山口さんに任せていた。

ある日、栞は女将に呼び出される。

女将はボロボロの栞の爪を見て、丁寧にケアをしてくれた。

「私の夢なの。お嫁さんにこうしてあげるの。」

女将にとって栞が嫁に来てくれると都合が良いのだ。

女将は、栞の首元に香りのするクリームを塗り、栞の気持ちを煽る。

「どう?男を虜にする妖艶な香り。」

「ときには自分から攻めなくちゃ。栞さんはとても魅力的よ。」

その後、栞は偶然眠っている椿を発見する。

“椿さんの爪の方がよっぽどボロボロ”

“いつも凛としてる姿しか見せないのに最近ずっと忙しそうだから・・・”

ハッと椿が目を覚ますと、栞が隣で着物のほつれを直してくれていた。

「すみません勝手に。」

「早く直してあげれば長く着られますから。」

「椿さんの着物どれも素敵ですし。」

“は~、やっぱり自分からなんて、ムリムリ!”

特に会話をすることもないが、椿は起きた後もその場で一緒にいてくれた。

夜風にあたりながら、七桜のことを思い出す椿。

“もう3年も経つのか・・・七桜はどうしてるんだろうか”

今の七桜を思い浮かべると、いつも同じ情景が浮かんでくる。

雑踏とは無縁の静かな街。

そこにたたずむ小さな和菓子屋。

そこで毎日和菓子を作っている・・・。

毎日楽しそうに・・・。

“幸せにやってるんだろう、こんな小さな世界のことは全部忘れて”

“3年、過去にするのに充分な時間だ”

翌日、椿は栞をデートに誘う。

「今度新しい着物を選んでもらえませんか。」

「たまには一緒に出掛けませんか。」

椿に誘われ浮かれる栞。

そんなお使いの帰り道、栞は七桜に偶然再会する。

思わず手を掴み引き留めてしまった栞。

“どうして私はこの手を掴んでしまったの”

“だってこの人はこの世で一番会いたくない人・・・”

その頃、椿の元に“火事の真相”を探る記者が訪ねてきた。

それとあわせて“18年前の事件”も調べているとのことだった・・・。。

「私たちはどうかしている」8巻40話のネタバレ

3年ぶりに見る七桜の雰囲気はずいぶんと変わっていた。

七桜は今まで、和菓子の世界を広げるために東京のお店で修行をさせてもらっていた。

3ヵ月前にようやく自分の店を持てるようになり、金沢に戻ってきたのだ。

自分のことを話した後、今度は七桜が栞に今どうしているのかを聞く。

気まずそうに、光月庵で働かせて貰っていることを話す栞。

七桜は意外にも

「栞さんが看板娘ならお客さんも喜びそう」

と笑顔で言ってくれた。

七桜の態度が腑に落ちない栞。

“どうして?七桜さんはどうして笑顔でいられるの?”

“椿さんのことももうなんとも思ってないような・・・”

“2人に何があったのか詳しくは知らない、でも・・・。”

七桜のお店が市内ということは光月庵からも近い距離。

「き、気にならないんですか?お客様の奪い合いとか・・・。」

七桜は少し間をおいて

「ならないですよ」

と答える。

「今のお菓子、椿さんはほとんど作ってないですよね。」

「作れるのに作らない。」

「店の名前にあぐらをかいてお客様を甘く見てる。」

「そんな店に負ける気しないから。」

七桜の言葉にカッとなる栞。

「そんなことないです。」

「光月庵は立派な、誇れるお店です。」

気丈に振る舞っていた七桜だが、動揺していないわけではなかった。

しかし、決して涙は見せない。

夢を叶えるまでは・・・。

3日後、栞は椿に七桜と会ったことを伝えるかどうか悩んでいた。

言ってしまったら、全部がなくなってしまいそうで、怖いから。

その時、椿が五月雨亭の選定会の結果をもって帰ってきた。

茶屋ができて60年、ずっと光月庵のお菓子に決まっていたのに、今回決まったのは“花がすみ”というお店だった。

女将は顔を真っ青にして焦っている。

でもまだ五月雨亭主催新春園遊会のお菓子は決まっていない。

来週の選定会には、椿が作ることになっている。

その頃、花がすみにも新春園遊会の連絡があった。

七桜は椿が作ると知り不敵な笑みを浮かべるのだった・・・。

「私たちはどうかしている」8巻41話のネタバレ

選定会の今回のテーマは「月」。

七桜は寝る間も惜しんでその日に出すお菓子を作り続ける。

園遊会の選定会は、七桜にとって大きなチャンスだった。

七桜は光月庵を乗っ取って、自分の物にするつもりなのだ。

「ママの残したお菓子を光月庵から出す。」

「あの日そう決めたの。」

「今度こそ誰にも邪魔させない。」

一方、椿も選定会に向けてお菓子作りに励んでいた。

椿が作ったのは「空の鏡」。

秋の澄んだ月を表現したものだった。

確かにとても美しいお菓子だが、栞はなにか物足りないと感じていた。

「五月雨亭の銘々皿は白磁のものだったと思います。」

「淡い色の御菓子だと沈んでしまうんじゃないでしょうか。」

栞のアドバイスを受け、椿は考え直すことに。

夜、月を見ながら散歩をしていると、椿にあるアイデアが閃いた。

かつて名月は見あげて、じっと眺めるものではなかった。

昔の人々は月を直視せず、池の水面に映った月を見て楽しんでいた。

椿が作った「空明」の菓子は、2つの月が表現された美しい情景だった。

選定会当日。

それぞれの店から持ち込んだお菓子を、店名を伏せて選定員の方々に食べて貰い、その中で最も投票の多かった店が、新春園遊会のお菓子を作るしきたりとなっていた。

結果を待つ七桜は、五月雨亭の庭で椿を目撃する。

今の七桜には迷いの心はありません。

“光月庵の正式な後継者は私”

“今の光月庵には消えてもらう”

“誰にも邪魔させない”

七桜は堂々と椿の前に姿を見せる。

しかし、椿は目を悪くしており、視界がぼやけて七桜のことが解からなかった・・・。

「私たちはどうかしている」9巻42話のネタバレ

「忘れられると思っていた・・・。」

「ママの残したものも、椿への思いも、雪が解けるように全部・・・。」

光月庵の火事から6カ月後の1月、七桜は白山市のとある和菓子屋で働いていた。

「御菓子処 和沙」

ご夫婦とパート従業員1人だけのこじんまりとした和菓子屋さん。

歴史はあるが、お客さんはほぼ近所の常連さんのみの、のんびりとしたお店。

光月庵から出たばかりの七桜にはすごく安心できる場所だった。

七桜がここで働いているということを知っているのは多喜川だけで、多喜川はよくお菓子を買いに七桜に会いに来ていた。

小さいけどあったかいお店。

その日作ったお菓子をお客さんに食べてもらい、笑顔をもらう。

七桜は小さい頃に思い描いた夢をここでなら叶えられるかもしれない・・・と思っていた。

幸せになりたい、きっとなれる。

そう信じていた。

あの日までは・・・。

ある日、和沙に七桜を訪ねて警察がやってきた。

警察は火事について再検査をしており、七桜を犯人だと疑っていたのだ。

「見たという人がいるんですよ、あの日あなたが大旦那の部屋に入っていくのを。」

七桜はすぐに女将の顔を思い浮かべる。

“あの人だ。ママのときみたいに私のことも・・・”

“きっとまた警察が来る。和沙にはもういられない”

七桜は吹雪の中、店を飛び出し、あてもなく彷徨う。

途中、足首を切ってしまい真っ赤な血が流れる・・・。

七桜は動悸が激しくなり、その場に倒れ込んでしまう。

“忘れたいのにどこまでも追いかけて来る”

“もう疲れた・・・ごめんねママ”

意識が朦朧とする中、助けてくれたのは多喜川だった。

「きみがいなくなったら誰がお母さんのことを思い出すんだ!」

「全部消えてしまうんだよ、優しさも、温かさも。」

「お母さんは二度死ぬことになるんだ七桜ちゃん!」

母の形見にあった手紙は、樹さんから貰ったのものより、母が書いたものの、出せずにいた手紙の方が多かった。

“あの人が光月庵にいるかぎりママは死んでもなお汚され続ける”

この時、七桜はある決意をする。

母が叶えられなかった夢は、自分が本物にすると・・・。

それ以外、もう何も望まないと・・・。

「多喜川さん、力を貸して下さい。いつか必ずお返しします。私に店をください。」

「私たちはどうかしている」9巻43話のネタバレ

選定会の日。

目が見えていない椿に声を掛けようとする七桜が、遠くから椿を呼ぶ栞の声が聞こえ、思わず木の影に隠れた。

椿の視界が良くなった頃、目の前にいたのは栞だった。

栞は選定会のことが気になり、様子を見に来たのだった。

椿は七桜の気配を気にしながらも栞と一緒に店に戻る。

選定会で選ばれたのは、花がすみではなく、光月庵だった。

「ほんとによかった。」

「花がすみ・・・そんなに気にするほどの店じゃなかったか」

選ばれなかった七桜だが、選ばれないことは予想していた。

それに選定会の目的は勝つことではない。

それより七桜は、椿の目の様子が気になっていた。

東京で1人、お菓子を作っていた時、一度だけ光月庵のお菓子を食べたことがある。

ひと口ですぐに椿が作っていないと解り、七桜は絶望した。

「これだったの?あの火事の日私との約束を捨てて椿が守ったものは」

「光月庵を自分のものにしたかっただけ、看板が欲しかっただけ、御菓子を作ることじゃない」

「そんなもののために私は全てを失ったんだ」

「だけど目が悪いから御菓子を作らなくなったのだとしたら・・・。」

揺れる七桜だが

「自分にはもう関係ない」

と言い聞かせるのだった。

椿の目は火事の後遺症により、どんどん悪化していた。

このまま放っておくと、失明の可能性が高く、早めの手術が必要だと医者からは言われた。

しかし、術後数カ月~数年は視界の歪みがとれないと告げられ、思いとどまていた。

1月の園遊会で下手なお菓子をだせば、今度こそ店の信用はなくなってしまう。

「俺が絶対に作る」

「それまでこの目がもってくれるのを祈るしかない」

そんな中、女将が裏で手回ししたおかげで、光月庵が園遊会のお菓子に選ばれたと知る椿。

根回しがなければ「花がすみ」に決まっていたと・・・。

本当なら事実を知った時点で、五月雨亭に本当のことを話し、他の店に園遊会の権利を譲るべき。

しかし、椿は悔しいながらもそうはしなかった。

偶然立ち聞きしてしまった栞に

「幻滅したでしょう」

と話すが、栞は幻滅などしていなかった。

「私、椿さんの歩き方が好きです。」

「歩き方の美しい人にはきっと神様が道を与えて下さってると思うんです。」

「椿さんの選択は正しくないかもしれないけど、間違ってはいないと思います。」

「幻滅なんてしません。絶対に、なにがあっても。」

と栞は言うのだった。

七桜は女将と裏で手を組んでいた議員に偶然を装って近づき、店へと招待する。

一方、椿はどうしても花がすみという店が気になり、1人店へと足を運ぶのだが・・・!?

「私たちはどうかしている」9巻44話のネタバレ

「花がすみ」でついに七桜と再会した椿。

この気持ちは愛なのか憎しみなのか・・・。

「七桜・・・」

その後の言葉は続かなかった。

議員さんが帰った後、椿と七桜は2人きりになるが、七桜は椿を客として扱いシラを切り通す。

そういうわけにはいかないと、椿は季節の上玉をその場で頂くことにする。

出てきたのは“ふくべ”というお菓子だった。

ふくべとは瓢箪の別名で、瓢箪は昔から縁起がよいものと言われていた。

「光月庵も“正しく”実り多き繁栄を迎えますように。」

椿はついに核心に迫る。

「なんなんだ“花がすみ”って。」

「こんな光月庵の近くに店を構えて・・・一体。」

「あの火事の日!どうしてなにも言わず消えたんだ!」

七桜は冷たい目で

「今までのことは全部嘘だった」

と話す。

「だってそうでしょう?」

「ママを殺人者にした人の事好きになるわけない。」

「私は“さくら”なんだよ、椿。」

それに椿だってあの火事の日、七桜との約束より一番大事なものを取りに行っていた。

「あれは私のものだから。」

その時、多喜川が戻ってきた。

「どうしてあなたがここに・・・」

と驚く椿に対し、多喜川は七桜の肩を抱き寄せ牽制する。

「ここは彼女と僕2人の店だから。」

「彼女は僕の大事なパートナーなんだよ。」

「仕事の面でも一人の女性としても。だから彼女を傷つけることは許さない。」

全てを拒絶するような冷えた声に、椿はなにも言えず店を出ていく。

“会わなければ良かった”

“幸せだった思い出だけ残して大事にしまっておけばよかったんだ”

椿は忘れていたのだ。

会えばまた憎しみが生まれることを・・・。

そんな中、全国から観光客が来る有名な温泉街・和倉温泉が「和菓子フェア」をするということで、光月庵が頼まれていた。

しかし実のところ、光月庵と他に「花がすみ」も気にしている様子。

それを聞いた椿は、花がすみと共同でお菓子を作ることを提案する。

“七桜、俺も渡すつもりはない”

“絶対に・・・”

女将は毎回名のあがる「花がすみ」が邪魔で仕方なかった。

そこで、女将は花がすみが利用している小豆の業者に、小豆を卸させないよう裏で手を回す。

週明け、顔合わせも兼ね炉開きの茶会に呼ばれる光月庵と花がすみ。

お茶菓子を花がすみが、締めの千菓子を光月庵が頼まれている。

しかし、そこに七桜はいなかった。

花がすみの店の者が来ていないと知り、ニヤリとする女将。

良質な餡が作れず、引き受けられなかったのだと思ったのだ。

しかし出てきたお茶菓子は、花がすみの亥の子餅だった。

実はだいぶ前に来ていた七桜が、お茶の席には不相応だからと隣の部屋で待っていたのだ。

「私たちはどうかしている」9巻45話のネタバレ

七桜の登場に驚きを隠せない女将。

「どうして隣の部屋に?」

と問う椿に対し、七桜は

「少し不安だったんです。突然業者さんからいつもの小豆を買えなくなってしまって」

と答える。

しかし、女将の小細工など七桜には通用しない。

七桜は餡に干し柿を潰して入れ、ひと工夫し、その小豆に合わせた作り方に変えたのだ。

湯宿こみちの女将の提案で、椿と七桜は週末、実際に旅館に泊まることになった。

旅館の空気や雰囲気を感じて、どんなお菓子にするか考えてもらいたい・・・とのことだった。

週末、すぐ隣の部屋に椿がいると考えると胸がざわつく七桜。

夕食中、椿に

「どんな御菓子を考えてる?」

と聞かれ、七桜はお菓子尽くしの御前を考えていると話すが、椿とは意見が対立してしまう。

椿相手についついムキになってしまう七桜。

それは椿も一緒だった。

「どうしてうちと一緒に仕事を。なんでわざわざ引き受けたの?」

椿は

「さぁ・・・」

としか言わない。

何を考えているかわからず、目が逸らせなくなって椿のペースにのみこまれてしまう七桜。

“やっぱり今回の仕事は引き受けるべきじゃなかったのかもしれない”

“胸のざわつきがどんどん大きくなる”

夜になり、仲居さんに特別露天風呂が女性の入浴時間になったと教えてくれたので、入ることにする七桜。

しかし、温泉はもう30分前から男性の時間になっていたのだ。

そして、そこには椿の姿が・・・。

椿は他の男性客から七桜が見えないよう無言で守ってくれた。

椿の背中を見てついつい頬を赤らめる七桜。

その頃、椿と七桜が一緒にいると知った栞は、女将に

「妊娠してるみたいなんです。椿さんの子供です。」

と言い出し・・・。

※続きの10巻のネタバレはこちらから

【私たちはどうかしている】10巻11巻ネタバレ!光月庵の呪縛と椿の苦悩
 

「私たちはどうかしている」8巻、9巻の感想

【私たちはどうかしている】8巻9巻ネタバレ!第二章の幕開け

今回紹介した8巻と9巻では、栞が動き始めましたね。

栞は1巻の最初、椿とのお見合い?結納?の場を七桜の出現によって壊され、恥をかかされた人物です。

それでも、栞は椿のことを愛していた・・・。

栞もまた、“どうかしている”人なんですね。

しかし、栞はこの物語のキーパーソンの女将程は“どうかしている”人物ではありませんでした。

それはまた、続きの10巻をご覧くださいませ!

 
【続きはこちらから】

【私たちはどうかしている】10巻11巻ネタバレ!光月庵の呪縛と椿の苦悩

 
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